LSDの性能や構造を調べながらやってるんですが、加速・減速側はまだ良いとしてイニシャルトルクの意味がさっぱ りです。
ゲーム画面にはLSDが未作動の時にかけておく与圧と記述があるんですが、意味が分かりません。
どういう時に効いてどういう効果があるのか教えて頂けたら幸いです。
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メーカー | SCE |
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発売日 | 2013年12月5日 |
HP | 公式ホームページ |
年齢区分 | A(全年齢対象) |
JANコード | 4948872760126 |
ゲスト 2016年05月10日 14:06:29投稿
というか文章で説明となると物凄く難しい(笑)
まずはLSDの構造から。
エンジンからの駆動をデフケース自体に付いてるファイナルギアが受け、ケース自体が回ります。
ケース内のシャフトとピニオンはケースに連結、ピニオンとサイドギアは噛み合い、サイドギアはタイヤと連結です。
直進状態では左右輪の抵抗が同じなのでピニオンは回転しません。その為両輪の回転は同調してます。
この状態で旋回するなど、どちらかサイドギア(タイヤ)に抵抗差が生まれると、路面抵抗の大きなサイドギアがピニオンを介し反対側のサイドギアに抵抗差分の回転を与える為、両輪に回転差が生じます。
↑が車の特性ですが、LSDはこの特性を打ち消します。
アクセルオン時、ピニオンシャフトはケースに連結なので、ピニオンシャフトは回転しようとし、プレッシャーリングはその場に留まろうとする為(トルク発生)、シャフト先端がプレッシャーリングを押し広げる事になります。
(減速時は逆方向へのトルクが掛かります)
プレッシャーリングが押し広げられる事でサイドギアと連結しているフリクションプレートがケースと連結しているフリクションディスクに圧着、今までフリーだった両サイドギアがデフケースに連結、両輪がロックされます。
加減速の効きというのは、ピニオンシャフトがプレッシャーリングを押し広げる時のプレッシャーリング側の接地点の溝の形状。
この形状により小さなトルクでも押し広げられるか、強いトルクが掛からないと広がらないのかで効きが決まります。
例えばコーナー脱出で加速側が高いと溝の形状によりプレッシャーリングが簡単に押し広げられ、すぐに両輪がロックします。ロックすると外輪がしっかり路面を蹴るためアンダー傾向。
低いと押し広げられないので、デフケース自体とタイヤが連結せず、路面抵抗が少ない方のタイヤにピニオンとサイドギアが駆動を多く振り分けるので、浮き気味のイン側のタイヤが良く回転する事になります。
イニシャルはプレッシャーリングが押し広げた先にあるフリクションプレート・フリクションディク(クラッチ板)の圧着力、圧着するまでのレスポンスを調整してます。
どうやって調整してるのか詳しくは分かりませんが(笑)
例えばクラッチ板の枚数が増えるとそれだけ速く圧着しますし、摩擦も大きくなるという事でしょうか。
イニシャルは例えば右方向に遠心力が掛かった時、ピニオンシャフトが右方向へ移動しようとすると、圧着するのは右側だけなので、右輪だけがロックする事もあり、この為Gが大きくなるようなクリッピングポイント付近での動きに影響が出ます。
イニシャルの効きが弱く、加減速の効きも影響しない場合なら両輪がロックせずにフリーの状態、オープンデフで走る事が出来ます。
イニシャルが効きすぎていると、ピニオンシャフトがプレッシャーリングを押し広げる以前にクラッチ板の与圧が強く圧着してしまうのでロックします。
ゲーム画面の加減速の値をイニシャルより下げても意味ないとはこの事でしょうか。
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