ソニーの子会社、ソネットエンタテインメントは20日、運営するインターネット接続サービスへの不正アクセスによって、ゲームなどコンテンツ(情報内容)と交換できる利用者のポイント約10万円分が盗まれたことを明らかにした。


 今月16〜17日にかけて他人のIDやパスワードを使って侵入したとみられ、128人分の利用者のポイントがゲームのコンテンツを購入できるウェブマネーなどと勝手に交換され、90人分の電子メールも閲覧されていた。利用者から「ポイントが使われている」などの苦情が来て発覚した。ソネットは「住所や氏名などの個人情報が見られた可能性はない」としている。

 ソネットは発覚後、ポイントを交換するサービスを停止し、全国に約422万人いる利用者にパスワードの変更などを求めている。ソニーでは、インターネット配信サービスなどから最大1億件規模の個人情報流出が明らかになっている。