ワザップ!

アスマミタライ キヨシロウ
ミイハル芬薗に通う
中等科3年次の男性生徒
最早天命とも言うべきレベルで
悪意に狙われ易く冒され易い
其の為必ず誰かと行動を共にする
唯一つかいまにちゃんとした名前が
命名けられて居る
イダテンと呼ばれる特殊な状態異常の
発作と闘病う

ウミツキ シヱリ
アスマミタライ キヨシロウのつかいま
擬人化状態でキヨシロウと共に芬薗に通う
元は性別の概念が無い生き物だが心が
女性的と言うのも在って女性生徒用の
制服を纏う
複数の姿が場に居る時はパワードスーツの
様なルックス体が本体で他は分身

キヨシロウ､宙､コタロウ､理久､
瑠璃､アオイ､ミカ､カヨノは､
アキハバラ ケイトに連れられて､
緑豊かなカルーシュ皇國へと遣って来た｡

理久
｢ほわぁ～､此処がカルーシュ皇國かいな!｣

カヨノ
｢見渡す限り…､華と緑に囲まれてるわね…｣

ミカ
｢空気が澄んでて住み心地が良さ其う…!｣

アオイ
｢ホント､ホント｡…所でケイト､何で
此の皇國に皆を連れて来たの?｣

ケイト
｢実は或る人物からムッシュー・宙達を
此の國の議事堂に呼ぶ様にと言われて
居てね､マドモアゼル・アオイ｣

アオイ
｢或る人物?｣

アオイは今一ピンと来無かった様だが､
宙はケイトの発言の意図を理解した｡

宙
｢コタロウ､深津(=理久)､宇田川さん
(=アオイ)､柏木さん(=ミカ)､荒巻さん
(=カヨノ)､此の間､醒儷(せいら)から貰った
ネクサスカードを直ぐに出せるか?｣

理久
｢ネクサスカードって………､此の"樹"が
描かれたカードの事かいな､天ノ河先輩?｣

宙
｢嗚呼､其のカードに描かれて在るのは
俺と"アスマミタライ(=清司郎)"先輩と
瑠璃で育てたヘヴヘルツリー何だ､
きっと其の事で呼ばれたんだと思う｡
後は俺達を呼んだ張本人も察しが付いてる｡
ね､アスマミタライ先輩､瑠璃?｣

清司郎と瑠璃はこくりと頷く｡

ー議事堂前ー

議事堂の前にミイハル學薗の制服を着た
女性生徒が居る｡

宙
｢やっぱり! サノノンだったか｣

清司郎
｢紹介するよ､彼女はアサノノカ・
シンフォニー､愛称サノノン｡
天ノ河君と月夜野さんと僕で育てた樹を
手頃なサイズにして學薗に参考資料として
持ち帰ったんだ｣

サノノン
｢全く…宙と瑠璃とアスマミタライ先輩には
驚きましたよ｡自分より美味しいヘヴヘル
ツリーを育てて仕舞うだ何て｡まぁ､
詳しくは…中でたっぷり観させて貰います
から｡覚悟は良いですか､アスマミタライ
先輩?｣

清司郎
｢致し方無いね｣

因みにケイトは引率係なので此処で御別れ｡