ワザップ!

?????
｢来たな､キヨ｡待ってたのぜ｣

キヨシロウ&シヱリ&アオイ
｢｢｢創想者(マスター)!!!｣｣｣

シヱリ
｢………って何でMeとアオイも呼ばれてるさ?｣

マスター
｢シヱリに纏わる知恵が要るから｡後アオイは
単純に他の………其れも自身と関わりの有る
人物の自流系統が出来上がる迄を魅せて
遣りたいなぁ何て思ったんだぜ｣

シヱリ
｢要はマスターの気紛れさ………(汗)｣

マスター
｢雑談は此処迄｡さぁ………シヱリと一緒に
自流系統を粗方完成させちゃおうぜ｣

キヨシロウ
｢シヱリさまの知恵が要るとは………柔軟性?｣

マスター
｢其れもだが技がな｡何せキヨは可愛い後輩を
相手にせな行かんからな､成るべく手荒な
術は使いたく無かろう｡だが其う成ると
攻撃手段が全くと言って良い程足りんのぜ｣

＊キヨ独りで考えた物＊
＊カウンターストップ
フィールドの作用を停める
＊チャームプロテクター
衰弱した者を守り癒す
＊ファンラウンドファン
風を巻き起こす
因みにタイフーン/ハリケーン/サイクロン
等を選べる
＊ペンライトコンダクター
誘導燈(其のまんま)
＊リングバインドーナツ・ミラージュ
仕置き磨導の1つ

＊シヱリから得る特性＊
＊柔軟
＊非実体
＊仕置き磨導(雷/水/氷/毒)

シヱリ
｢ダーリン………大丈夫さ?
余り表情色が良く無いのさ………｣

キヨシロウ
｢大丈夫ですよシヱリさま………確かに僕は
体調不良を起こし易い体質では在りますが
今回は其れでは無いので………｣

宙
｢アスマミタライ先輩は深津が関わって居る
確率が高いと観てるんですよね｣

キヨシロウ
｢嗚呼………何か良からぬ気配と香りがする!!!｣

瑠璃
｢其う言えばひがっちって忘れられがちだけど
良く無い気配とか香りを検知出来る体質
だったわよね………｣

アオイ
｢アスマミタライ先輩………"其れ"………如何
したんですか?｣

アオイがキヨシロウの首の辺りを指差す｡
ほわっと淡い光を放って居るのは
キヨシロウが御守りの様に身に着けて居る
"推塩(おしお)"が詰まったペンダント｡
アオイは此れと似た様な光を､自流系統を
得る直前に見た｡

其れを見たシヱリが瞳をキラキラと輝かせる｡

シヱリ
｢ダーリンっ!!! 若しかして!!!｣

キヨシロウ
｢深津君は大切な後輩だ………被裡君の
思いは良く理解ら無いけれど………
イダテンにせよ其れ以外にせよ
邪闇堕ちだけは絶対にさせ無いよ………!!!｣

其の静かな決意に応えるかの様に
推塩のペンダントから放たれる光が輝きを
増して行く………｡

話は前後するが書きたいのから書いてく

學薗長
｢皆ぁ～大変よぉ～!!! 笨薗のサーカス一座
クラスの反応が丸々消えて仕舞ったの
よぉ～!!!｣

一同
｢な………………､､､えぇぇぇぇぇっ?!｣

キヨシロウ
｢………………如何言う事ですか
ハルバル學薗長?｣

學薗長
｢今､ぽぽんがとぽぽさびを現場に向かわせて
………………､､､何(なぁに)､ぽぽんが､ぽぽさび
………………､､､えっ?! 磨導力の痕跡が何1つ
見当たら無い………………?!｣

キヨシロウ
｢………………な………………?!｣

誰にも気付かれずに1教室丸々反応を消す
だ何て………………考えたくは無いが………………
正か………………?

シヱリ
｢ダーリンは此れを起こした犯人に粗方
見当が付いてる様さね｣

學薗長
｢其ぉ言えばぁ～アスマミタライ君達ぃ～
被裡君と深津君を見掛けて無いかしらぁ～
被裡君は最近笨薗を無断欠席し捲ってるの
よぉ～｣

キヨシロウ
｢いえ､見掛けて居ませんね｡因みに被裡君が
無断欠席する様に成ったのは何時頃から
ですか?｣

學薗長
｢今日で無断欠席から丁度1週間よぉ～｣

キヨシロウ
｢………………理解りました､情報提供､感謝
致します､學薗長｣

學薗長
｢取り敢えず担任のハナヤシキ教諭に
連絡をぉ～………………､､､って､あららぁ～?
可笑しいわねぇ～繋がら無いわぁ～………………
ハナヤシキ教諭も巻き込まれたぁ～?!｣

