煙る毒栽のプリンセス!
キュアテティス!

或る日の事

ジェリーモン
｢ジェリーモン 進化～!｣

テスラジェリーモン
｢テスラジェリーモン!｣

テスラジェリーモンとテイマー(主)の
東御手洗 清司郎(ひがしみたらい
きよしろう)が

悪事を働くデジモンと対峙する!

と其処へクローズと名乗る謎の人物が
割り込んで来て

辺りをキョロキョロと見回し
清司郎を一目見る成り

クローズ
｢見付けた…御前が一番脆そうだ…｣

クローズは不敵に笑みを浮かべると

｢クローズ・ユア・ドリーム!｣

清司郎を"絶望の檻"の中に閉じ込めて
仕舞った

テスラジェリーモン
｢ダーリンっ?!｣

クローズはテスラジェリーモンを煽る

｢ほらほら如何した? 主を救けたいん
だろ? 何故攻撃して来ない? 嗚呼其うか
御前は主が居無いと攻撃が出来無いん
だな? 此りゃ笑い物だぜ｣

クローズの言う通りテイマーの
清司郎の指示が無ければテスラジェリー
モンは技を撃て無い

然も今は頼れる仲間(天ノ河 宙と
月夜野 瑠璃とパートナーデジモン)が
居無い

テスラジェリーモン大ピンチ!

と､其の時…突如眩い光が現れ
後には不思議な見た目のアイテムが
残される 4つの鍵と香水瓶のような
アイテムだ

衝動で目の前にあるアイテムを掴み
取ったテスラジェリーモンに誰かが
優しい声で話しかけて来る…

?????
｢貴女がテスラジェリーモンね｡
初めまして｡わたしはキュアフローラ｡
貴女の守護者のような者｣

テスラジェリーモン
｢キュア…フローラ…｣

キュアフローラ
｢その香水瓶のようなアイテムに
一番左のアヤメのメタモルキーを
差し込んで､内なる言葉に耳を傾けて｣

キュアフローラに言われた通りに
鍵を差し込むとテスラジェリーモンの
脳内に文言が流れ込んで来る!

テスラジェリーモン
｢プリキュア! プリンセスエンゲージ!｣
テスラジェリーモンはチカラ一杯に
叫んだ

すると瞬く間に紫色の光に包まれ
麗しく変貌を遂げる

其の姿は元々居た世界で言う所の
超進化と言う物を超えた変身だ
此処から先は時間との戦闘いに成る
超進化は長く戦闘って居ると警告音と
共に解ける仕様だから

5人目のGo!プリンセスプリキュア
(テスラジェリーモンが変身した
プリキュア)
｢煙る毒裁のプリンセス!
キュアテティス!
冷たい檻に閉ざされた夢､返して
頂きますわ!
御覚悟は よろしくて?｣

クローズ
｢何だと?! 人間でも聖霊でも無い
未知の生き物がプリキュアに覚醒
したと言うのか?!｣

キュアテティス
｢クローズ｡わたくしは貴男の様な
卑劣な者には決して屈しませんわ｡
わたくしの大切なダーリンは
わたくしの手で必ずや救って魅せ
ますわ｣

クローズ
｢フッ､面白い! 覚醒したばかりの
御前が何処迄戦闘えるのか､オレが
試して殺るぜ! 来い! メツボーグ!｣

クローズは捕らえた清司郎の
パワーを使ってつかいまの様な者を
喚ぶ

クローズがメツボーグを喚んだ直後
更に2つのアイテムが現れる

扇と､城の形をした何か

キュアフローラがキュアテティスに
助言する
｢其の扇とパレスは貴女の物よ､キュア
テティス｡先ずはショウブのキーを
扇の持ち手に差し込んで｣

言われた通りに扇の持ち手にキーを
セット

すると瞬く間に雷が湧き出す!

キュアテティス
｢プリキュア! ショウブ・ハンマー
サンダー!｣

メツボーグとデジモンにかなりの
ダメージ!

クローズ
(! 此いつ…中々強いぞ?!)

キュアフローラ
｢次はカキツバタ｣

キュアテティス
｢プリキュア! カキツバタ・ビリー
スマッシャー!｣

キュアフローラ
｢未だ未だ行くわよ｡次はパレスの
中央にアイリスのキーを差し込んで｣

キュアテティス
｢プリキュア! アイリス・ドクテ
アーゼ!｣

キュアテティスのドクテアーゼを
喰らったメツボーグとデジモンは
もがき苦しみ始める!

