ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ145:うわっ、押し入れから"ポケットカメラ"発掘!

先日、押し入れのなかをあさっていたら、徳川埋蔵金級のお宝を発見!
なんと出てきたのは、"ポケットカメラ"と"ポケットプリンタ"ですよ。"ポケットカメラ"とは、任天堂が1998年に発売したゲームボーイにセットして使用するデジタルカメラ。価格は5500円【税別】。
画像はモノクロで解像度も粗いですけど、対照撮影や分割撮影、タイマー撮影や連続撮影など、さまざまな特殊撮影が楽しめるのが特徴。さらには、撮影した写真に絵を描いたり、パラパラマンガのように写真を編集してアニメーションも作ることができちゃう。そのうえ、撮影した自分の顔を登場させることができる3種類のミニゲームも収録されたスグレモノ。
そして、同時発売された"ポケットプリンタ"は、"ポケットカメラ"で撮影した写真を専用の紙に印刷できるプリンター。しかも紙の裏面はシールになっているので、プリントシール機のように楽しむこともできちゃう。価格は5800円【税別】。

すぐさま電池を入れて遊んでみたんですけど、全然いまでも楽しめる! 時代をカンジさせるモノクロの粗い画像が逆にカッコイイです。
発売された当時は、そこそこ注目された商品だったけど、一般的には人気が出なかった印象。とはいえ、個人的には"ゲームボーイをデジタルカメラにする"というアイデアがすごく好きだったなあ。
当時はまだまだデジタルカメラが高価だったこともあり、現在のように多く普及していなかったんですよね。ましてや、カメラ付きの携帯電話なんてまだなかったしね。
いま、ニンテンドーDSでこのような商品を発売したら人気も出るんじゃないかな? まあ、"ニンテンドーDSがデジタルカメラになる"というだけじゃ、一般のデジタルカメラやカメラ付き携帯電話と差がないので、そこは上手にゲームと絡めてみることが重要だけど。

技術的に、Wi-Fi通信で撮影した写真を友だちと交換したり、はたまたインターネットのWEBサイトに写真をアップロードできたりするのならば、いろいろな面白い遊びができそうな予感。
"ポケットカメラ"もそうでしたけど、単なるデジタルカメラ機能だけではなく、きちんとゲームとして楽しめる機能が付いていたのが好きでした。これって、一般のカメラメーカーにはなかなかマネできないことですよね。
いやほんと、ニンテンドーDS用の"ポケットカメラ"発売されないかなあ。
ライター経歴

ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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