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プサイ

特殊諜報部隊 Human Alive

雑談

レス:135

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    プサイ No.11370706 

    引用

    「最後の足掻きさ」

    そう言ってドールは木製のたんすに火のついたマッチを投げつけた!

    「おい!馬鹿野朗!
    クソッ!シオンをなんとかしないと!」

    俺は近くの机にGSRを置き、シオンを担いで急いで部屋の外に出た。
    外にはレイが待っていた!

    「レイ!無事だったか!」

    「私は無事だけど・・・・・・
    アリスは!?」

    「まだお前を助けようとしてるんじゃないか?
    だが急いでここから出ないと!」

    「なんで!?」

    「この部屋から出火した!
    早く逃げないともうじき火の海だ!」

    「・・・・・・火?」

    「ああ、火・・・・・・」

    俺はレイの目が点になっている事に気がついた。
    もしやまたトラウマを呼び出してしまったのだろうか?

    まさに何か声をかけようとしたその時だった。
    404号室の部屋が爆発し、扉が吹き飛ぶと同時に火が一気に出てきた!

    しかも、運が悪く俺は出口に一番近道の階段とは反対方向に飛ばされ
    レイはその階段のすぐ近くに飛ばされた。

    「レイ!俺は遠回りして受付に戻る!
    レイはアリス達を呼んで受付に戻ってくれ!」

    俺はシオンを担ぎなおして再び走り出した。

    なんとか受付まで戻ったがそこにはアリスと志月しか居なかった。

    「あれ?レイは?」

    俺とアリスは同時に言った。

    「嘘だろ・・・・・・!?
    まさかまだ4階に・・・・・・?」

    無線がかかってきた。

    「レイ!?無事か!?」
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    プサイ No.11375513 

    引用

    「私です。ジョンです」

    「ああ!?てめぇ何処行ってたんだよ!?」

    「もうすぐトラックで迎えに行きますから。
    あと、どういう訳か知りませんがそこに爆発装置が仕掛けられているようです
    早めに脱出してください」

    「ドールの野朗!最後の最後まで嫌な事してくれるな!
    アリス!行くぞ!」

    シオンをとりあえず待合室に寝かせて
    志月の「辺様はどうされたのですか?」
    という質問を無視して階段を駆け上がり、3階へ戻ってきた。
    レイは3階の踊り場に座り込んで目の前の火を震えながら見ていた。

    「レイ!こっちよ!」

    どうやらレイは足を何処かで折ったらしく、立ち上がれないようだった。

    「あの馬鹿!うわっ!」

    なんとアリスが駆け上がった階段は突然崩れて
    ギリギリでアリスは階段の端に捕まっていた。

    運悪く、レイが居る側の階段で俺が手を伸ばしても仕方が無かった。
    しかも下には・・・・・・

    「アリス!絶対に手を離すな!ゾンビが来てる!」

    あいにく、俺は銃を持っていなかった。
    404号室に置き忘れてしまったらしい。

    レイは足を引きずりながらもなんとかアリスを引き上げた。
    アリスは階段にできた穴を簡単に飛び越えたが
    レイは足を折った事もあり、簡単には飛べそうに無かった。

    片足でなんとか立ち上がったレイだが、着地は無理だった。
    ただでさえ難しいのに今は階段で余計に難しくなっている。

    「・・・・・・レイ!私に向かって飛び込んできなさい!」
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    プサイ No.11381283 

    引用

    レイは返事の一つもせず、いきなりアリスに向かって飛びついた!

    アリスは準備ができなかったため
    そのまま階段をレイと一緒に転げ落ちてしまった。

    「イタタタ・・・・・・レイ、一言言ってよ・・・・・・」

    俺らが上ってきた階段は既にゾンビでいっぱいになり
    使えそうに無かった。

    「仕方が無い、反対側へ行こう」

    だが、運が悪かった。
    俺らが進んだ廊下は行き止まりになっていた。
    この病院は緊急時の時、患者を殺す気満々だったらしく、非常口が無かった。
    本当に酷い構造・・・・・・

    そんな事を考えている間にゾンビはどんどん迫ってきた。
    4階からも来たらしく、火だるまのゾンビまでいた。

    突然
    「うわああああああああ!」
    という叫び声が真後ろから聞こえたため、見てみると
    レイが座り込んで耳を塞いでいた。

    どうやら再び記憶が蘇ったようだった。

    「アリス、何か武器ないのか!?」

    「ないわよ・・・・・・そもそもゾンビなんている訳無いと思っていたから!」

    「畜生・・・・・・俺も武器落としちまった・・・・・・」

    「そうだ・・・・・・無線無線・・・・・・
    こちらアリス!志月!?応答して!」

    「こちら志月、どうしましたか?」

    「ゾンビの大群よ!早く助けに来て!」

    「申し訳ございません!こちらにも大量に・・・・・・うわっ!」

    「ちょっと!?志月!?・・・・・・
    切れちゃったわ・・・・・・どうしましょう?」

    「こうなったら格闘技しかないな・・・・・・」

    俺はゾンビに向かって走り出した。
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    プサイ No.11385609 

    引用

    俺がキックを食らわせても、ほとんど効果が無かった。
    少しよろめくだけでちっとも致命傷が与えられない。

    ましてや火だるまのゾンビなんて対処のしようが無い!

