今四半期は,東日本大震災などで全体に市場が冷え込み傾向にあったり,タイトル自粛などの影響が出ており,ゲームを取り巻く環境としてはあまり望ましい状況とはいえなかった。期待されていたニンテンドー3DSの展開も爆発的人気とはいえず,円高など逆風も続いている。そんななかで,目立ったのはソーシャルゲームなどでの事業の多角化だ。売上高はそれほど大きくなくても,利益率は非常に高く,安定した収入が見込めることから,徐々に事業の柱となりつつある会社も増えてきた。
 また,新プラットフォームも次々と発表されており,今後の展開には期待できそうだ。そんな転機となりそうな1年の最初の四半期の状況をまとめて紹介しよう。
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