クローズ
｢御前…いやキュアテティス!
メツボーグに何をした?!｣

キュアテティス
｢何をって｡劇毒呪文を行使しただけ
ですわよ?｣

クローズ
｢劇毒だと?! 御前プリキュアの癖に!
卑劣なのは御前の方じゃ無ぇか!｣

キュアテティス
｢いいえ｡全く卑劣では有りませんわ｡
敵には劇毒､味方には治癒やブースト｣

クローズ
｢馬鹿な! 其んな都合の良い呪文が
在って堪るか!｣

キュアフローラ
｢クローズ｡御忘れかしら｡キュア
テティスは人間でも聖霊でも無い
謎に満ちた未知成る存在だから
掟破りな呪文が使えるのね｣

一方其の頃

クローズの一手に因って
絶望の檻の中に閉じ込められて
仕舞った清司郎

長らく気を失って居たが
遂に瞳を醒ます

其して辺りが真っ暗闇で在る事に
気付く

清司郎
｢此処は一体何処何だ…? 見渡す限り
真っ暗闇で…何も見え…うん?｣

清司郎の視線の遥か先に微かな光を
見付ける

清司郎は其の光に向かって静かに
歩みを進める

其の光に近付く度､凛とした優し気な
声が聴こえて来る…

清司郎は察した 此の声は恐らく
テティスモン様だと

心無しか何時もより声が高い様な
感じがするが気のせいだろうか?

テティスモン?
｢ダーリン…貴男は此んな所で倒れる
様な軟弱なヒトでは無い筈ですわ｡
…如何か…敗け無いで…!｣

清司郎
｢…! テティスモン様…! 僕は此んなにも
パートナーに想われて居るのに…
諦める何て…らしく無いよね…!｣

清司郎は光の在る所迄､一気に走る!

清司郎
｢僕は決して諦め無い｡其の身で絶望を
破る迄!｣

光に手を伸ばす すると清司郎の
衣裳が変化した

光の先には檻の柵が…
其れを清司郎らしからぬ体当たりで
壊其うとする

同時刻

キュアテティスはキュアフローラから
トドメの呪文を教わって居たのだが

異変に気付いたクローズが絶望の檻を
ふと見遣ると柵が割れ欠けて居るのに
気付く

其れを見たキュアテティス
｢ダーリン…! ダーリンならきっと或れを
壊して下さると信じて居ましたわ!｣

後一歩で絶望の檻から出られる!
と言う所でクローズが闇のオーラを
放ち清司郎を再びダウンさせて仕舞う!

清司郎
｢くっ…! 後少し…だった…の…に…｣

キュアフローラ
｢キュアテティス! 次の一撃で決め
ちゃって! パフュームにアヤメの
メタモルキーを差し込んで!｣

キュアテティス
｢エクスチェンジ! モードエレガント!
プリキュア! テティス・アドゥワールド!｣

メツボーグ
｢ドリーミング…｣

デジモンも消滅した!

キュアテティス
｢御機嫌よう!｣

クローズ
｢クッ! オレも此処迄か! 然しキュア
テティス､御前との戦闘い比較的
楽しめたぜ! 近い内にリベンジに来て
遣るよ! 今度は仲間を連れて来るから
楽しみにしてな! あばよ!｣

キュアフローラ
｢さぁキュアテティス｡大切な主を救け
ましょう｡アヤメのキーの裏のレバーを
下げて…其う其う｡で､檻に近付いて…｣

キュアテティス
｢開け! 夢への扉!｣

清司郎を解放した

絶望の檻から解放された清司郎は
表情(かお)色は余り良く無いが
他は特に問題無さ気で在る

其んな事よりも

清司郎
｢テティスモン様…? ですよね…?
何だか何時もより豪華な御姿な気が…?｣

キュアテティス
｢ダーリン｡今のわたくしの名はキュア
テティスですわ｣

清司郎
｢キュア…テティス…様…｣

キュアテティス
｢ダーリンを救けたい｡其の一心で
プリキュアと呼ばれる存在に成れた
みたい｣

清司郎
｢成る程､だから僕無しでも超進化(を
超えた変身)が出来たのですね｣

キュアフローラ
｢貴男がキュアテティスの主様ね?
初めまして､わたしはキュアフローラ｡
キュアテティスの守護者の様な者よ｣

清司郎
｢姿が視え無いのに何処かから声が?!
ひぃ!｣

キュアテティス
｢ダーリン…清司郎は非情に臆病ですの｣

清司郎
｢所でキュアテティス様､貴女の御声は
絶望の檻に閉じ込められた僕の耳にも
確り届いてましたよ｡無力な主の事を
或れだけ大事に想って下さって…有り
難う御座居ました｣

キュアテティス
｢わたくしも観て居りましたわ｡
ダーリンが絶望の檻を独りで破り
欠ける所を…ダーリンの想いは確り
受け取りましたわ…｣

清司郎はキュアテティスの瞳の前に
遣って来てしゃがむとキュアテティ
スの手を取りそっとキスをする
清司郎成りのキュアテティスへの
御礼なのだろう

すると瞬間､変身が解けてテスラ…
では無くジェリーモンに戻る

すかさず清司郎がジェリーモンを
背中におぶる

ジェリーモン
｢何か…ドッと疲れたさ～…プリキュア
として戦闘うのって…此んなに…しん
どい…物…なのさ…ね…?｣

其処でジェリーモンは気を失って
仕舞う

キュアフローラ
｢清司郎さん｡如何言う事か解説を｣

清司郎
｢ジェリーモン様は人間でも聖霊でも
無い未知成る存在｡僕達が元々居た世界
ではジェリーモン様はデジモンと呼ば
れて居ります｡で､其も其もキュア
テティス様の元に成ったデジモンの
テティスモン様は僕達の居た世界では
超進化と呼ばれる御姿で､長く戦闘って
居ると警告音と共に進化が解ける仕様
何です｡故に一般のプリキュアの方に
較べて身体に高負担が掛かる物だと
推察されます｣

