ここでは、資源の輸送について説明していきます。
(2021.09.18追記)一部内容を修正しました。

資源は収入源の一つ
資源は、簡潔に言えば商品のようなものです。
資源は特定の施設で生産され、特定の施設で消費されます。この仲介を行うことで「資源関連売上」を得ることができます。

資材
まずは誰もが一番使うであろう資材から。
資材は建設現場で消費します。資材があれば、収益を手に入れられるだけではなく、建設日数が減ります
資材の調達の仕方ですが、基本的には自分で資材工場を建設し、そこから貨物列車やトラックで町に資材を運びます。この辺のコツについて説明します。

資材工場の立地
まずは、資材工場を建設するところから。
資材工場は、立地によって稼働率が左右されます。つまり、立地が良いとフルパワーを出せますが、立地が悪いと一日に生産できる資材の量が減ってしまいます。
また、資材工場は周辺の住宅などに悪影響があるので、その意味でも立地が重要となります。
具体的にどこに建てるかについて説明します。まず絶対条件として、市街地から離れたところで、海は工業物件との相性が抜群なので、海沿いに建てるとGood(海が無かったら湖沿いに建てると良い)。また他の種類の工業物件(家具工場など)と互いにいい影響を及ぼし合うので、工業物件の近くだとなお良し。
さて、資材工場の近くには、工場で生産された資材を置く資材置場が必要ですが、この資材置場もまた工場の立地を良くしてくれます。資材工場の周りには資材置場を多めに設置してやりましょう。

以上の点を踏まえ、資材工場の三方が資材置場に、また資材置場を地上に設置し市街地と工場を隔絶させて、資材工場を海沿いに建設するような配置を提案します。
さらに、資材工場A・B・Cを混在させるのもお勧めです。先ほど異種工業物件どうしは相性が良いと書きましたが、それは資材工場A・B・C間においても同様です。つまり、AとB、BとC、CとAが良い影響を与え合うのです。

工業団地の造成
前述の工場地帯の発展形として、異なる種類の工業物件どうしは互いに良い影響があるというのを利用し、工場をはじめとした工業物件を集積した、いわば「工業団地」を作るのもいいでしょう。
工業物件を1か所に集めて大量に資材を作り、そこから広範囲に資材を供給します。製材所など他の工業物件も建て、相乗効果で利益を狙います。
工業物件は周囲に悪影響があるため、あまりあちこちに建てるのは好ましくない、という観点からも、この方法は有用です。
この方式は、資材を運ぶ距離が長くなってしまうという欠点があります。状況によっては、第二・第三の工業団地の造成も視野に入れましょう。

資材はたっぷり用意しよう
建設現場が資材を消費する量は建物の規模によって変わります。基本的に建物の規模が大きい程、たくさんの資材を消費します(例外あり)。
したがって、町が大きく発展し始める(いわゆる「ニョキニョ期」)と、相当な勢いで資材が消費されるようになります。
収益をたくさん得たいのなら、この需要に対応できるような資材の生産力が欲しいところ。
資材工場は多めに建設し、資材を大量に調達できるようにしましょう。
また、その資材を貯めておけるよう、資材置場も十分な広さで設置するといいでしょう。ただし、広すぎるのはよくありません。地上に設置した場合に建物の分のスペースを無駄に奪いますし、B1Fに設置した場合も基礎のある建物が建つのを邪魔してしまいます。

資材置場は地上? 地下?
資材置場は地上に設置するがいいか、それとも地下がいいか。
いろいろな考え方があるかとは思いますが、地下に設置する事をお勧めします
何といっても場所をとりません。さらに駅や道路の下に設置すると、基礎がある建物の邪魔にもならず好都合です。
ただし、先述のように工場を囲む場合や、高架の下に設置する場合、それにゲーム開始直後で資金がないときなどは、地上に設置するのもいいでしょう
ところで、地下に資材置場を作る際は、地下深くに設置してはいけません。地上駅や地上のトラック駐車場から届くB1Fに設置しましょう。

