〇きぬよ&あさみ〇
エピソード1「あさみの幼い頃の思い出」
【1話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
うーん…いや、ちょっとね
おねーちゃんがここのところボーッとしてるみたいで…
冬の今ぐらいの時期になると、いつもこうなんよ
もしかしてカゼでもひいたんかしら?
あさみ:……
ごめんなさい…ちょっとぼんやりしてたみたいやわ
カンニンね
【2話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃん… 最近、どうしたんやろ?
よく窓の外見て、溜め息なんかついてるんやけど…
疲れでも溜まってるんかな?
そうなん?
だったらいいんやけど…
あさみ:ふぅ…
いえ、ちょっと昔の事を思い出していただけですよ
遠い遠い昔の思い出…
まだ若かったたぬきちさんと、
彼を兄のように慕っていた、一人の女の子の思い出を…
【3話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
今…明日の献立を考えてたとこ!
明日も冷えそうやし、おねーちゃんもなんだかぼんやりしてるし、
おナベやね、冬はあったかいおナベで決まりや!
あさみ:……
たぬきちさん、いつまで昔のコトを引きずってるつもりやろ…
○○さんは知ってますか?
あたしとたぬきちさんが幼馴染やってコト…
あ!
もしかして知りませんでした?
あちゃー… だったら言わんかったら良かったかしら…
【4話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃんに言われたんよ
「アンタはまだ若くていいわね」って…
そりゃウチ、おねーちゃんから見たらまだまだコドモかもしれんけど、
なんかそんなコト言うおねーちゃん… ウチ、ちょっと心配や!
あさみ:………
あ!
ごめんなさい
ちょっと昔の思い出に浸ってました
あたしとたぬきちさんの若いころの思い出に…
うん…
もともとあたし達はこの△△村の出身なんやけど、
たぬきちさんは昔から、
「この村はボクの器には小さすぎるだも!」って、
口ぐせのように言ってたんよね…
うん、たぬきちさんのユメはこの村を出て、
都会で成功するコトやったから…
たぬきちさんが村を出てからしばらくして、
遠くの町から最初のお手紙が届いたのが今ぐらいの時期だったのよ
あの頃のたぬきちさんの事を思うと、今でもせつなくなるんです
1月の寒さと初めての上京で、さぞ心細かったやろーに
若いって…若い人の熱意って、
きっとすごいエネルギーなんやろなって…
【5話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃんが大事なモノを仕舞ってる桐の箱があるんやけど、
その中身だけは妹のウチにも見せてくれへんのよねー
昔、なんかの拍子に一度だけ、
大事なお手紙が入ってるって、聞いた気がするんやけど…
あさみ:若いころのたぬきちさんが△△村を出て、
最初のお手紙がきたのがちょうど今ぐらいの時期やってね…
昨日寝る前にその思い出のお手紙取り出して眺めてみたんです
ふふふ、ちょっと字はキタナイけど、
若者らしいまっすぐな思いがにじみ出る良いお手紙でした…
あの頃のたぬきちさんは「お金よりもユメ!」が口ぐせで、
見ていてちょっと心配になるぐらい、ピュアな心をしていたの
だからわたし、寝る間際にいつもお祈りをしていたんです…
どうかたぬきちさんのピュアな心を、
都会のワルイ人達が踏みにじるようなコトがありませんようにって…
【6話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
昔からおねーちゃんがずーっと使ってるハサミがあるんやけど、
切れにくそうやから、新しいの買った方がエエんちゃうって言ったら、
エライ剣幕で怒られてしまったわ…
モノを大事にするコトにかけてはおねーちゃん…ちょっと筋金入りやわ!
あさみ:なんか○○さんにはあたしとたぬきちさんの若いころのお話、
ずいぶん打ち明けてしまったわね、カンニンね
…町へ出て行ったたぬきちさんはね、あたしにたびたびお手紙を出してくれたの
ある時ね、たぬきちさんから小さな桐の箱が届いたんやけど…
開けてみてあたし、ビックリしました!
そっ!
そんなんちがいますよ!