キュアフローラ
(ビビりだけれど､普段は冷静沈着で
頭脳派な彼………ジェリーモンの主は
素敵な方ね………)

一方其の頃ジェリーモンはと言うと

夢の中で3人のプリキュアに
逢って居た

左からキュアマーメイド
キュアトゥインクル
キュアスカーレットと言った

傍らには犬の聖霊と鸚哥の聖霊と
猫の聖霊と…其の御付きの聖霊が居た
猫の聖霊の傍らに居るのはクロロと
名乗るロイヤルティーチャーを
目指す猫の様な外見の聖霊だ

犬の聖霊はパフ
鸚哥の聖霊はアロマ
猫の聖霊はミス・シャムールと言った

夢の中のジェリーモンは何故か
キュアテティス体で在る

マーメイド
｢然るべき時が来た時わたし達は
貴女の下に集まり貴女と共闘するわ｣

トゥインクル
｢貴女は変身時間にタイムリミットが
有るのね｡よく覚えて措くね｣

スカーレット
｢鍵とパフュームとファンとパレスは
然るべき時に現れるわ｣

クロロ
｢ミス・シャムール様｡キュアテテ
ィスは他の4人とは違う手段で
グランプリンセスに成る様ロロ｣

ミス・シャムール
｢如何も其の様ね｡フローラ達と違い
数々のプリンセスレッスンを熟(こな)す
のでは無く戦闘いの中で瞳醒める物と
推察されるわ｣

キュアテティス
｢でもわたくしとダーリンを如何遣って
見付けますの?｣

アロマは
｢チッチッチッ! 問題無いロマ! ボクに
委せるロマ!｣

パフは
｢御兄ぃちゃんは鍵が放つオーラが
判別るパフ～｣

ミス・シャムール
｢もうじきキュアテティスは変身が
解ける様ね｡一旦ミー達とは御別れね｣

一同
｢近い内に又逢いましょう｣

キュア×デジ
第1話 完

捕らわれたテイマーズを救え!
Go!プリンセスプリキュア集結!