一同
｢!!!｣

キヨシロウ
｢………………｣

メウ(=アンゴラモン)
｢キヨシロウ? 如何したんだい?｣

キヨシロウ
｢深津君は芬薗で紲磨導の術を学びたいと
言って居たんだ｡若しも深津君が芬薗で
出会った同輩が被裡君で､被裡君が深津君に
与えたチカラを極めさせて居る成らば､､､
恐らく"自団地誘導"を引き起こしたんだと
思うよ｣

コタロウ
｢アスマミタライ先輩､自団地誘導って
何すか? 自陣誘導と何が違うんすか?｣

キヨシロウ
｢自陣誘導は自らの個性を表した
フィールドに誰かを招く事を指すけれど､
自団地誘導は仲の良い2人以上が同時に
個性を表し一度に沢山の者を招く事が出来
るんだ､2人の個性のシンクロ率が高ければ
今回の事案の様に1教室分丸々呼び込む何て
事も充分に可能だ………………!!!｣

一同
｢えぇぇぇぇぇっ?!｣

芬薗の中等科1年次 男性生徒
深津 理久は､

元居たデジモンゴーストゲーム世界線での
友情不器用さが災いして､芬薗でも中々
馴染めずに居た｡

其んな或る日､芬薗内をふらついて居た所､
理久の杖が突如発光し彼の手元から離れ
円で導くかの様に翔び続け………………?!

其の先で出会ったのは
カラフルな糸をせっせと編み針で編み込む
シルクハットを被った少年だった｡

理久は彼の手で編み込まれて行く織物に
見惚れた｡

其の糸が､数十年の時を経て明かされる
彼の家系能力の秘密に関係して居る事等､
全く連想もせずに………………｡

?????
｢………………ん???｣

理久の視線に気付いたかシルクハットの
少年がふと顔を上げた｡

?????
｢………………って………………うわぁぁぁぁぁっ?!｣

理久
｢な､何やどしたんや?! んな驚く事無い
やんか!!!｣

?????
｢驚くよ………………笨薗じゃ裁縫呪文に長けた
コウドウの次女先輩ですら僕の編み込む糸は
視え無いんだよ………………君が初めてだよ
何の特殊能力も無しに僕の糸を目視出来た
のは………………凄いね｣

シルクハットの少年は理久にベンチに
腰掛ける様に促すと､自己紹介を始めた｡

｢僕は被裡 絲褸紅(カブリ シルク)｡笨薗
中等科1年次のサーカス一座クラスの
クラスリーダー｡正直簡単なマジックしか
出来無い様な僕が､如何してクラスリーダー
委されてるのかが謎って位に､僕には個性が
無いんだ｣

理久
｢個性が無い………………か､
其れは自分も同じや｡
自分も引っ越しして環境変わってな､
周囲の同輩と如何仲良く成ったら良いやら
全く理解らへん………………｣

絲褸紅
｢何だか君と僕って色々似てるね､親近感
湧いちゃうな｡君の名前は………………?｣

理久
｢深津 理久………………中等科1年次｣

絲褸紅
｢理久か､宜しく｣

理久
｢若しかして絲褸紅は曇ったココロを晴らす
為に芬薗に来たんか?｣

絲褸紅
｢………………鋭いね､其の通りだよ｡
僕は家系能力で他人と他人を結ぶ紲絲
(きいと)が視えたり､自身のはみ出た
磨導力を編み針で編み込む事が出来るんだ｡
だけど言っただろう､裁縫呪文を得意とする
先輩ですら目視出来無いんだ………………｣

紲絲が視えるだけなら未だ良いんだけどさ
僕がエア編み物遣ってる様にしか見え無い
からさ周囲からは白い目で見られるんだよね
加えて僕のクラスって周囲が芸達者だから
余計に負い目感じるって言うか………

あ､御免ね僕ばっかり話して

理久
｢いや別に構へんよ………………絲褸紅も苦労人
やな………………自分と話した事で少しでも気ぃ
楽に成ったんなら何よりやで｣

絲褸紅
｢其うだ………………､此処で出会ったのも
何かの良縁だと思うし此れ組んで見無い?｣

理久
｢盟携(めいけい)………………?｣

絲褸紅
｢笨薗の生徒は芬薗で出会った気の合う
同輩と紲約(きやく)を結べるんだ｡
理久となら僕､何か変われる気がするんだ｣

理久
｢勿論!!! 宜しく頼みまっせ､絲褸紅｣

シルリクの流れ

起…理久と絲褸紅が出会う
承…理久と絲褸紅が紲を深める
転…サーカス一座クラスが丸々人質化する
結…ゴスゲサイドの最年長覚醒其して………

被裡 絲褸紅

カブリ シルク

笨薗中等科1年次(クラスリセット)の
男性生徒｡
シルクのクラスはサーカス一座クラスと
呼ばれて居る｡
シルクはクラスリーダー
(×バトルレジェンド)｡
笨薗では自他共に認める個性が薄い生徒｡
家系能力で紲絲(きいと)が視えたり
自身のはみ出た磨導力の編み込みが可能
(編み物は理久以外には目視出来無い)｡