    レイとアリスまで残り2mぐらいまで近づいてしまった。

    「レイ!ここで私が死んでもいいの!?
    今頼りなのはあなたの格闘技よ!?」

    「レイ!限界だ!これ以上抑えられない!」

    「私が好きならしっかり守りなさいよ!」

    レイは一度顔を上げて火だるまのゾンビを見た。

    「火が何よ・・・・・・ゾンビが何よ!
    自分に甘えてばかり、それじゃあダメだわ!
    もう・・・・・・火は怖くない!」

    そして火だるまのゾンビめがけて飛び蹴りをした!
    俺の格闘技とは比べ物にならない強さのようだった。
    ゾンビは見事に倒れ、レイは思いっきりその顔面を踏み潰した。

    次々来るゾンビをレイは首を曲げたり、殴り飛ばしたりして倒していった。

    「ハァ・・・・・・とりあえず撃退はできたわ」

    その時、やはり無線がかかってきた。

    「お嬢様!こちらはなんとかなりました!発車準備もできてます!
    まだ敵はいますか!?」

    「こちらアリス、敵は全員排除したわ」

    「急いで来てください!もう残り時間1分切ってますよ!」

    「大変!みんな急いで!」

    俺とアリスとレイはいっせいに走り出した。
    階段も何度もつまずきながら駆け下りた。

    受付には既にトラックが突っ込んでいた。
    ・・・・・・何も突っ込まなくても・・・・・・なんて言ってられなかった。

    「お嬢様!残り30秒ですよ!急いでください!」

    逆に突っ込んでなければ間に合わなかった。

    「さぁ、乗ってください!」

    トラックは高く、一人では上れなかった。
    志月がアリスとレイを乗せ、俺が志月を乗せる。

    だが・・・・・・

    「もう15秒切ってる!出発しますよ!」

    運転席から聞こえるジョンの声が終わるか終わらないか分からないうちに
    トラックは動き出してしまった。

    俺はその突然の出発に対応できず、そのままトラックから手を離してしまった。

    「カズゥウゥゥゥ!!!」

    アリスのむなしい悲鳴が受付に響き渡った。
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    プサイ No.11393491 

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    俺は立ち上がり、カウントダウンを始めながら
    トラックに向かって必死に走り出した。

    15・・・・・・14・・・・・・13・・・・・・

    クソ!トラックは速度が上がって・・・・・・

    12・・・・・・11・・・・・・10・・・・・・

    最悪だ・・・・・・離れていく・・・・・・

    その時

    「カズ!グレネードランチャー撃つわよ!」

    このまま病院と共に爆破されるぐらいだったら仲間に爆破された方がマシだと?

    だが、俺の予想は大きく違っていた。

    アリスの撃ったグレネードランチャーは俺のすぐ後ろで爆発し
    その爆発の衝撃で俺は奇跡的にトラックの後部へと飛ばされた!

    「痛ててて・・・・・・アリス・・・・・・次はもっとマシな方法で助けてくれ・・・・・・」

    3・・・・・・2・・・・・・1・・・・・・

    そして俺のカウントダウン通り、病院はトラックに乗っていてもわかるほどの
    地響きと轟音をたてながら崩れていった。

    だが俺がトラックを見回すとふと
    ある変化に気がついた。

    シオンが生きている。

    シオンは俺を見て、ニッコリと笑った。

    なんで・・・・・・?

    という顔を俺がするとシオンは人差し指を口に当てた。
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    プサイ No.11399012 

    引用

    会社に着くとみんなぐったりしていた。

    今回の依頼はハードだったからなぁ・・・・・・

    「で、結局ドールは何とかできたのね」

    俺がドールとの戦いの一部始終を話し終えるとアリスはこう言った。

    「幽霊って名乗ってたがなぁ・・・・・・
    それになんだか未練もあったみたいだし・・・・・・」

    「とりあえず懲りただろうからしばらくは出ないでしょうね」

    「とりあえずだ、ジョン
    お前何してたんだ?」

    「私は皆さんの命の恩人に値する人だと思うのですが?
    爆弾を見つけてトラックを準備しただけ良かったと思うのですが」

    「お前受付の時点でもう居なくなってたじゃないか」

    「もし、監視カメラで我々の様子を見つけ
    それが爆弾の解除に励んでいる最中だとしたら?
    犯人が遠隔爆破装置を持っていたとしたら?
    そういう事ですよ」