瑠璃
｢へぇ～! ひがっちを救ける為に
プリキュアに変身出来る様に
成ったの､ジェリーモン?!｣

ジェリーモン
｢其うさ｡けど､追い込まれ無いと
ダーリン無しでは変身出来無いさ｣

宙
｢因みに先輩はプリキュアに成った
ジェリーモンが変身した瞬間とか
戦闘って居る所は…?｣

清司郎&ジェリーモン
｢｢観て(無いさ)ませんね｣｣

ジェリーモン
｢ダーリンはクローズとか言うヤツに
絶望の檻に閉じ込められたけど独りで
其れを破ろうとしてたさ～｣

ガンマモン
｢破るー? 独りでー?｣

清司郎
｢テティスモン様改めキュアテティス
様の御声が聴こえて来ましてね｡僕も
敗けるワケには行か無いと思いまして｣

アンゴラモン
｢互いが想い合う気持ち在らば､
如何成る悪路も斬り拓ける………かな?｣

ガンマモン
｢おー! よく理解ら無いけど凄ぇー!｣

と其処へ複数の影が近付いて来る

アロマ
｢見付けたロマ! 君がジェリーモン
ロマね?｣

清司郎
｢ジェリーモン様｡御知り合いで?｣

ジェリーモン
｢知り合いも何も此の間ミーが倒れた
後に夢の中で逢ったのさ! アロマさね?｣

アロマ
｢其うロマ!｣

ミス・シャムール
｢他の4人は変身前だけど誰が誰だか
判別るかしら｣

ミス・シャムールに問われて
ジェリーモンは4人をじっと見詰める
其して赤掛かった茶髪の少女を見る成り
｢………フローラ? ミーの守護者の………｣
と訊いた

フローラと呼ばれた少女は笑顔で
｢よく理解ったねジェリーちゃん｡
わたしは春野はるか､キュアフローラ｣
と応える

他3人は何と無くの雰囲気で当てて行く

先ずは青髪のロングヘアーの少女
｢貴女がマーメイドさ?｣

マーメイドと呼ばれた少女は笑顔で
｢其の通り｡わたしは海藤みなみ､
キュアマーメイド｣

次に焦げ茶髪のウェーブヘアの少女
｢貴女がトゥインクルさ?｣

トゥインクルと呼ばれた少女は笑顔で
｢正解☆彡 あたし天ノ川(あまのがわ)
きらら､キュアトゥインクル｣

ガンマモン
｢んー? あまのがわー?｣

瑠璃と清司郎とアンゴラモンが
一斉に宙の方を向く

アンゴラモン
｢宙の名字はあまの"が"わじゃ無くて
あまの"か"わ…だね｡紛らわしいけど
別物だよ｣

きらら
｢(苦笑)｣

最後に赤髪のエルフ耳の少女に問う
｢貴女がスカーレットさね?｣

スカーレットと呼ばれた少女は笑顔で
｢其の通りですわジェリーさん｡
わたくしは紅城トワ､キュアスカー
レット｣

クロロ
｢ホントはプリキュアの正体を明かす
のは御法度だけど今回は特例ロロ｡
誰が誰だか理解って無いと連携が
出来無いロロ｣

パフ
｢パフはキュアテティスとジェリー
モンの事についてよく知ら無いパフ｣

アロマ
｢何時襲来して来るか判断ら無いし
情報共有は早目に済ませて措くロマ!｣

はるか
｢ジェリーちゃんの事､詳しく教えて!｣

清司郎
｢でしたら僕が解説役を担いましょう｣

瑠璃
｢ひがっちはジェリーモンのテイマー､
所謂"主"だから｣

清司郎
｢ジェリーモン様は人間でも無ければ
聖霊でも在りません｡デジモンと呼ば
れる未知の生き物です｣

一同
｢デジモン…｣

清司郎
｢基本的にテイマーの僕の指示が
無ければ技を撃つ事は出来ません｣

ジェリーモン
｢で､ミーはクローズと悪事を働く
デジモンを纏めて打ち克つチカラを
得るべくプリキュアに覚醒せざるを
得無かったのさ｣

清司郎
｢キュアテティス様の御姿は僕達の
元居た世界で言う所の超進化…を
超えた変身｡タイムリミットが有る
上に一般のプリキュアの方に較べて
身体に高負担が掛かります｣

或の後､ジェリーモン様は数日間
瞳醒め無かったんですよ､ヒヤヒヤ
モノでしたよ…

はるか
｢ジェリーちゃんが変身したキュア
テティスは､敵には劇毒を､味方には
治癒やブーストに成る効果を持った
技が使えるの｣

きらら
｢何其れ?! 滅茶苦茶凄いじゃん!｣

クローズ
｢おうよ! キュアテティスは強いぜ!｣

一同
｢!｣

ガンマモンが吼える!
｢! 御前! 厭な感じ!｣

宙
｢ガンマモン! 勝手に行くな! 其いつは
ガンマモンじゃ太刀打ち出来無い!｣

ガンマモン
｢んじゃヒロー､進化はー?｣

宙
｢理解ら無い｡遣って見無いと…｣

クローズ
｢おうおう! 初めましてな奴が何人か
居るな! オレの名はクローズだぜ!
今日は此の間の宣言通り仲間を連れて
来たぜ!｣

?????
｢わたしはシャット｣

シャットは当初クローズと間違われて
戦に向かった事に成って居る哀れな輩

?????&?????
｢ストップ｢フリーズ｢｢全テハ主ノ
クローズ様ノ為ニ｣｣

クローズ
｢テスラジェリーモン?と遣らの主よ｡
前回は危うく破られ欠けたが今回は
違うぜ? 今度此そ完膚無き迄に絶望の
淵に堕として殺るぜ!｣

其れを聴いたシャット
｢クローズ｡絶望の檻を破られ欠けたの
ですか｣

クローズ
｢嗚呼｡シャット気を付けろ､此いつ等は
他の人間と何かが違うぜ｣

シャット
｢言われずとも｡精進有るのみ｣

クローズは清司郎を
シャットは瑠璃を
ストップは宙を
フリーズはガンマモンと
アンゴラモンを
其れ其れ絶望の檻の中に閉じ込めて
仕舞う

其して
｢クローズ・ユア・ドリーム!｣
｢シャット・ユア・ドリーム!｣
｢ストップ・ユア・ドリーム!｣
｢フリーズ・ユア・ドリーム!｣

クローズ&シャット
｢｢来い(出でよ)! メツボーグ!｣｣

ストップ&フリーズ
｢｢来テ｡ゼツボーグ!｣｣

メツボーグ2体とゼツボーグ2体が場に
喚び出される

然しジェリーモンの前には未だ
アイテムが現れ無い!