農産物
農産資源は、農業組合所で生産されます。生産量は1か所につき一日最大10個ですが、季節によって異なり、秋は多くなる一方冬は減ります(前作はこのような仕様でしたが、おそらく今作もこの仕様)。
農業組合所は、マップ内に最初からある場合があるほか、田畑が広がるエリアにNPCが自動で建設することがあります。自分で建設する事はできません(コンストラクションモードを除く)。
これを物流センターやフルフィルメントセンターなどに輸送すれば、収益を得られます。

水産物
水産資源は、漁港で生産され、一日の生産量は最大(というか通常)10個。漁港は海沿いの場所に最初からあるかNPCが自動で建設することがありますが、やはり自分では建設できません(コンストラクションモードを除く)。
こちらも物流センターやフルフィルメントセンターなどに輸送すれば、収益を得られます。

木材
木材資源は、伐採所を建設すると、周囲の木をとんでもない勢いで伐採して生産します。一日に1か所につき最大4個生産します。
これを製材所に輸送すれば、収益を得られます。
また伐採所と製材所は、木材を用意できれば今作最強クラスの子会社です。この詳細は後述します。

石油・石炭
残る石炭と石油はまとめてご紹介。プランの「地下資源調査」を実施すると、石炭や石油が見つかることがあります。それぞれ炭鉱・油井を建設して採掘します。生産量は最大10個。

資源を消費する建物のまとめ
資材
  • 建設現場

農産物
  • 物流センター
  • フルフィルメントセンター
  • 卸売市場

水産物
  • 農産物と同様

木材
  • 製材所

石油
  • 製油所

石炭
  • セメント工場
  • 鉄溶鉱炉
  • 火力発電所

資源の消費
これらの資源の活用方法はいくつかあります。ひとつは、隣町へ売る方法です。余った資材を隣町に売り付けるというのはA列車で行こうの世界では常套手段ですが、他の資源ももちろん同様に売り付けることができます(無論買うことも可能)。
しかし、今作では隣町の売買契約という要素があります。
これは、隣町への資源の購入・売却先を選択しないと隣町と売買できない仕組みです。
資源メニューの「売買案件」を見てみましょう。ここで重要なのが、下の「都市内買値(都市内売値)」と、購入・売却先にある「数量」「買値(売値)」「期限」の4つです。
「都市内買取(都市内売値)」は、マップ内の施設から近くの資源貯蔵場に資源を仕入れる時(売値の場合は資源貯蔵場からマップ内の施設へ資源を売却する時)の額、「数量」は、売買可能な資源の個数、「買値(売値)」は、資源1個を隣町へ売買する際の額、「期限」は契約が切れる日時を表しています。
なお「数量」が制限なしの場合は、期限切れになるまでは無限に売買でき、また契約を破棄しても違約金は発生しません。「期限」が制限なしの場合は、ずっと契約が結ばれた状態になりますが、契約を破棄した場合は違約金が発生します
今作では、「逆ざや」の現象はほぼ解消されていますが、目当てな売買案件が来るとは限らず、また契約が期限切れになるあるいは契約を破棄すると違約金を支払う事になります。このように、隣町に売るという方法は必ずしも有効とは限らないのです。

他の方法に、マップ内で消費するというのがあります。つまり、資源を消費する建物に供給して買ってもらう、という事です。
マップ内で消費する分には、よほど長距離を運んだり、無駄な運び方(貨車8両の貨物列車に資源を1個だけ積載するとか)をしたりしない限り確実に利益が出ます。

国際貿易港は最強か?
前作では、国際貿易港(前作は港という名前の子会社でした)は超強力な施設で、1985年以前にある程度の資源を用意して海外へ輸出すれば大儲けできるという裏技がありました。これは、1985年以前は海外での資源の価格がかなり高かった為です。今作でも一応強いですが、海外と資源を売買するには売買契約を結ぶ必要があることや、国際貿易港の建設費用が高いということもあり、国際貿易港が最強と言うのは微妙だったりします。なお、国際貿易港はプラン「国際貿易港誘致」で建設できます。

