何と10月上旬から現れ、11月上旬頃まで聞くことができる、国内では対馬(長崎県)でしか聞けない小型のセミ。絶滅危惧II類(VU)に指定。国外では朝鮮半島から中国本土に分布。韓国では最も普通に見られる種だそうである。大きさはニイニイゼミとほぼ同程度。ニイニイゼミに似ているが、後翅がオレンジ色であること、頭部の輪郭は丸みを帯び、ニイニイゼミの様に角張っていないこと、また、胸の厚みがあり、全身毛におおわれていること等で容易に区別できる。小さな縫いぐるみの様でとてもかわいいセミ。鳴き声はニイニイゼミを始めとするニイニイゼミ属のセミとは異なり、音程の上げ下げはなく、「チィチィチィ・・・チィチィチィチ〜〜〜〜」を繰り返す。断続音と言っても音は連続して聞こえ、チッチゼミのようなパルス的な音ではない。基本的に朝方8時〜11時、夕方4時半〜5時半に合唱し、真昼にはあまり鳴かない。腹部を動かして呼吸するなどの性質はニイニイゼミと同様。非常に敏捷で採集は困難。主にコナラなどの広葉樹の高い小枝に止って鳴く。腹部は硬質。脱皮殻に泥がついていることもニイニイゼミと同じ。
抜け殻が泥だらけであることは、ニイニイゼミ属のセミと同様で、この理由は恐らく乾燥を防ぐためで、尿を使って塗るのではないかと思われるが、詳細は不明。

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