ジェリーモン
｢其んな! 変身すら出来無い何て!｣

トワ
｢焦っては成りませんわ､ジェリーさん｡
変身は出来無いのでは無く､しては行け
無いと言うのが正しいかと｣

ジェリーモン
｢しては…行け無い…?｣

きらら
(ジェリジェリの変身にはタイムリミ
ットが有るからね｡天は其れを見越して
敵が弱った所に止めを撃つ為にアイテム
授与をして無いのだと推察され…)

はるか､みなみ､きらら､トワは
メタモルキーとパフュームを構える!
｢プリキュア! プリンセスエンゲージ!｣

キュアフローラ
｢咲き誇る花のプリンセス!
キュアフローラ!｣

キュアマーメイド
｢澄み渡る海のプリンセス!
キュアマーメイド!｣

キュアトゥインクル
｢煌めく星のプリンセス!
キュアトゥインクル!｣

キュアスカーレット
｢深紅の炎のプリンセス!
キュアスカーレット!｣

キュアフローラ
｢強く!｣
キュアマーメイド
｢優しく!｣
キュアトゥインクル
｢美しく!｣
キュアスカーレット
｢Go!｣
｢｢｢｢プリンセスプリキュア!｣｣｣｣

｢｢｢｢冷たい檻に閉ざされた夢､
返して頂きますわ!｣｣｣｣
フローラ&マーメイド&トゥインクル
｢｢｢御覚悟は よろしくて?｣｣｣
スカーレット
｢御覚悟､決め為さい!｣

其して其れ其れの得物を構える!

フリーズ
｢フリーズノゼツボーグハ
変ナ生キ物ヲ2匹モ捕マエテ檻ニ
閉ジ込メタカラ､一寸強イヨ?｣

フリーズのゼツボーグは
他の幹部のつかいまと違って
更に邪悪なオーラを放って居る!

其処で､4人のプリキュア達は
フリーズのゼツボーグに標的を絞り
個人呪文でじわりじわりと追い詰めて
行く事にした!

先ずはスカーレットの個人呪文!

スカーレットはバイオリンに
フェニックスのエレガントキーを
セットする!

キュアスカーレット
｢羽ばたけ､炎の翼! プリキュア!
フェニックス・ブレイズ!｣

次はトゥインクルの個人呪文!

トゥインクルはクリスタルプリンセス
ロッドにルナのエレガントキーを
セットする!

キュアトゥインクル
｢キラキラ､星よ! プリキュア!
フルムーン・ハミング!｣

更に続けて､マーメイドの個人呪文!

マーメイドはクリスタルプリンセス
ロッドにアイスのエレガントキーを
セットする!

キュアマーメイド
｢高鳴れ､氷よ! プリキュア!
フローズン・リップル!｣

最後にフローラの個人呪文!

フローラはクリスタルプリンセス
ロッドにローズのエレガントキーを
セットする!

キュアフローラ
｢舞え､薔薇よ! プリキュア!
ローズ・トルビヨン!｣

フリーズのゼツボーグは多少
よろけるも､直ぐに体勢を調える!

其れを観たスカーレットが更に
個人呪文で追撃を決行!

スカーレットはバイオリンにハナビの
ミラクルキーをセットすると2連続で
個人呪文を撃った!

キュアスカーレット
｢燃えよ､炎よ! プリキュア!
スカーレット イリュージョン!
続けて､スカーレット スパーク!｣

スカーレットの2連続は流石に
身体に堪えたのか中々立ち直れ無い!

其処でプリキュア達は
｢｢｢｢エクスチェンジ!
モードエレガント!｣｣｣｣

モードエレガントで更成る追撃を
仕掛けて様子を観る事にした

先ずはフローラ
｢舞え､花よ! プリキュア!
フローラル・トルビヨン!｣

次はスカーレット
｢滾れ､炎よ! プリキュア!
スカーレット・フレイム!｣

更に続けてトゥインクル
｢キラキラ､星よ! プリキュア!
トゥインクル・ハミング!｣

最後にマーメイド
｢高鳴れ､海よ! プリキュア!
マーメイド・リップル!｣

プリキュア達に拠る追撃で
フリーズのゼツボーグは
軽気絶を負った!

然し安心するのは未だ早い!

クローズ
｢おいおいプリキュアさんよぉ
オレ達のメツボーグとストップの
ゼツボーグを忘れて貰っちゃ困るぜ?｣

優勢から一転､プリキュア達は
2体のメツボーグと1体のゼツボーグの
奇襲を受け相応のダメージを負う

クローズ
｢ハッ! 此れでおあいこって奴だな!
…うん?｣

クローズはフリーズのゼツボーグの
異変に気付く

フリーズのゼツボーグは何を思ったか
ジェリーモンの方を向くと…

邪悪なオーラを放った!

其れに因ってジェリーモンは
丸っこいカタチをした明らかに幼い
デジモンの姿にされて仕舞う

彼女の名は…プヨモン!

キュアフローラ
｢! 何て事を…! 清司郎さん…ジェリー
モン…最後迄護り切れ無くて御免
為さい…!｣

クローズの一手に因って今度此そ
完膚無き迄に絶望の淵に堕とされた
筈の､ジェリーモンのテイマー､
清司郎は………

前回捕らわれた時以上に真っ暗な
世界の中で

何者かが小声で自分に話し掛けて
居るのを感じ取る

脳裏に浮かぶのは青くて丸っこい
幼き外見のデジモンの姿

清司郎
(或れは…プヨモンさま…? 何故…僕の
深層意識の中に…居らっしゃるの
でしょう? 正か現実世界でジェリー
モン様に何か良ろしく無い事が起き
たのでしょうか…? プヨモンさま､
如何かもっと御声を張り上げて下さい｡
僕に確り届く様に!)