    「トラックは前に軍トラの件をお話しましたよね?」

    「まさか志月・・・・・・」

    「そちらを使わせていただきました」

    「とりあえず今回の働きに免じて許してあげようか・・・・・・」

    「カズ、ずいぶんと偉そうですね」

    「一応お前の先輩だからな
    第一、依頼が始まった直後に一言も言わずに抜け出すだなんて・・・・・・」

    「それは作者が私を入れ忘れ・・・・・・ゲフンゲフン
    敵に気がつかれてから逃げてはまた爆破されたりとか面倒ですからね」

    今日はこれで依頼は終わった。

    幽霊<ゴースト>のドール

    謎が多すぎる・・・・・・
    彼は一体何者だったのか?
    4年前、守れなかった人とは・・・・・・?

    そして幽霊にまで手を出すCyborg soldier社。
    一刻も早くこの状況をなんとかしなければいけない。
    被害者がまた増える前に・・・・・・
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    プサイ No.11405802 

    引用

    秋が来た。

    ドールの事件から2週間は経過するのだろうか。
    ドールに関わる事件は何も起きない。

    彼自身、依頼を受けない身らしいためだろうか
    それとも成仏したのだろうか・・・・・・?

    依頼もドールの事件以来限りなく0に近かった。
    あったとしても地域関連の小さな、急用でもない依頼。

    どうやらその理由が志月とアリスのおかげで分かったようだった。

    「・・・・・・情報流出、及び私達への逮捕状・・・・・・」

    「なんだと!?」

    「もしや・・・・・・」

    「・・・・・・ついにか」

    「え・・・・・・」

    俺、ジョン、シオン、レイがそれぞれ違う事をいっせいに口にした。

    「Cyborg soldier社は私達にいつの間にか
    クラッキングを仕掛けていたらしい。
    おかげでこの建物の場所まで漏れているわ」

    「警察へはレイお嬢様、ジョンをかくまっている事が漏えいしました。
    恐らく近い日に警察が来る事でしょう」

    「Cyborg soldier社も私達の居場所が分かったなら黙っていないわ。
    残りはドライン一人だとしても、Human Ruinがいるし・・・・・・」

    「じゃあ俺らは、ここに居られないって事か?」

    「いい、ここで捕まればCyborg soldier社は
    とんでもない活動をするに決まってるわ。
    襲撃を受けたらもっと可能性が高まるわ」

    「お嬢様、皆様、ここからすぐに離れましょう。
    とりあえずトラックで今すぐ移動を始めましょう」

    俺には状況の整理が追いつかなかった。
    シオンが言っていた、最後の依頼
    その意味がうっすらと理解できてしまった気がした。

    ・・・・・・まさか・・・・・・な・・・・・・
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    プサイ No.11410336 

    引用

    俺はAliverだとか弾だとか、あとレーション(非常食)
    その程度しか必要性が無かったが

    志月は機材を次々とトラックに載せていった。

    「困りましたね。前にもお話しましたが我々の無線は特殊な無線です
    これがその電波を操作する機材なのでこれが無いと無線で話し合う事ができません
    あとは医療品も必要ですし、万が一の皆さんの飲食物、銃器、最終兵器等等・・・・・・」

    「我はマチェットで十分だ。
    しっかり研いでおいたから安心なのだ」

    「食料とかどうするんだ・・・・・・?」

    「まぁ我は飲まず食わずでも生きていられるからな」

    この状況でもジョークが言えるのかよ・・・・・・

    ・・・・・・もしかするとこんな状況だからこそ笑わそうとしているのか?

    「私はレーションとハンドガンだけ持っていくわ
    あまり大きな銃器は扱いなれてないから・・・・・・」

    レイがそう言って取り出したのはM92F(ハンドガン)だった。

    「そいでアリス、お前は何を?」

    「レーションはモチロンの事、Aliverとサブウェポン
    必要な物は大抵志月が持っているから、私が持つ必要はないわね。
    一応私のバイクは乗せておくわ」

    「んで、ジョンは?」

    「私はトラックの運転に集中させていただきます
    一応MP5(サブマシンガン)とレーションを持っていますが」

    シオンは例外だったがみんな最悪の事を想定して
    武器と食料は持っているようだった。

    「じゃあみんなトラックに乗って
    早いとこ離れた方が安心だわ」

    トラックは動き出した。
    みんなと一緒にいられるのはあとどれくらいまでなのだろうか・・・・・・?

