レイは

ハルナのスカウトを受けて

とある国の民として招かれた

所までは良かったのだが

ハルナの相方とも言えるキヨシロウは

レイが持つ3つの要素

"天王星" "太陽" "アメリカ"
全てを持って居たが為に

出会って間も無くして
レイ自身のマドウリョクを過大させ
其れがレイの疲労に繋がる羽目に成って
仕舞った｡

天王星はキヨシロウがスタープレミアム
レアの証しを得る場合の称号(余談だが
ハルナは対極の冥王星)｡

太陽はネームグレードアップする前の
キヨシロウの姓の由来が天孫関係の
神社で其の別名が日の宮と言う事から
一見すると分かり難いが姓に太陽を
含む事に成る｡

其して3つ目の要素アメリカ
キヨシロウはアメリカ帰りの帰国子女で
在るが(飛び級で齢13にしてアメリカの
大学院卒業)

レイは
＊アメリカで話題に成ったモデル
"シューティングスター"の正体
＊アメリカのショーである人物と出会う
＊太陽のドレス所持でアメリカ代表として
アイカツワールドカップ出場した経歴持ち
で在る｡

共通点はひとつだけでもかなりだが
其れが3つも揃った際の響き合いの
チカラは誰もはかり知れ無いと言う｡

レイを救うには………

実はキヨシロウよりずっと前に
レイと関わりが有ったハルナの助けが
必要不可欠だった｡

ハルナは何とレイが元居た世界の世代から
アイカツ!プレイヤーとしてそこそこの
遣り込みを始めたのだと言う｡

然もハルナ曰く
｢レイのコーデは全く揃わ無かったが
代わりにレイの持ち歌を沢山プレイした
其れも基本は最高難易度の☆☆☆☆☆
多分だけどフルパーフェクトでは無いに
せよ其れに近しい判定は取れてるハズ｣
らしい｡

キヨシロウがハルナに何故レイの
持ち歌を?と訊ねた所｢基本キュート
属性が伸びる物………其れもライブステージ
しかプレイし無い自分にとって………
レイの持ち歌で在るクール属性の楽曲の
ノリが好みでね､因みに其れファッション
ショーステージね｣と答えた｡

理由は分から無いが強く惹かれたらしい｡

ハルナ
｢レイは幾度もぽぽとしての自分に
持ち歌を幾度もプレイされてるから
よく覚えてるハズだ………だから………
此れを使う｣

ハルナが何処からか取り出したのは
小瓶だ｡レイに向ける様に構え
｢ミスカウト｣と唱えると………

レイから青や白や赤に橙と言った
"空と雲を表す色"のキラキラしたオーラが
放たれ其れが小瓶に溜まって行く｡

満タンに成ったのを確認してから蓋を
閉めて自分に中身を一吹きし
｢ミスカウトチェンジ メモリアル
フィーバー｣と唱えると

キヨシロウ
｢! 其れって｣

ハルナ
｢レイのスクールドレスをアレンジした
衣装だ｡名前はスカイミックスヴィーナス｣

スカイヴィーナスと言うのが本来の
レイのスクールドレスの名前で
ミックスはハルナのアレンジカラーだ｡
意味は空と雲を表す色で出来たヴィーナス
アークのスクールドレス｡

ハルナ
｢勿論スクールドレスだけでは駄目だ
此の中身を使いきる位のデザインを構築
せねば成らん｣

ミスカウト

ミスカウトは
ミスとスカウトを合わせた言葉で在り

ハルナのレイに対する行いへの通称が
由来だと言う｡

レイを此の国にさえ呼ば無ければ
此んな事には………其んな思いから｡

ミスカウトチェンジ メモリアル
フィーバーの詠唱はハルナにしか
扱え無い｡

キヨシロウはハルナの補佐をすべく

メモリートリップと言うスペルを使った

すると

☆☆だけで"ガーディアン""ナイト"
"ノーブル""パレス"等が確認出来た

ガーディアンは
"アキラブルーガーディアン"

ノーブルは
"アキラヴァイオレットノーブル"

として正式にハルナのコーデと成る

ハルナ
｢………………｣

キヨシロウ
｢ハル? 如何したんだい?
若しかしてプレミアムレアドレスの事?｣

ハルナ
｢嗚呼｡レイの様な第2部から登場した
人物は既存ブランドでも無い限り☆☆☆
いわゆるプレミアムレアドレスを飛ばして
イキナリ☆☆☆☆いわゆるスタープレミ
アムレアドレスにグレードチェンジして
仕舞うんだ｡其れを何とか出来無いかと
思ってな｣

レイのブランドはスラックスと
スカート両刀だから其れ考慮して
創るぞ｡

ハルナは

レイの持てる全ての種類のコーデを
模した

妹派生と呼ばれるコーデを創った所までは
良かったのだが

ハルナ
｢レイを救うには未だ足り無い｣

何故なら

小瓶の中身を使いきった所で

レイからは沢山のオーラが放たれ続けて
居るからだ

ハルナ
｢レイの持てる全てのコーデを模した
妹派生のブランドを創り､其れを纏って
レイの持ち歌が流れるステージで歌い
舞うだけでは如何も足りん様だな｣

キヨシロウ
｢一体…何が足り無いんだろうね…?
若しかして僕との響鳴に耐え得るだけの
コーデを僕が創るだけじゃ無くて､
ハルナからのコーデも要るとか?｣

ハルナ
｢………………｡｣

キヨシロウ
｢其う言えばハル
プレミアムレアドレスを創りたいって
言ってたよね､何か閃いた?｣

ハルナ
｢一応デザイン画は出来てるんだ､
此んな感じだ｣