清司郎の想いが通じたか
プヨモンは清司郎に片言で
精一杯に今の状況を伝えて来る…

プヨモン
｢ダーリン…タスケテ…コワイヨ…
ゼツボーグニ…コンナ スガタニ サレテ
シマッタ…モウダメ…ミーハ…タタカエ
ナイ…センパイ プリキュア タチモ…
メツボーグト モウ1タイノ ゼツボーグニ
ヤラレテ ウゴケナイ…ミーハ…イッタイ…
ドウシタラ イイノ…?｣

清司郎
(! 其う言えば天ノ河君や月夜野さん
だけで無くガンマモンとアンゴラモンも
捕らわれてるんだった! 若しかして
ガンマモンとアンゴラモンを一緒に
閉じ込めた檻のパワーで喚ばれた
ゼツボーグに殺られて仕舞ったのか､
ジェリーモン様は?!)

プヨモンはすっかり弱気に成って
仕舞って居る

余程怖いのかオカルト話を聴いた
自分の様に小刻みに震えて…

自分は前回､テティスモン様
(改めキュアテティス様)の御言葉で
救われた…

今度は自分がプヨモンさまを
言葉で救ける番だ!

清司郎
｢プヨモンさま｡窮地に陥り､怖れる
御気持ちは良く理解ります｡僕も
極度の怖がり屋ですからね｡ですが
決して諦めては行けません｡怖い
のでしたら､テイマーの僕が一緒に
戦闘います｡僕とプヨモンさまは
1人と1体でバディなのですから｡
今日は珍しく思いっ切り頼って
下さい｡僕が全力で貴女を支えて
魅せましょう｣

プヨモン
｢…! …ダーリン｡ソノ コトバヲ
ズット マッテタ…｡アリガトウ｡
ミーハ…モウ…ダイジョウブサ～!｣

カッ!!!!!

クローズ&シャット
｢｢?! 何だ?! 眩しい…!｣｣

何と清司郎は自力で絶望の檻を
破った!

クローズ
｢馬鹿な?! 今度此そは完膚無き迄に
絶望の淵に堕とした筈なのに!
何故破れた?!｣

清司郎
｢僕はもう逃げ無い! バディの
プヨモンさまと一緒に戦闘い
抜いて魅せましょう!｣

するとプヨモンと清司郎の瞳の前に
パフュームと4つの鍵が現れる!

プヨモンのアイテムはジェリー
モンが持って居た物だが

清司郎のアイテムは先輩組やキュア
テティス用のアイテムとは少し違う
様だ

其れを観たスカーレットが何か閃く
｢清司郎さんが持って居る其れは…
プリンセスパフューム成らぬ
"プリンス"パフューム?!｣

因みに鍵の名前は
メタモルキー→ホープ
エスコートキー→デザイア
ミラクルキー→ウィッシュ
プレミアムキー→シンクロ
と成って居りプレミアム以外は
全て"希望"を意味する単語だ

覚悟を決めた清司郎に相応しい
ラインナップで在る

其して1人のテイマーと1体の
デジモンは

プリンス/プリンセスパフュームに
ホープ/アヤメキーを差し込み
｢｢プリキュア! プリンス/プリンセス
エンゲージ!｣｣と叫ぶ

プヨモンのパフュームには紫の光が
清司郎のパフュームには緑の光が
其れ其れ充たされて行く

プヨモンは一気にテティスモンに
進化しティアラを着け

清司郎はクラウンを着ける

キュアテティス
｢煙る毒栽のプリンセス!
キュアテティス!｣

変身した清司郎
｢皇女(デジモン)に仕えし不屈の
従者(プリンス)! キュアテイマー!｣

フリーズ
｢其ンナ馬鹿ナ?! 男ガプリキュアニ
覚醒シタダト?!｣

テイマーとテティスは手を繋ぐ
共に戦闘う事を誓い合う様に!

其して手には其れ其れの得物が

テティスにはテティスファン
其してテイマーには

キュアテイマー
｢テイマーエールブレード!｣

テイマーエールとは先刻の
テイマー(主)からのデジモンへの
強力な応援呪文の事で在る
清司郎の言葉が弱気に成った
プヨモンを救ったのだ

キュアテティス
｢ダーリン…いいえキュアテイマー｡
わたくし貴男のプリキュアとしての
チカラを観てみたいわ｣

キュアテイマー
｢キュアテティス様の仰せの儘に｣

テイマーはテイマーエールブレードに
デザイアのエスコートキーをセット
すると

｢導け! 詩声の力よ! プリキュア!
デザイア・デュエットムジーク!｣

テイマーエールブレードが
清司郎の詩と共にフリーズの
ゼツボーグを裂く!

更に続けてテイマーはブレードに
ウィッシュのミラクルキーを
セットすると

｢導け! 対比の力よ! プリキュア!
ウィッシュ・ツインシンメトリー!｣

何処からかもう一振りのテイマー
エールブレード(ウィッシュキー
装填)が現れ対等の物理攻撃力で
ストップのゼツボーグに致命傷を
与える!