    不安しか心の中には無い。
    だが、今の俺には何をすべきかわからない。

    Human Alive社はだんだんと小さくなっていき
    ついに見えなくなった。
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    プサイ No.11417029 

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    町の中心部から少し離れたぐらいの高速道路までなんとか来れた。
    ETCを搭載していたらしく、料金所で顔を見せることが無かったため
    少しだけ安心できた。

    ・・・・・・ここでガスマスクの軍人が出てきたら
    驚くっていうレベルじゃすまないだろう

    だが、事件は既に起こっていた。

    「あれは何!?」

    というアリスの一言で全員が後ろを見た。
    後ろにはバイクに乗ったHuman Ruinの兵士がいた。

    「料金所をよく抜けられましたね」

    「志月、そんな事言ってないで何か無いのか!?」

    「こちらはいかがでしょうか?」

    そう言って渡してきたのはMG3(マシンガン)だった。

    「トラックの後部に取り付けるタイプです
    これで後ろのバイクを一掃しましょう」

    俺はMG3を使って追いかけてくるバイクを撃ち始めた。
    ただでさえ当たりにくく、撃退が難しいのに次々と増援が来る!

    「これじゃあきりが無い!もっと何か無いのか!?」

    「RPG7という手段も取れますが高速道路を破壊するのはどうかと」

    「クソ・・・・・・ジョン!もっと速度上げろ!」

    「私は構いませんがカーブ時に横転する可能性もありますよ?」

    「構わない!とにかく急いでバイクから離れないと!」

    トラックは一気に速度を上げた。
    周りは海であり、万が一横転して海に転落したらそれこそおしまいだ。
    だがここでトラックが攻撃され続けるのもまずい。

    「私達もできる限りで協力します」

    志月とアリスも撃ち始めた。

    「クソ!奴らRPG7持ってやがる!このままじゃあまずいぞ!」
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    プサイ No.11425146 

    引用

    「仕方ないですね。
    RPG7を発射された所を狙って一気に爆破させましょう
    もう公道がどうこう言ってられません」

    志月はAliverを構えてRPG7を持っているバイクに向けた。

    そしてRPG7の発射と同時に志月は狙撃した。
    どうやら弾はしっかりとRPG7の弾頭に直撃したらしく
    大爆発を起こし、その爆発は近くのバイクへと誘爆させた。

    想定していた通り、RPG7の爆発に加えてバイク数台の爆発で道路は崩れ始めた。
    幸い、崩れに崩れて俺らが乗っているトラックに影響が出るほどではなかった。

    「はぁ・・・・・・また俺らが指名手配になる理由を一つ増やしてしまった・・・・・・」

    「仕方がありません
    ですが、このままこのトラックで移動を続けるのは好ましくありませんね
    2人一組にでもなった方が良いと思うのですが、いかがでしょうか?」

    「確かにこのままなのは良くないわ
    でも2人一組ってのも危ないし・・・・・・
    3人一組じゃあ目立ちそうだし・・・・・・」

    確かに俺らは特徴的な6人だ。

    迷彩服の男
    迷彩服、金髪の女の子
    メイド服、銀髪の女性
    巫女服の女の子
    迷彩服+水色の髪の女の子
    ガスマスク軍人

    「なんで私だけ適当な表現・・・・・・」

    「確かに町を歩いていたら不自然に思える6人ね・・・・・・
    ま、私はアリスと一緒なら気にしな——」

    「はい、ストップ
    ・・・・・・で、どうするの?」

    「えぇ!?そこは社長であるアリスが決めるんじゃないのか!?
    ・・・・・・こんな事は言いたくないが、2人一組、4人1組で囮ってのは・・・・・・」

    そんな事を言っている間にパトカーのサイレンが聞こえてきた。
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    プサイ No.11435318 

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    「ああ・・・・・・ジョン!もっとスピード上げて!」

    「もう最高速度ですね
    どう見ても速度違反です。本当に(ry」

    「流石に警察を吹き飛ばすってのはよくありませんからね・・・・・・」

    「仕方が無いわ・・・・・・えっと・・・・・・
    シオン!レイを乗せてバイクで逃げるのよ!」

    「我とレイか?逃げるというか囮なのだろう?」

    「私が囮だなんて志月が許さないだろうし
    志月が私から離れるのも許されないし
    ジョンは運転してるし、カズは・・・・・・まぁいろいろあるからね」

    俺の扱いはなんなんだ!?

    「ほら、レイ、乗るのだ。
    我の華麗な運転テクニックを見るがいい」

    「偉そうに・・・・・・まぁアリスの言う事だから仕方が無いわね」

    ふと思ったがレイの同性愛の件は演じてたのでは無かった・・・・・・のか?