○○さん、なんかドラマとか見すぎてるんやありません?!
…ああ、いけない、いけない
小箱の中身ですけどね、あたしの好きなえんじ色のとってもおシャレな…
でもそれでいてちゃんとした布もスイスイ切れそうな、
ハサミが1つ入っていたんです
同封のお手紙には、「お誕生日おめでとう」…そう書いてありました
あたし、忙しさのあまり自分の誕生日のコトも忘れていたんやけど、
まさかたぬきちさんの方がそれを覚えていてくれていたなんてね…
若いころのたぬきちさん、都会で生活するのも苦しい時期に、
なけなしのお給料であんな良いハサミを送ってくれるなんて…
あたし…そのコトを思うと、うれしくって、
今でもナミダが出そうになるんですよ
【7話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
最近おねーちゃん、夜になると窓から空を眺めてるんよね
冬のこの時期になると見える星座があるんやってゆーけど…
おねーちゃんたら、星座とか花言葉とか、
そういうコトには意外なくらい詳しかったりするんよねー
あさみ:…イヤやわ、○○さん
また、思い出話を聞きたい言うんですか?
思い出はそんな楽しい話ばっかり違いますよ…?
確かに楽しい事もいっぱいあったんですけどね
△△村にまだ天文台なんて無かったころ、
二人で屋根に登って夜空を眺めた事とか…
そうそう、二人で星座を考えた事もあったわね
あたしが考えたのはちょうどTの形をした「シャツ座」
たぬきちさんは古今東西の商人が集まるマーケット、
「楽市 らく座」なんてのを考えたんですよ、
なつかしいわぁ…
ええ…その後、都会に出て行ってしまったたぬきちさんは、
あるコトをきっかけに町を追われ、
身も心も荒みきって△△村に戻って来るんですけど…
たぬきちさん、あの頃の思い出があったから立ち直れたんやと思うんです
思い出ってね、人を苦しくもさせますけど、
時にはそうやって、人を救ってくれるコトもあるんですよね
エピソード1「あさみの幼い頃の思い出」
【1話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
うーん…いや、ちょっとね
おねーちゃんがここのところボーッとしてるみたいで…
冬の今ぐらいの時期になると、いつもこうなんよ
もしかしてカゼでもひいたんかしら?
あさみ:……
ごめんなさい…ちょっとぼんやりしてたみたいやわ
カンニンね
【2話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃん… 最近、どうしたんやろ?
よく窓の外見て、溜め息なんかついてるんやけど…
疲れでも溜まってるんかな?
そうなん?
だったらいいんやけど…
あさみ:ふぅ…
いえ、ちょっと昔の事を思い出していただけですよ
遠い遠い昔の思い出…
まだ若かったたぬきちさんと、
彼を兄のように慕っていた、一人の女の子の思い出を…
【3話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
今…明日の献立を考えてたとこ!
明日も冷えそうやし、おねーちゃんもなんだかぼんやりしてるし、
おナベやね、冬はあったかいおナベで決まりや!
あさみ:……
たぬきちさん、いつまで昔のコトを引きずってるつもりやろ…
○○さんは知ってますか?
あたしとたぬきちさんが幼馴染やってコト…
あ!
もしかして知りませんでした?
あちゃー… だったら言わんかったら良かったかしら…
【4話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃんに言われたんよ
「アンタはまだ若くていいわね」って…
そりゃウチ、おねーちゃんから見たらまだまだコドモかもしれんけど、
なんかそんなコト言うおねーちゃん… ウチ、ちょっと心配や!
あさみ:………
あ!