シャット
｢何と凄まじいパワーだ…キュア
テイマー…恐るべし｣

其んなキュアテイマーの前に
ナイトパレス(騎士城)が現れる
中央に2つの鍵穴が
其れを取り囲む様に4つの鍵穴が
配置されて居る

初見のアイテムだが何故かテイマー
には使い方が理解出来た

キュアテイマー
｢キュアテティス様｡アイリスの
プレミアムキーを中央右の鍵穴に｣

其して自分のプレミアムキー
"シンクロ"を中央左の鍵穴にセット

此のパレスはダブルハンドルだった

テティスとテイマーが同時に
ハンドルを回すと緑と紫の光が
辺りに満ちる

キュアテイマー&キュアテティス
｢｢導け! 互いの絆の呼応の力よ!
プリキュア! シンクロネス・
バディファイト!｣｣

此の一撃でクローズのゼツボーグが
消滅する!

テイマーの快進撃は未だ停まら無い!

テイマーはプリンスパフュームに
ホープのメタモルキーを差し込み
｢エクスチェンジ! モードエスコート!｣

キュアテイマー
｢導け! 完遂の力よ! プリキュア!
テイマー・ペアアレインジ!｣

此の一撃でフリーズのゼツボーグが
消滅する!

キュアテイマー
｢キュアテティス様｡先輩プリキュアの
皆様｡如何か僕に御磨導力(おちから)
添えを｣

中央左の鍵穴にテイマーがシンクロ
キーを
中央右の鍵穴にテティスがアイリス
キーを
左上の鍵穴にスカーレットがサン
キーを
右上の鍵穴にフローラがサクラ
キーを
左下の鍵穴にトゥインクルがギンガ
キーを
右下の鍵穴にマーメイドがサンゴ
キーを
其れ其れセットする

テイマーとテティスが同時にハンドルを
回すと6色の光が辺りに満ちて行く

一同
｢響け! 全ての力! プリキュア!
エクラ・エスポワール!｣

シャットのメツボーグとストップの
ゼツボーグを2体纏めて消滅させる!

一同
｢御機嫌よう!｣

クローズ&シャット
｢｢クッ…此処迄(です)か｣｣

ストップ&フリーズ
｢｢だが､絶望した｣｣

幹部達は身を退いて行く

テイマーがホープのメタモルキーを
持ち宙が捕らわれた檻の前に
テティスがアヤメのメタモルキーを
持ち瑠璃が捕らわれた檻の前に
スカーレットがメタモルキーを持ち
ガンマモンとアンゴラモンが
捕らわれた檻の前に其れ其れ立つ

テイマー&テティス&スカーレット
｢｢｢開け! 夢への扉!｣｣｣

宙と瑠璃とガンマモンとアンゴラ
モンが檻から解放された

キュアテティス
｢プリキュア! アイリス・ドクテアーゼ!｣

キュアテティスが他のプリキュアと
宙達を回復する

其してテイマーに変身した清司郎を
一目観た一同
｢キヨー?(ガンマ)｢清司郎?!(アンゴラ)
｢先輩?!(宙)｢ひがっち?!(瑠璃)
｢｢｢プリキュアに覚醒したの(か)(ですか)
(んだね)｣｣｣

因みに｢したの｣が瑠璃
｢したのか｣がガンマモン
｢したのですか｣が宙
｢したんだね｣がアンゴラモン

瑠璃は其の姿を納めるべくスマホを
取り出して撮る

アロマ
｢撮るのは自由だけど拡散するのは
御法度ロマよ瑠璃｣

瑠璃
｢理解ってる(*´ω｀*) 此れは自分用｣

瑠璃が写真を撮り終わった瞬間に
テイマーもテティスも元の姿に戻る

ジェリーモン
｢…ダーリン? …寝てるさ～｡まぁ
キュアテイマーとして大活躍したし
至極当然さね｣

ジェリーモンの数有る触手の1本に
手を繋いだ儘､気持ち良さ其うに
眠る清司郎

ミス・シャムール
｢此んな事も在ろうかとプリンセス
レッスンパッドに戦闘いの様子を
記録して措いたわ｡宙君と瑠璃さんの
スマホに送るわね｣

其れを確認した一同
｢キヨ凄ぇ｢先輩…滅茶苦茶強いじゃ無い
ですか｢名乗りが覚悟決めたひがっちに
ピッタリ過ぎる｢キュアテティスと協力
して撃つ技が在るんだね｣｣｣｣

クロロ
｢キュアテティスのグランプリンセス
キュアテイマーのグランプリンスが
観られ無かったのが残念ロロ｣

ミス・シャムール
｢キュアテティスとキュアテイマーは
プリンセス/プリンスレッスンを熟す
のでは無く戦闘いの中で覚醒する者
だから仕方無いわね｣

其んなジェリーモンと清司郎の
手元にはメタモルキーをモチーフと
した透明のドレスアップキーが
残されて居る

パフ
｢其の鍵は敵に打ち克った記念品の
様な物パフ～｣

パフはジェリーモンにキーリングを
渡す…清司郎の分も一緒に…

ジェリーモン
｢パフ､有り難うなのさ～｡ダーリン
には後で渡して措くさ～｣
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
後日譚