    バイクは勢い良くトラックから飛び出し対向車線に入った。
    そしてそのまま反対方向へ進み、消えていった。

    「さて・・・・・・我々4人でなんとか逃げ切るのですか?」

    ジョンは運転しつつ誰もが思っていたであろう質問をした。

    「これ以上逃走手段がありませんし、燃料も限界があります」

    「では運転手である私から提案です
    もうすぐ海の上の走行が終わります
    案外地面から高くはないようなので落ちるというのはいかがかと」

    「いや・・・・・・ジョン、もう少しリスクが無い手段は無いのか?」

    「ここで落ちないと実はもう警察隊が待ち伏せしているみたいなんですよ」

    「はぁ!?」

    その飛び降り予定地の先には確かにパトカーがずらずらと並んでいるのがわかった。
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    プサイ No.11609570 

    引用

    他の手段を考えている暇は無かった。
    というか、トラックは既に橋から落ちようとしていた。
    だが、俺はすぐに間違いに気がついた。

    転落するタイミングが早すぎる

    そう思った瞬間、予想通り海に落ちてしまった。
    しかも、深く。

    服が水を吸ってしまっているせいで重くて浮かぶ事ができない。
    自分でパニックになっていると分かっていても
    どうすればいいかは分からない。

    アリスと志月は脱出できたようだった。
    それを確認しると俺は安心したのか目の前が暗くなり始めた。

    誰かが近づくのが分かったが顔を見る前に俺の視界は真っ暗になってしまった。


    気がつくと俺はベッドに横たわっていた。
    周りを見渡しても何もない。
    真っ白な空間だった。

    部屋の天井の隅に監視カメラがあり
    どうやらこの空間が自分にとって安全な場所ではない事がなんとなくわかった。

    服は先ほどと同じ迷彩。
    武器は当然のように無くなっていた。

    とりあえず立ち歩いてみようとしたがどうやら拘束され
    ベッドから離れられないように縛り付けられていた。

    ベッド、監視カメラ、ドア

    この部屋にあるものはそれぐらいだろう。
    ドアはカードキータイプのドアだった。
    仮に南京錠だったとしても俺にはどうすることもできないが。

    ここは何処か、みんなは何処にいるか、俺の身に何があったか
    そう考えているうちに一人の男が入ってきた。

    それも、俺と瓜二つの人物が。
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    プサイ No.11629400 

    引用

    「お前は…!?」

    「お前と同じ、前嶋 一樹だ」

    訳が分からなかった。
    一瞬、俺は幽体離脱でもしてしまったのかと思ったが
    当然、違うようだった。

    このもう一人の自分に聞きたい事は山ほどあるが俺が口を開く前に
    向こうから話しかけてきた。

    「さて、前嶋一樹、ここは何所だと思う?
    そして何故ここに来たと思う?」

    「両方ともしらねぇな
    それより、どうして俺がもう一人いるんだよ」

    「おやおや、立場が分かっていないようだな
    お前よりも俺の方が立場が上なことぐらい今のお前の状態で分かるだろう?」

    確かに今、俺は縛られて動けない状態だ。
    下手な事をすればこいつに殺されてもおかしくはない。

    「それにこっちには人質もいる
    アリス…とか言ったか?」

    「お前の目的はなんだ!?
    俺達に何を求める!?」

    「では俺の質問の答えを教えてやろう」

    俺の質問を無視してもう一人の俺は話し続けた。

    「ここはCyborg Soldier社の拷問室
    そしてお前は、俺にTTSのありかを教えるためにここへ連れてきた」

    「なるほどな、もう一人の俺はこのクソ会社の連中の一人で
    訳の分らん妄想のせいで俺まで被害を受けることになるわけだ」

    「ハッ、このアホが!」

    そう言ってもう一人の俺は俺の腹めがけてパンチをしてきた

    「グフッ!
    …まずはそのTTSとやらの説明をしてくれなきゃ何がなんだかわからないがな…」

    「まぁいい、時間はタップリある
    TTS、TimeTranscendencySystem(時空超越システム)だ
    俗に言うタイムマシンの事だ」

    「はぁ…いつからこの作品はこんなにも現実離れしていったのだろう…
    こういうのが次々と出るから箱氏に世紀末と言われ(ry」

    「何を訳のわからない事を言ってるんだ?
    いいか、お前がすんなりとTTSの場所を言えば何もしない。
    自分を傷つけるだなんてバカみたいな事はしたくはないし
    それにお前は何かと使えそうだからな」

    「俺はTTSとかいう物なんて初めて聞いたし
    お前に協力する気なんて一切ない」

    「もう一度確認する。
    俺は今すぐお前を殺すことができる。アリスもな」

    そう言って銃を取り出し、俺に向けた。
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    プサイ No.11671312 

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    「おいおい、俺からももう一度言うが本当に知らない!」

    「痛い目に合わなくてはいけないようだな」

    奴は俺の左腕に撃ってきた!

