タイトルの文字並び、スクリーンショットを見てピンと来た方もいるだろう。「ぼくのなつやすみ」のスタッフが送る新シリーズだ。ゲームには与えられたノルマやミッションというものが設定されていない。それらを作るのは、プレイヤー自身なのだ。
作品のモチーフは、東京にある中央線沿線の街、高円寺に住み始めた幼なじみの夫婦で、テーマはなんと子だくさん! お話は主人公夫婦の結婚式から始まる。舞台は現代の東京。ある意味、リアルワールドと密接に関連した出来事が起こるかもしれない。『ぼくのなつやすみ』や『ぼくのなつやすみ2海の冒険篇』は、“昔のこと思い出しゲーム”といった作風だが、今作は“未来の思い出を作るゲーム”という位置づけになっている。ゲーム中でできるアルバイトの職種も30種類以上用意されており、中には実在するお店でのものもある。
舞台が現代だけあって、制作にあたっては約2年間ものロケハンおよび取材と撮影を行って完成にこぎつけた。撮影した写真はなんと25,000カットにおよぶという。また、取材にはサウンドスタッフも常に同行し、現地での生の音にこだわっているので、音にも注目してプレイしたい。(羽根満男)