私立葉櫻学院男子学生寮

偶々寮長(清司郎)と擦れ違った
野村コタロウは

寮長の腰に付いて居る鍵を見付けて
本人に尋ねる

コタロウ
｢寮長｡一体如何したんすか其の鍵｣

清司郎
｢秘密だよ､野村君｣

ゃょぃちゎ
｢執筆開始から1日半
超スピード完結作です(苦笑)｣

瑠璃
｢相も変わらずひがっちとジェリーモン
への愛が凄いね｣

ゃょぃちゎ
｢たまたまゴスゲのpixivの小説読んで
たらジェリーモンの中のヒトがキュア
フローラ=って書いてましたから
元々考えてた紫の追加キュアを
テティスモン様にそのまま当てたん
デス｣

宙
｢其のキュアフローラはジェリーモンの
守護者としてジェリーモンにイロハを
教えてましたね｣

ちなみにフローラは宙&瑠璃とタメ
トゥインクルとスカーレットも
タメだけど(※トワは中1扱い)

アンゴラモン
｢ちなみにどうして清司郎を
プリキュアに覚醒させようと
思ったの?｣

ゃょぃちゎ
｢今日(6/22)思いついたの
男の子プリキュア…と言うか
老若男女問わずプリキュアになった
事例がHUGっとプリキュアであった
からね…今なら追加しても無問題かと
思って 後どうしてもプヨモンを激励
する清司郎君のシーンが書きたかった｣

ジェリーモン
｢"テイマーエール"さね｣

清司郎
｢ちなみにテイマーと言う表現は
どこで知りました?｣

ゃょぃちゎ
｢ヤマダ電機でもらって来た小冊子
それとデジカ｣

デジモンとバディを組んだ主の
ことをテイマーと呼ぶ

ガンマモン
｢キュアテイマーはどんなプリキュア
なんだー?｣

ゃょぃちゎ
｢キュアテティス様と一緒にたたかう
と言うのがコンセプトだから協力技
アリ｡武器は従者らしく剣にしました｡
キュアテティス様の側にいる間は
キュアテティス様への絆のチカラで
いくらでもたたかえるけど元に戻ると
疲労困憊ってカンジでしょうかね｡
ちな清司郎君絡みの話はこう言う系
やたら多いけどゃょぃちゎのシュミ
ですゴメンナサイm(_ _)m｣

ちなパレスにキーをセットする位置は
必ず中央左の鍵穴(キュアテイマー)
キュアテティスは中央右の鍵穴

瑠璃
｢なぜ左?｣

ゃょぃちゎ
｢何となく従者は左のイメージが
有ったから(苦笑) 其れと雛人形の
男雛(おびな)って真正面から見て
必ず左に置いて在るでしょ､或れと
一緒｣

瑠璃
｢…男雛…? 御内裏(おだいり)様じゃ
無くて?｣

ゃょぃちゎ
｢瑠璃ちゃん御存知で無い?
御内裏と言うのは男雛と女雛(めびな)
合わせた人形の事で､例の雛祭りの歌
作った方が勘違いしたまま書いちゃ
ってそれが公開されて定着したみたい｣

瑠璃
｢成る程｣

ガンマモン
｢なぁなぁマスター
オレもプリキュアになりたい～｣

ゃょぃちゎ
｢えぇ…困ったな…いやスカーレット
守護者だから手解き受けることは
出来るけど…んじゃ色はオレンジで
どうだ? これならスカーレットとも
色味が近いし｣

但しガンマモン､わかってると思うが
テイマーの宙君が捕らわれないと
変身は無理だよ?

瑠璃
｢オレンジって事はモードクール
相当の衣裳のベースはベテルかなぁ｣

アンゴラモン
｢モードエスコートがグルスに成るの
かな…｣

清司郎
｢モード・ロイヤルがカノーヴァイスに
成ったりして?｣

5人目はキュアテティス
6人目はキュアテイマーと来て

7人目はガンマモンがクアトロキーを
用いて変身するキュアヴァイスで在る

テティスが完全体の名前がキュアに
成って居るのでガンマモンのキュア体も
完全体の名前をプリキュア名にした

ベースカラーはベテルガンマモンの
色で在るオレンジ

パフュームのモードエスコートで
グルス化する(オレンジから黒へ)

ガンのエスコートキーがウェズンの砲
ガンのミラクルキーがカウスの風
パレスのプレミアムキーがカノーヴァ
イスの聖

武器はベテル含めた正統進化に
合わせて3つのモードを備えたヴァイス
ガン(銃)…モードエスコートでグルス化
するので正統進化のベテルの方は
此方で技を撃つ