    「グフッ!!!
    クソ…知らない物は知らん!
    どれだけ死に追いやっても答えなんてでないぞ!」

    「答え?
    確かにTTSの在りかがわかればそれでいいのだが
    こうして愚かな自分が苦しむ姿を見ているのもおもしろいからな。
    これと言った理由なしにやめるつもりは無い」

    なんてヤツだ……!
    これでも自分だというのだから余計に腹が立つ!

    「……のつもりだったが、君の愛するアリスちゃんが
    何かやらかしてくれたみたいだから、しばらく『質問』は中断しよう」

    そういい残して奴は部屋から去った。

    アリスがやらかした……?
    うまく脱出したと言うのか……?

    何にしても今の自分にはどうする事もできない。

    ……
    部屋にドアは一つ。通気孔も窓もない密室。
    しかも自分は縛られていて動けない。

    アリスが脱出したにしても彼女は武器を持っていないはずだ。
    一体どうするつもりなのだろうか…

    アリスへの不安が積もる中、Human Ruinの一人と思われる
    黒服、ガスマスクの人物が入ってきた。

    「偽物の俺に代わって質問の続きかい?」

    「何を言ってるんです?私です、ジョンです」
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    プサイ No.11688218 

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    俺は一気に舞い上がった。

    「ああ!無事だったか!どうやって入った!?」

    「静かに!
    どうやら私の情報はまだ削除されていなかったようです。
    私のパスワードで侵入することができました」

    「そうか……それで、アリスは知らないか?」

    「ええ、聞きました。
    これからアリスさんの状況を確かめに行きますがその格好はまずいでしょう
    これを着てください」

    そう言って渡してきたのはHuman Ruinの服&ガスマスクだった。


    「……よし、着れたぞ」

    着なれない服ではあったが、そんなに悪い気はしなかった。

    「ええ、これならOKです。
    みんな同じ格好ですから変な行動をしない限りはバレないはずです」

    廊下に出るや否や他のHuman Ruinの隊員が走ってき、話しかけてきた

    「ドアが開いているぞ!?どういう事だ!?」

    「私達が来た時にはすでにこうなっていました。
    急いで逃げた囚人を追わねばいけませんね。
    まだ遠くへは行っていないはずです」

    そうジョンが言うとすぐに何処かへ走って行った。

    「白沢、レイ、シオン……
    あいつらは大丈夫だろうか……?」

    「白沢さんはこの建物の何処かにいる事でしょう。
    レイさんとシオンさんは無事です。
    私がこっそり無線で助けを求めておきました。
    レイさんが元Cyborg Soldier社員なのですからここの場所は知っているはずです」

    「でかした!
    じゃあ二人を探すか……」

    ジョンは俺にベレッタを差し出してきた。

    「いいですか、これは保険ですよ?
    基本はホルスターに入れておいてください」

    俺は黙ってうなずいて歩き出した。
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    プサイ No.11694936 

    引用

    社内は既にあわただしい状況になっていた。
    そりゃそうだ。重要人物が二人も逃げたのだから。

    「それにしてもおかしい……
    こんな大勢が社内を駆け回っているのに誰一人アリスを見つけられないと……
    何処かにCyborg Soldier社員じゃないと入れない場所とかあるんじゃないか?」

    「確かに社員専用の社員スペースはありますが……
    ですがアリスさんの部屋は既に開けられなくなっているはず……」

    「社員カードが無効になっているから?」

    「無効と言うより、取り上げられているからでしょうね。
    彼女はここを出る前にカードを取り上げられています。
    カードの凍結処理をして、カードの凍結解除なんて面倒な作業より
    カードを取り上げるのが一番手っ取り早いですし次に使う人にも簡単ですからね」

    「ああ……凍結すりゃよかったのに。
    アリスはピッキングのプロだぞ?
    カードキー式のドアなんぞ数分で開けちまうよ」

    「こんなに探して居ないのですからそれに賭けてみましょうか」

    俺はジョンに案内されてアリスの社員部屋に到着した。

    「鍵がかかっているようですね……
    中に入ってまた鍵をかけたのでしょうか……?」

    カードキーの認証機を見ると少し傷が入っていた。

    「プロと言えどもここの仕組みは少し想定外だったようだな
    アリスはこの中だ。強引に開けようとしたせいで機械に傷が入ってる」

    「さて……どうしましょうか?
    アリスさんに声をかけても無駄でしょうし、カードキーを盗み取る訳にもいきませんよ?」

    「普通に交渉しても他の人が来られたら困るからな……
    何とかして今のうちにここを開けないと……」

    「お前たち!何をしている!?」

    後ろから声がすると思えばHuman Ruinの一人だった。

    「あ……いや、あの……」

    「ん?ここにいるかもしれないな。
    よし、カードキーを持ってくるからここで見張っていろ」

    そう言ってそのまま何処かへ去ってしまった。

    「……ジョン、どうするんだ?
    完全に余計な人が来ちまったぞ?」

    「カードキーを持ってきたらなるべく静かに彼を殺しましょう。
    それしか方法がありません」

    俺はうなずき、彼を待つ事にした。
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    プサイ No.11730206 

