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そこは穏やかで暖かな日の光が降り注ぐ、緑豊かな世界だった。
人々は森の恵みに感謝し森と共に生きるために森の中に集落を作り、子を産み、育てた。
それは決して豊かな繁栄ではなかったが、自然と共に強く逞しく生きる、優しく穏やかな日々だった。
―そう、その日が来るまでは。
空一面を染め上げた光の中から突如現れた『デコーダー』。
誰も見たことのない異形の姿をした『デコーダー』たちは、人々に対して容赦なく殺戮を行った。
そして一夜で世界は『デコーダー』が跋扈し、暴力と恐怖が支配する世界へと変貌してしまったのだった。
辛うじて逃げ延びた人々は隠れ里を作り、日々怯えながらひっそりと暮らすしかなかった。
それから十二年の歳月が流れ―
己の信念を胸に抱き、『デコーダー』に抗い立ち上がったヒーロー達の物語が始まる。