理久
｢アスマミタライ先輩
天ノ河(アマノカワ)先輩
宇田川(ウダガワ)先輩に関して色々と
御訊ねしたい事が有るんやけども
御時間大丈夫でっか?｣

キヨシロウ
｢嗚呼(僕は此方でも授業ほぼ全部免除で
暇だし…)｣

宙
｢俺も大丈夫だ｡何を訊きたいんだ､深津
(=理久)?｣

理久
｢先ず………自流系統って何でっか………?｣

キヨシロウ
｢自流系統と言うのは言わば自身の個性を
示す呪文若しくは物理の枠組みの事だよ｡
僕も其れを得るべく自身の個性とは何かを
芬薗で追い求めて居るんだ｣

理久
｢ほな………､宇田川先輩が笨薗の生徒から
屡々言われてはる"醒儷(せいら)型の天才
磨導少女"って如何言う意味何でっか?｣

宙
｢漆汐 醒儷(しちせき せいら)と言う名前で､
笨薗から芬薗に出向中の､俺と同輩で女性の
自流系統所持者の様なタイプの､自流系統
覚醒者って事｡醒儷は俺達の様に別世界から
ミイハル學薗に入學して直後､2人の姉の
観様観真似で自流系統を得たらしいんだ｡
宇田川さんは其れとは非成るが近しい感じで
自流系統を得たから､磨導実技に於いては
天才少女何て呼ばれてる｣

理久
｢ほんじゃ､最後に………､其の宇田川先輩の
個性の呪文若しくは物理の枠組みの内容
って………?｣

キヨシロウ
｢!｣

宙
｢其れは………｣

醒儷
｢あたしとあおいんで極戰遣って実演した
方が早いんじゃ無いかな｣

キヨシロウ&宙
｢｢漆汐さん/醒儷!!!｣｣

醒儷
｢りっくー(=理久)………だっけ､
其処で確(しっか)と観ててよ｡
あたしとあおいんが如何成る戰闘い方を
するのかさ｣

野村 コタロウ
キヨシロウや宙と共に芬薗に通う
中等科2年次の男性生徒
素敵な女性と御近付きに成ろうと
チャームと呼ばれる術の腕を芬薗にて磨く

深津 理久
キヨシロウや宙やコタロウと共に
芬薗に通う中等科1年次の男性生徒
芬薗に馴染むべくボンド(絆)と呼ばれる
術の腕を芬薗にて磨く

宇田川 アオイ
瑠璃と共に芬薗に通う中等科2年次の
女性生徒
実はキヨシロウや宙や瑠璃より先に
自流系統を得た(醒儷(せいら)型の)
まどう天才少女

柏木 ミカ
瑠璃やアオイと共に芬薗に通う
中等科2年次の女性生徒
彼女のみ不思議な生き物では無く
自身が大切に飼って居る文鳥チロルを
パートナーとして居る
フォーチュンの術に興味が有る模様

荒巻 カヨノ
瑠璃やアオイやミカと共に芬薗に通う
中等科2年次の女性生徒
もんざえモンか其の直下の2体の
不思議な生き物がパートナーと成るだろう
リリカ(ミナヅキ リリカ)をどぎまぎさせる
程のロリータドレッシーオーラを持つ

月夜野 瑠璃
アスマミタライ キヨシロウ
天ノ河 宙と共に芬薗に通う中等科
2年次の女性生徒

アンゴラモン
強いて名前を付ける成らば
曖韻戀藥 曖菟(アンゴラ メウ)
月夜野 瑠璃のつかいまで彼女が弾く
ピアノの音色が好き
複数の姿が場に居る場合スレンダーな
2振りの剣を携えた生き物が本体で他は分身

天ノ河 宙
アスマミタライ キヨシロウと共に
芬薗に通う中等科2年次の男性生徒
多彩なつかいまを場に喚び出せる事から
屡々ベテランと勘違いされがち
暗黒進化する生き物もつかいまで在る為
暗黒進化が場に出て居る場合は必ず
ネクタイが黒に成る

ガンマモン
強いて名前を付ける成らば
角竜 玩磨(スミタツ ガンマ)
多彩な姿に成る天ノ河 宙のつかいまの1匹
暗黒進化をするが複数の姿が場に居る場合
飽く迄本体は獅子の様な表情付きの究極体

エスピモン
強いて名前を付ける成らば
燈爍 荏蒭菲(ヒシャク エスヒ)
天ノ河 宙のつかいまの1匹
複数の姿が場に居る場合
UFO染みた生き物が本体で元の姿が分身