    引用

    「銃でもいいかもしれないが、ジョン、お前が気を引いてくれれば
    俺が後ろからあいつを絞めれるかもしれん」

    「分りました。その方法で行きましょう」

    数分後、先ほどの人がカードキーを持って戻ってきた。

    「ちょっといいですか、ここのキーの認証機ですが傷があるみたいで……」

    「ん?ちょっと見せてみろ」

    丁度カードキーを持った人が認証機に手をかけた瞬間
    俺はそいつの首を思いっきり絞めた。

    「クソッ!?何をす……る……!」

    「抵抗するなよッ!この野郎!」

    あまりにも抵抗が激しかったため、俺は首を捻じ曲げてしまった。
    首は見事に180°回転してそのまま倒れた。

    「ふぅ……殺してはしまったが……仕方ないか」

    「さぁ、中に入りましょう」

    ジョンがカードを通し、鍵を開けた。

    「私は彼の遺体を隠しますから中を捜索してください」

    俺はうなずき、中に入った。


    中はホテルのようにいたって普通の部屋だった。
    ベッドがあり、タンスがあり、シャワールームがある。
    そのシャワールームに人影が……

    「アリス……?アリスなのか!?」

    「カズ!?よかった……無事だったのね!」

    中からそう聞こえたかと思えばアリスが飛び出してきた。
    シャワールームに隠れていただけなので当然服は着ている。

    「ああ、俺は大丈夫……志月は?」

    「志月なら無線室に行ってレイとシオンとやり取りしてるはずよ」

    「よかった……これで全員の安否が確認できたか」

    安心したのもつかの間、警報が鳴り出した。

    「これは……侵入者用の警報ですね。
    私たちが敵だとみなされたか白沢さんが見つかったか、もしくは
    辺さん、西村さんが到着したという事でしょうね」

    「じゃあ、ここからは俺達のターンだという事だな」
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    プサイ No.11742864 

    引用

    3択の内どれが正解かなんてどうでもよかった。
    俺達は銃を構えどんどん廊下を駆け巡った。

    アリスが普通に居るため、当然の如くHuman Ruinの兵士達は俺らを撃ってきた。

    その時、近くからも別の銃声が聞こえてきた。

    「銃声……シオンは刀使いだし、レイは格闘技だとすると……」

    丁度角を曲がった所でシヅキが現れた!

    「わぁッ!お嬢様!?ご無事で!?」

    「シヅキ!あなたも無事だったのね!」

    「辺様もレイお嬢様も間もなく到着されると思います」

    その時だった。
    あたり一面が暗くなり、視界が完全に黒に染まった。

    と思えば、誰かに突然掴まれた!
    掴み方から見方ではない事が一発で分るほどのつかみ方だった。
    そして誰かに助けを求めようと叫ぼうとしたその時、首に電撃が走った。
    捕まえた人が俺にスタンガンを食らわせたのだろう。


    気がつくと俺が先ほどまで捕まっていた部屋のように四角い部屋にいた。
    だが、ドアはカードキー付きドアではなくスライド式自動ドアが一つ
    ドアとは反対の壁にはスイッチが一つ。

    そして隣にはアリスが倒れていた。

    「おい!アリス?大丈夫か?」

    「うぅ……カズ……?ここは……」

    「やられたな。またしても捕まってしまった。
    しかも嫌な予感しかしない部屋だな……」

    その嫌な予感はこんな時に限って的中してしまった。

    「嫌な予感……か。
    Cyborg Soldier社へようこそ、前嶋一樹。
    そしておかえりなさい、アリシア・シルヴェール」

    どうやらその声は天井から聞こえている。
    よく見ると天井にはスピーカーがあった。

    「その嫌味ったらしい声から誰だが分るわ……
    というか残っている人から考えるとドラインね……」

    「その通り、さて、この部屋の仕組みは簡単。
    ここはなんともよくある天井が下がる部屋だ。
    これから天井が下がっていくが扉から脱出すればいい、いいのだが……」

    「(まさか……コイツ……!)」

    「そこのスイッチを押している間だけ扉が開く仕組みだ。
    何かで扉を抑えようとしても無駄だぞ。
    2人目を感知すると高速で天井が落ちるようになっているからな。
    つまりだ、ここの部屋から出たいなら片方を犠牲にせよ、という事だ」