前作から大出世した伐採所と製材所
続いて、伐採所と製材所です。こいつらは普通に木材を生産・消費する建物で、伐採所と製材所は木材を一日に各4個生産・消費します。
前作では伐採所と製材所はやや微妙な立ち位置でしたが、今作では、木材が用意できれば、国際貿易港にこそ劣りますがジャンジャン儲かります。建設費は2年〜3年もあれば取り返せると思ってください。
伐採所と製材所は、収益性で開発を大いに助けてくれます。積極的に活用しましょう。
さて立地ですが、製材所は伐採所の隣に建設してやるといいでしょう。「一家に一台」ならぬ「1伐採所に1件」くらいのつもりで建設してやってもいいでしょう。もちろん木材を用意できなければいけませんが。
あるいは、製材所を工業団地に建設するという方法もありです。
伐採所の変わった使い方
ちょっと面白い資源の使い方を教えます。
先ほど、伐採所は木々をえらい勢いで刈っていくと言いました。これを利用するのです。
のちのち開発する予定の森林地帯があるとします。いきなり駅を森の中に作っても、発展にだいぶ時間がかかります。木を切るところから開墾を始めることになるからです。
そこで、開発を始める1~2年ほど前に伐採所を建て、森を消し去っておきます。そして、いい具合に木がなくなったところで伐採所を撤去し開発を始めます
こうすれば、開発がスムーズに進む上に木材を有効活用できるので、一石二鳥という訳です。

おすすめの資源輸送方法
僕がおすすめする資源の輸送方法についてまとめてみました。
更に、そのメリット・デメリットについても説明しています。
以下、資源の生産施設を「生産」、資源の消費施設を「消費」と表現します。

ピストン輸送方式

生産と消費を1対1で結ぶ方式。
例:漁港⇔卸売市場

メリット
  • 消費へ確実に、かつ大量に資源を輸送可能。
  • 消費が資源を大量消費する場合は輸送コストに無駄がない。
  • 運行計画の設定が容易。
  • どの時代であってもだいたい適用可能。

デメリット
  • 資源の消費が減ると資源が余り、輸送コストが無駄になる。
  • 消費ごとに列車・トラックが必要。
  • たくさん作る場合は管理が面倒。

チェーン輸送方式
※画像の出力方式を変えた為、以下より画像の表示が異なります。

消費を複数経由して生産に戻る循環タイプ。消費が複数ある場所に運用するのが有効。
例:漁港→物流センター→卸売市場→漁港

メリット
  • 生産量が確保できれば多くの消費に満遍なく資源を輸送可能。
  • 消費毎に貨物列車・トラックを用意する必要がない。
  • 管理が容易。

デメリット
  • それなりの生産量が必要。
  • 消費の位置関係によって最短距離で結べないと輸送費にいくらか無駄が生じる。
    • 無駄が重なると保有分取得平均額が高騰?し、資源関連の利益が目減りしかねない。
  • 消費などで大量の資源需要が生じると別の消費への資源供給が滞る。
  • 運行計画の設定が困難。
  • かなり綿密に設定しないと動きに無駄がでる。

八の字輸送方式

チェーン輸送方式の応用で、生産から資源を消費に輸送した後、生産からまた資源を輸送して別の消費へ向かう方式。
例:フルフィルメントセンター←漁港→物流センター

メリット
  • 生産量が確保できれば複数の消費に満遍なく大量に資源を輸送可能。
  • 消費毎に最短経路で結べ輸送費に無駄がない。
  • 消費毎に貨物列車・トラックを用意する必要がない。
  • 管理が容易。

デメリット
  • それなりの生産量が必要。
  • 消費の数に限界がある。

貨物ターミナル輸送方式

生産で生産された資源を貨物ターミナルへ集約し、多方面の消費へ資源を輸送する方式。
例:資材工場→貨物ターミナル→複数の建設現場

メリット
  • 生産量が確保できれば複数の消費に満遍なく大量に資源を輸送可能。
  • 貨物ターミナルは資源の保管施設にもなる。
  • どの消費へも輸送ができる。

デメリット
  • それなりの生産量が必要。
  • 広いスペースが必要。
  • 消費毎に貨物列車・トラックを用意する必要がある。
  • 消費などで大量の資源需要が生じると別の消費への資源供給が滞る。
  • 運行計画の設定が困難。
  • かなり綿密に設定しないと動きに無駄がでる。

資源輸送方法は状況に応じて使い分けよう
これまで資源を輸送する方法を説明してきましたが、シナリオなどによっては万能/万能でない場合があります。
貨物ターミナル輸送方式は資源輸送の特効薬になるとは限りません。状況に応じて使い分けましょう。


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