ポケモンHGSSゲームドラマSP！～虹色の手紙～第４話「闇ヤドンの井戸」

３２番道路・ポケモンセンター
サキ「・・・・。」みゆう「サキ？」サキ「？」みゆう「どうかしたの？」
サキ「なんでもないよ！ちょっと考え事していたの！」

るみ「余り考えすぎると体に良くないよ！」サキ「うん！」
みゆう「この先にヤドンの井戸があるんだけど行ってみる？」
るみ「い・・・井戸？や・・・止めとこうよ！なにか出るかも知れないじゃん！」

サキ「でもそんなに怖い場所じゃないと思うよ！」みゆう「サキの言う通り！」
るみ「知らないの？井戸ってさぁ～テレビを見ていると突然、砂嵐になって貞子が出てくるんだよ！」

セレビィ「ヤドンの井戸は、雨降らしの井戸って呼ばれている！」みゆう「雨降らし？」
セレビィ「うん！その井戸は、喉が渇いたヤドンが水を飲みにこの井戸に現れると言う伝説があるんだ！」
るみ「伝説？そんなこと言ったって井戸は、井戸よ！」

ハヤト「怖いなら行かなくていいぞ！」るみ「怖くないもん！」ハヤト「じゃあ行け！」
サキ「『じゃあ行け』って女の子に向かってそういう口の聞き方無いんじゃない？」
ハヤト「別にいいだろう！」サキ「るみ！気にしなくていいよ！ハヤトは、こう言う奴だから！」
るみ「うん！」

ヤドンの井戸
ロケット団のしたっぱ『へへへ！これだけありゃボスも大歓迎だな！』
ロケット団のしたっぱ『ああ！何せヤドンのしっぽは、美味しいって有名だもんな！
それにこれを売り捌けば・・・』

ヒワダタウン・ヤドンの井戸入り口
みゆう「誰かがいる！」サキ「ヤドンのしっぽって美味しいの？」
るみ「ほらぁ～やっぱり声が聞こえる！やっぱりお化けいるじゃん！」

ヤドンの井戸
ロケット団のしたっぱ「おい！ヤドン！いますぐ尻尾を出せ！」
ヤドン「・・・」ロケット団のしたっぱ「聞こえないのか！尻尾を出せって言っているだろうが！」
ヤドン「・・・」ロケット団のしたっぱ「猪口才な野郎だな！まぁいい！力付くで奪うしかねぇな！」

サキ「呼び掛けても無駄よ！ロケット団！」
ロケット団のしたっぱ「なっ！お前ら俺たちのアジトを！」

みゆう「俺達のアジト？」
ロケット団のしたっぱ「そうだ！ここは、ロケット団のアジトだ！
お前等のような子猫ちゃんたちが来る場所では、無い！今すぐ帰れ！」

るみ「そっくりそのまま返してあげるわ！」
ロケット団の幹部　ランス「ヤドンのしっぽを密猟するのにいつまで掛かってるんだ！」
サキ「密猟？」ランス「ほぅ～可愛い子猫ちゃんだ！そうともここにいるヤドン達のしっぽを売り捌く！」

サキ「売り捌いてどうするのよ！」
るみ「子猫じゃないよ！」みゆう「子猫って言われて嬉しい人は、いないよ！」
ロケット団のしたっぱ「じゃあ！帰れ！」サキ「言葉で言っても無駄みたいだから帰ろっか！」

るみ「サキ！私達がこの心知らずな野郎達を倒すから先に行ってて！」
サキ「でも～」みゆう「大丈夫！後始末したら直ぐ戻るから！」
サキ「うん！」

ロケット団のしたっぱ「逃がすか！」サキ「帰れって言ったのそっちじゃん！」
るみ「逃げて！サキ！」サキ「うん！」
ロケット団のしたっぱ「行け！ズバット！」
ロケット団のしたっぱ「行くんだ！ドガース！」

みゆう「ちょっと目を逸らさないで！行くのよ！パチリス！」
るみ「行くよ！ムチュール！」

ヒワダタウン
サキ「るみ！みゆう！大丈夫かなぁ！」
ミミロル「(ぐすん！ぐすん！)」

サキ「あれ？ミミロル？」ミミロル「！」
サキ「どうしたの？」ミミロル「・・・？」
サキ「なにもしないからこっちへおいで！」ミミロル「・・・」ミミロルは、逃げ出した！

サキ「にげあしだけは、速いね！」
セレビィ「サキ！あのミミロル！人見知りみたいよ！」サキ「人見知り？」
セレビィ「うん！どうやらミミロルは、サキを怖そうなお姉さんとしてみて逃げ出したのかも知れない！」
サキ「そっか」

るみ「サキ！片付けてきたよ！」
みゆう「パチリスのスパークとムチュールのサイケこうせんで一気に倒しちゃった！」
サキ「そっか！あっ！そうだ！るみ！みゆう！私、ミミロルに会っちゃった！」

みゆう「ミミロルってあの愛くるしい表情の？」サキ「うん！」
るみ「捕まえたの？」サキ「ううん！様子を伺って逃げ出しちゃった！」
みゆう「そっかぁ～」

サキ「でもまだいるんだったら捕まえたいなぁ～」
セレビィ「捕まえるためには、リニアパスが無いと行けないみたいよ！」るみ「リニアパス？」
セレビィ「君達の世界で言う電車の切符だ！
ここジョウト地方は、コガネシティにあるコガネステーションからカントー地方に開通しているんだよ！」

みゆう「そうなんだ！」るみ「切符売り場とかないの？」
セレビィ「売り場は無いけどヤマブキシティのモノマネ娘の家でもらえるんだ！」
サキ「もっとも私がポケモンリーグまで進めた話だね！」

セレビィ「そういうことよ！」
るみ「じゃあまずは、ヒワダジムを攻略しなきゃね！」
サキ「うん！」