    「汚ねぇ事を……!!!」

    「では、楽しむがいい」

    スピーカーから声が出なくなると同時に天井が下がり始めた。
    しかも、最初からかなりのスピードだ。
    あと1分もすれば頭に天井がつくだろうか……

    「そんな……どこかに二人脱出できる方法が……」

    「奴らは俺達の敵だぞ?そんな仕掛けを作る訳が無い!」

    ダメだ……
    こんな事思いたくは無い。
    だが、この部屋は完全にスイッチと扉しかない。

    本当に解決方法が無いのだろうか……?
    脱出を望むならば……

    俺か、アリスが死ぬ……
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    プサイ No.11777747 

    引用

    俺が悩んでいる間にどんどん天井は下がっている

    「よし……俺がスイッチを押そう」

    「ダメよ!カズ!何とかして二人で————」

    「俺だってこんな所で死ぬ予定は無いさ。
    スイッチから手を離したらすぐにドアへ飛び込む。
    アリス、ドアを出たらドアを押さえていてくれ」

    「で……でも……!」

    「2回も言わせないでくれ。もしかしたら奴のハッタリかもしれないだろ?」

    もう俺に何を言っても無駄だと思ってくれたのかアリスは黙ってドアの前に立った。
    俺はスイッチを押し、アリスがドアを押さえる所を見ていた。

    「カズ……!」

    俺はスイッチから手を離し、横10mはあるであろう部屋を走った。
    アリスはドアを必死で押さえている。
    俺はそのドアに頭から滑り込もうとした。

    その時だった。
    警報が鳴り、天井は一気に下がってきた。
    ドアまであと0.5mぐらいだった。

    「カズゥゥゥ!!!!」

    俺は何が起こったか一瞬分からなかった。
    アリスが突然叫んだため何かと思ったがその瞬間、どういう事だか分かった。

    天井は見事に俺の上に乗っかっている。
    気がつくと俺は口から血を吐いていた。
    呼吸もできない。
    身動きもできない。
    涙目のアリスもだんだんぼやけてきた。

    「さようなら……アリス……」

    そう呟いたか、言い切れなかったか分からないが
    視界は黒に染まっていった。
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    プサイ No.11779028 

    引用

    気がつくと、そこはHuman Alive社1階の社員寝室だった。

    「あれ……?どうしてこんな所に……?」

    訳が分からないまま2階へ向かった。
    外は太陽が真上、快晴だった。

    2階のドアを開け、社内を覗くと社長であるアリスが座っているはずの椅子に
    シオンがちょこんと目を瞑って座っていた。

    「シオン!?
    シオン、一体何があったんだ!?みんなは何処に!?」

    シオンは目を開き、こちらを少し見て口を開いた。

    「カズ、状況を冷静に聞くつもりはあるか?」

    「あ……ああ……」

    「どんなに嘘みたいな話も信じられるか?」

    この時点で何かとんでもない事を言い出すのはもう分かっていた。
    俺は黙ってうなずいた。

    「まずはカズ、おぬしの状況から説明しよう
    現在、なんとか天井の部屋から救い出され安全な部屋にシヅキ、レイによって運び出された。」

    「俺、血を吐いたりとか肺が潰れたりしたのを自分でも覚えてるんだが」

    「カズ、落ち着いて話を聞けといったのはそういう事だ」

    「すまない……」

    「では本題だ。
    ここは俗に言う天国。
    というより選別の場だ」

    「選別の……場……?」

    「人は死ぬ前にここに意識を飛ばされその人が死ぬべきか生きるべきかを
    神や天使たちが決める。
    そして死を宣告されればそのまま天国か地獄へ
    生を宣告されればまた体へ戻ることができる」

    「という事は俺は……」

    「そう、生死の選択を迫られている
    通常なら我々が勝手に決めるが特別なケースという事で本人の意識を起こしている」

    「じゃあ……ここにシオンがいるという事は……!?」

    「我は天の使い、すなわち天使だ。いつも言っているだろう?
    神からのお告げだと」

    「だ……だが、シオンは肉体があるじゃないか!」

    「あれは我の生前の姿に取り付いて動かしているだけ
    と考えるのが手っ取り早いだろう」

    「俺はここで何をすれば……?」

    「30分間、その間に生きる意味を探すのだ。
    生きたければ現実世界で生きる意味を答えよ」

    「生きる意味を……?」

    「そうだ。この社内にはヒントがある。それらを使ってよく考えるといい
    我は現実側で敵からお前の肉体を守らねばならないからな」

    そう言ってシオンは扉から消えていった。

    「あと30分で……生きる意味を……?」
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