ごめんなさい
ちょっと昔の思い出に浸ってました
あたしとたぬきちさんの若いころの思い出に…
うん…
もともとあたし達はこの△△村の出身なんやけど、
たぬきちさんは昔から、
「この村はボクの器には小さすぎるだも!」って、
口ぐせのように言ってたんよね…
うん、たぬきちさんのユメはこの村を出て、
都会で成功するコトやったから…
たぬきちさんが村を出てからしばらくして、
遠くの町から最初のお手紙が届いたのが今ぐらいの時期だったのよ
あの頃のたぬきちさんの事を思うと、今でもせつなくなるんです
1月の寒さと初めての上京で、さぞ心細かったやろーに
若いって…若い人の熱意って、
きっとすごいエネルギーなんやろなって…
【5話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
おねーちゃんが大事なモノを仕舞ってる桐の箱があるんやけど、
その中身だけは妹のウチにも見せてくれへんのよねー
昔、なんかの拍子に一度だけ、
大事なお手紙が入ってるって、聞いた気がするんやけど…
あさみ:若いころのたぬきちさんが△△村を出て、
最初のお手紙がきたのがちょうど今ぐらいの時期やってね…
昨日寝る前にその思い出のお手紙取り出して眺めてみたんです
ふふふ、ちょっと字はキタナイけど、
若者らしいまっすぐな思いがにじみ出る良いお手紙でした…
あの頃のたぬきちさんは「お金よりもユメ!」が口ぐせで、
見ていてちょっと心配になるぐらい、ピュアな心をしていたの
だからわたし、寝る間際にいつもお祈りをしていたんです…
どうかたぬきちさんのピュアな心を、
都会のワルイ人達が踏みにじるようなコトがありませんようにって…
【6話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
昔からおねーちゃんがずーっと使ってるハサミがあるんやけど、
切れにくそうやから、新しいの買った方がエエんちゃうって言ったら、
エライ剣幕で怒られてしまったわ…
モノを大事にするコトにかけてはおねーちゃん…ちょっと筋金入りやわ!
あさみ:なんか○○さんにはあたしとたぬきちさんの若いころのお話、
ずいぶん打ち明けてしまったわね、カンニンね
…町へ出て行ったたぬきちさんはね、あたしにたびたびお手紙を出してくれたの
ある時ね、たぬきちさんから小さな桐の箱が届いたんやけど…
開けてみてあたし、ビックリしました!
そっ!
そんなんちがいますよ!
○○さん、なんかドラマとか見すぎてるんやありません?!
…ああ、いけない、いけない
小箱の中身ですけどね、あたしの好きなえんじ色のとってもおシャレな…
でもそれでいてちゃんとした布もスイスイ切れそうな、
ハサミが1つ入っていたんです
同封のお手紙には、「お誕生日おめでとう」…そう書いてありました
あたし、忙しさのあまり自分の誕生日のコトも忘れていたんやけど、
まさかたぬきちさんの方がそれを覚えていてくれていたなんてね…
若いころのたぬきちさん、都会で生活するのも苦しい時期に、
なけなしのお給料であんな良いハサミを送ってくれるなんて…
あたし…そのコトを思うと、うれしくって、
今でもナミダが出そうになるんですよ
【7話】
きぬよ:ふー…
あ、カンニンね
ご用は何かしら?
最近おねーちゃん、夜になると窓から空を眺めてるんよね
冬のこの時期になると見える星座があるんやってゆーけど…
おねーちゃんたら、星座とか花言葉とか、
そういうコトには意外なくらい詳しかったりするんよねー
あさみ:…イヤやわ、○○さん
また、思い出話を聞きたい言うんですか?
思い出はそんな楽しい話ばっかり違いますよ…?
確かに楽しい事もいっぱいあったんですけどね
△△村にまだ天文台なんて無かったころ、
二人で屋根に登って夜空を眺めた事とか…
そうそう、二人で星座を考えた事もあったわね
あたしが考えたのはちょうどTの形をした「シャツ座」
たぬきちさんは古今東西の商人が集まるマーケット、
「楽市 らく座」なんてのを考えたんですよ、
なつかしいわぁ…
ええ…その後、都会に出て行ってしまったたぬきちさんは、
あるコトをきっかけに町を追われ、
身も心も荒みきって△△村に戻って来るんですけど…
たぬきちさん、あの頃の思い出があったから立ち直れたんやと思うんです
思い出ってね、人を苦しくもさせますけど、
時にはそうやって、人を救ってくれるコトもあるんですよね
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