〇フータ〇
エピソード2「喫茶店の変わったお客さん」
【1話】
フゥ……
いえ、当博物館に喫茶店があるのはご存知ですよね?
もともとここにはそんなお店、なかったのでございますが、
わたくし、△△村のいろんな人にもっとここに来てもらいたくて、
知り合いのマスターを呼んで館内にお店、オープンしてもらったんです
それからというもの、ここの展示に見向きもしてくれなかった人達も、
たくさん来てくれるようになりましてね、ハイ
わたくしとしては大変喜ばしい結果になったのでございますが…
その…ちょっとおかしなお客様も増えたのでございますです、ハイ
こないだお見えになった方なんて、非常に変わってましたよ
土曜だというのに暑苦しいビジネススーツに身を包んでですね、
いろんなコトを根掘り葉掘り聞いてくるんです
しかもわたくしのプライベートなコトばかり…
正直、うんざりさせられましたです、ハイ…
あげくの果てに「保険」に加入しないかと勧誘を始めたもので、
わたくし、つい頭にきて追い出しちゃいましたよ!
まったく…
神聖な博物館内でああいったマネは、やめてほしいものです、ハイ
【2話】
ハァ……
いえ、館内に喫茶店ができてから、
変わったお客様が増えたコトは前にも言いましたけど…
こないだなんか随分な方がお見えになったんですよ
一見すると、車の運転手のような風貌だったのですけれども、
ハイ、女の人といっしょでした
…とは申しましても、あきらかに男とは釣り合わなそうな、
高飛車な方だったのですけれどもね
まあ、それは置いときましてその運転手風の男がですね…
背伸びしてるの丸出しで展示品の解説をしているワケです
そのウンチクたるや…やれ、これは古典主義の作品だの、
これはエビの一種だの、ウソ八百の目白押し…
あれはホント、見ているだけでイタイタしいと言いますか、
とにかくミジメな光景でありましたです、ハイ…
【3話】
ホホー……
いえ…こないだも少し変わったお客様がお見えになったのです…
ちょっと都会風な奥様スタイルの女性で、
△△村の人にしてはあか抜けているな、と思いました…
あっ!
い、いえっ!
すいません!!
別にこの村の人がヤボったいとか、そんな意味じゃないんです!
そのマダム風の女性がそれだけステキだったというだけで…
なっ…なんですか! その意味ありげな目つき!
わたくし、断じて年上の女性に、あこがれなんてありませんです!
…うはっ?!
わたくしってば一体何を言っているのでありましょうか?!
とっ…とにかくああいうハイソな雰囲気の女性が、
当博物館に足を運んでくれるようになるなんて…
くうぅ~っ!
博物館長冥利につきますです、ハイ!
【4話】
ムー……
いえ、こないだも変わったお客様がお見えになったんです…
もう慣れっこになりましたけどね…
でも、その方は今まででイチバン変わっていましたよ
ヘルメットを深くかぶり、みけんにシワをよせた中年のかたでしてね
いきなりわたくしにこんなコトを言うんです…
「いい気になるなよ」って
わたくし、何のコトか分からず、つい、目を白黒させてしまいましたが、
その方は言うんです…
「おまえがインテリ気取りでいられるのも、
親が汗水たらして働いたおかげやろ?!」
「分かったら毎週、親に手紙ぐらい書かんかい!!」
…なーんておっしゃるんです、ハイ
エエ、書きましたとも その日のうちに投函してきましたです、ハイ
それにしてもあの人、一体何者だったんでしょうか…
帰りぎわ、背中ごしに親指をグッと立てて、
「ねる前には歯ぁみがけよ!」
なーんて言ってましたが…
世の中にはいろんな人がいるものです、ハイ
エピソード2「喫茶店の変わったお客さん」
【1話】
フゥ……
いえ、当博物館に喫茶店があるのはご存知ですよね?
もともとここにはそんなお店、なかったのでございますが、
わたくし、△△村のいろんな人にもっとここに来てもらいたくて、
知り合いのマスターを呼んで館内にお店、オープンしてもらったんです
それからというもの、ここの展示に見向きもしてくれなかった人達も、
たくさん来てくれるようになりましてね、ハイ
わたくしとしては大変喜ばしい結果になったのでございますが…
その…ちょっとおかしなお客様も増えたのでございますです、ハイ
こないだお見えになった方なんて、非常に変わってましたよ
土曜だというのに暑苦しいビジネススーツに身を包んでですね、
いろんなコトを根掘り葉掘り聞いてくるんです
しかもわたくしのプライベートなコトばかり…
正直、うんざりさせられましたです、ハイ…
あげくの果てに「保険」に加入しないかと勧誘を始めたもので、
わたくし、つい頭にきて追い出しちゃいましたよ!
まったく…
神聖な博物館内でああいったマネは、やめてほしいものです、ハイ
【2話】
ハァ……
いえ、館内に喫茶店ができてから、
変わったお客様が増えたコトは前にも言いましたけど…
こないだなんか随分な方がお見えになったんですよ
一見すると、車の運転手のような風貌だったのですけれども、
ハイ、女の人といっしょでした
…とは申しましても、あきらかに男とは釣り合わなそうな、
高飛車な方だったのですけれどもね
まあ、それは置いときましてその運転手風の男がですね…
背伸びしてるの丸出しで展示品の解説をしているワケです
そのウンチクたるや…やれ、これは古典主義の作品だの、
これはエビの一種だの、ウソ八百の目白押し…
あれはホント、見ているだけでイタイタしいと言いますか、
とにかくミジメな光景でありましたです、ハイ…
【3話】
ホホー……
いえ…こないだも少し変わったお客様がお見えになったのです…
ちょっと都会風な奥様スタイルの女性で、
△△村の人にしてはあか抜けているな、と思いました…
あっ!
い、いえっ!
すいません!!
別にこの村の人がヤボったいとか、そんな意味じゃないんです!
そのマダム風の女性がそれだけステキだったというだけで…
なっ…なんですか! その意味ありげな目つき!
わたくし、断じて年上の女性に、あこがれなんてありませんです!
…うはっ?!
わたくしってば一体何を言っているのでありましょうか?!
とっ…とにかくああいうハイソな雰囲気の女性が、
当博物館に足を運んでくれるようになるなんて…
くうぅ~っ!
博物館長冥利につきますです、ハイ!
【4話】
ムー……
いえ、こないだも変わったお客様がお見えになったんです…
もう慣れっこになりましたけどね…
でも、その方は今まででイチバン変わっていましたよ
ヘルメットを深くかぶり、みけんにシワをよせた中年のかたでしてね
いきなりわたくしにこんなコトを言うんです…
「いい気になるなよ」って
わたくし、何のコトか分からず、つい、目を白黒させてしまいましたが、
その方は言うんです…
「おまえがインテリ気取りでいられるのも、
親が汗水たらして働いたおかげやろ?!」
「分かったら毎週、親に手紙ぐらい書かんかい!!」
…なーんておっしゃるんです、ハイ
エエ、書きましたとも その日のうちに投函してきましたです、ハイ
それにしてもあの人、一体何者だったんでしょうか…
帰りぎわ、背中ごしに親指をグッと立てて、
「ねる前には歯ぁみがけよ!」
なーんて言ってましたが…
世の中にはいろんな人がいるものです、ハイ
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