ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ163:やっと買いました、『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』
"買おう、買おう"と思いつつも、いつの間にやら半年以上が過ぎてしまい、購入意欲も薄れかけてきたここ最近……やっと買いましたよ、ニンテンドーDSでテレビが観られる『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』。
去年(2007年)の11月20日に発売された『DSテレビ』ですが、当初は専用ホームページのみでのオンライン予約販売だったんですよね。その予約がぜんぜん取れなくて、「ま、そのうち買えるだろう」とのんびりしてたら、「別に買わなくてもいいかあ、外でテレビも見ないし」という気持ちに移り変わりつつあった矢先ですよ。
いつの間にか店頭販売されてたんですよねえ。そういえば、『ニンテンドーDSブラウザー』も"ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ"も最初はオンライン販売のみでしたよね(現在はどちらも店頭販売されていますけど)。
いわゆるこの手の"ややこしい系"の商品は、「最初はネット販売で様子見しよう」って感じなんでしょうかねえ。
で、購入意欲が薄れつつあったのに、なぜ『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』を買ったのか? じつは、"クラブニンテンドー"のランクポイントが欲しかったから(笑)。
現在、ボクの会員ランクは380ポイントのゴールド会員。あと20ポイント(400ポイント以上)でプラチナ会員になれるんですよ。
"クラブニンテンドー"の会員になっている人ならご存じかと思いますが、毎年9月30日で会員年度が切り替わり、10月1日からはランクポイントが0に戻るんですよね(さまざまなオリジナルグッズと交換できる"所有ポイント"はそのまま)。なので、どうしても今月中に、なにかゲームを買ってポイントを増やしたかったんですよねえ。
とはいえ、欲しいゲームがない。ニンテンドーDS Lite本体をもう1台買ってもいいかなあ、と思ったんだけど、20ポイントのランクポイントのためだけに買うのもなあ、と思いつつ、ふと思い出したのが『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』。それでも「じゃ買っちゃえ!」ではなく、「うーん、どうしよう」と悩みに悩んだすえ購入。
でも、買えば買ったで、すごく便利。おもに仕事部屋で使っているんですが、気軽にテレビが見られるのはもちろん、さすが任天堂だけあり、ただテレビが見られるだけのツールだけではなく、さまざなな仕掛けが盛り込まれています。
たとえば、ニンテンドーDSの上画面でテレビを見ながら、下画面をメモに使える"メモ機能"、チャンネルの電波受信状態がひと目でわかる"電波チェッカー"、疲れ目など症状別に効果のあるツボを紹介する"ツボTV"、ワンセグを受信したエリアを自動的に記録し、その達成率を確認できる"TVの旅"、そしてさらには懐かしの『ゲーム&ウオッチ』を遊ぶことができたりと、さまざまなアプリケーションが用意されているんですよね。
まさにテレビをより楽しむためのギミックが満載。Wiiの『テレビの友チャンネル Gガイド for Wii』もそうでしたけど、チャンネル争いという意味では"テレビ番組"はゲームのライバルともいえるんですよね。それを敵だからといって無視するのではなく、上手に"遊び(ゲームのように触って楽しいもの)"に昇華させるその切り口がすごいなあと。たぶんこれがゲーム会社の任天堂じゃなければ、先ほど説明したいろんなアプリケーションなんて付けないですもん。
ただツールを提供するだけではなく、そのツールを楽しく使う方法(遊びかた)などを、きちんと提示してくれる任天堂の姿勢は、個人的に大好きですねー。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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