ファイナルファンタジーシリーズ初となるプレイステーションソフト。
ストーリー
「魔晄エネルギー」の独占と強力な軍事力を背景に世界への影響力を
急速に強めていた「神羅カンパニー」。
神羅は「ソルジャー」とよばれる強力な戦闘能力を持つ兵士の組織を擁しており、
中でも特に優秀な者はソルジャー・クラス1stと呼ばれ、庶民の尊敬と羨望の的となっていた。
ソルジャー・クラス2ndザックスもクラス1stに憧れる青年の1人。そんな時ウータイでの作戦行動中にソルジャー・クラス1stのジェネシスと
共に多くのソルジャーが行方不明になるという「ソルジャー大量失踪事件」が発生する。
事態を重く見た神羅上層部は、戦争の終結と事件解明のためにソルジャー投入を決定し、ザックスとともにクラス1stセフィロスがウータイへと派遣されることとなった。
ジェネシス失踪の真相とはいったい?
ゲーム性
本作では装備できるアイテムは「武器」と「防具(腕輪)」と「アクセサリ」の3スロットのみで、、「武器」と「防具」には最大8個までの「マテリア穴」という物が開いており、この穴に後述するマテリアと呼ばれる球状のアイテムを装着することにより、戦闘中に使うコマンドが増えたり能力値が変動したりする。
戦闘シーンでは基本的に前作のシステムを踏襲しているが、本作では新しくLIMITゲージなるものが存在する。
LIMITゲージは敵の攻撃でダメージを受けると蓄積され、最大まで溜まると、それを消費してキャラクターごとに様々な効果を持つリミット技を使うことができる。
リミットはレベル1からレベル4(ケット・シーはレベル2)まであり、レベル4の技は究極リミット技と呼ばれ、その習得は困難を極める。
ビジュアルに関しては、本作はCGイラストレーションの静止画の上を3Dのキャラクターが動くというものであり、グラフィックスの細かい描き込みなども以降の作品と比べるとクオリティは高くはない。
しかしそういった点がFFファンにはいい味を出しているのかもしれない。
FFシリーズの転換期を成したともいえる本作。シリーズを語るには欠かせない作品である。