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白いイナズマ

Brave・Quest

雑談

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    白いイナズマ No.11854422 

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    第59章 「幼き日の記憶 Part3」

    ユースが自宅に入った瞬間、父親の怒鳴り声が響いた。

    ユースパパ「誰だ! 貴様!
    人の家に土足で上がり込んで…
    一体何のつもりだ!」

    ???「私は『キルバ』。
    以後、お見知りおきを…」

    ユースパパ「私たちに何の用だ!」

    キルバ「いえ、あなた方が、私たちの『秘密』を知っている可能性があるものですから…
    こうして、お話を伺っているのです。

    素直に話していただけませんか?
    そうすれば、危害は加えません。」

    ユースパパ「『秘密』だと…?
    そんなものは知らん!
    早く出て行け!!」

    キルバ「ほう…
    ご存じではないのですか…」


    その時、部屋にユースが入ってきた。

    ユース「パパ〜
    何でそんなに怒っているの?」

    ユースパパ「ユース! 来るな!」

    ユースママ「ユース! 来ちゃダメ!」

    キルバ「ほう…
    息子さんが、いらっしゃったのですか…」

    キルバは、ユースに歩み寄った。

    ユースパパ「貴様!
    私たちの息子に近付くな!!」

    キルバ「うるさいですね…」


    キルバは指を鳴らした。

    と同時に、キルバの部下らしき大勢の人が現れた。

    キルバ「お前たち! この男を連れていきなさい。」

    部下「はっ!」

    部下は、ユースの父親を拘束して、どこかに連れて行こうとする。

    ユースパパ「貴様ら! 何をする! 放せ!」

    部下「おとなしくしろ!」

    部下のひとりが、ユースの父親に麻酔銃を撃った。

    ーユースの父親は、眠ってしまい、動かなくなった。

    ユースママ「あなた!!」

    キルバ「さあ、連れて行け!
    シラを切り続けるつもりなら、チカラずくでも聞き出してやる!」

    キルバは、ユースに向き直った。
    じわじわとユースに歩を進める。

    3歳のユースには、目の前で起こった光景の意味が、まだ理解できていないようだ。


    ユースママ「…! ユース!」

    ユースの母親は、ユースとキルバの間に割り込んだ。

    ユースママ「息子には、指一本触れさせない!」

    キルバ「邪魔だ…! どけ…!」

    ユースママ「イヤよ!」

    キルバ「そうか…
    では、仕方がない…」

    キルバは懐から拳銃を取り出し、ユースの母親に向けて発砲した。

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11854429 

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    第60章 「幼き日の記憶 Part4」

    ユースママ「うっ!」

    弾丸は、ユースの母親のわき腹に命中した。

    キルバ「おとなしく言うことを聞いていれば良かったものを…」

    キルバは、さらにユースに近付いた。

    ユース「ママー!!」

    ユースママ「ユース!
    これを受け取って!」

    ユースの母親は、ずっと隠していた''オレンジ色のゴーグル''を、ユースに向かって投げた。

    キルバ「そのゴーグルは…!」

    キルバは、ゴーグルをキャッチするため、ゴーグルに向かって真っ直ぐに走り出した。


    ー先にゴーグルをキャッチしたのは…

    ーユースだった…


    ユースママ「お願い! ユース!
    それを持って、逃げて!」

    ユース「ママー!」

    ユースは、泣きべそをかいている。


    キルバは、ユースに掴みかかろうとした。

    と同時に、ユースの母親が、キルバの足にしがみついた。

    ユースママ「…息子には、触れさせない!!」

    キルバ「貴様…! 放せ!!」

    ユースママ「お願い、ユース! 早く逃げて!!」

    3歳のユースも、ようやく危機感を悟ったようだ。

    ユース「うわーん!!」

    ユースは泣きながら、部屋から走り去った。


    キルバ「おのれ…
    お前たち! ガキを追え!」

    キルバの部下が、ユースを追いかけて行く。


    キルバは、ユースの母親を見下ろした。

    キルバ「貴様… 許さん!」

    ユースママ「ユース…
    お願い、逃げ切って…

    少しの間しか、一緒にいられなかったけど…
    ママはあなたのことを、ユースのことを、愛していたわ…」

    キルバは、再び銃口を、ユースの母親に向けた。

    そして…

    ー発砲した。

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11854609 

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    第61章 「幼き日の記憶 Part5」

    セラ「へぇー。
    あんた、そんなハードな過去があったの。
    知らなかったわ…

    ねぇ、あんたが言ってた『オレンジ色のゴーグル』って…」

    ユース「そうだよ…
    オレが今、頭につけている''このゴーグル''だ…」

    セラ「それ、そんな曰く付きのモノだったんだ…」

    ユース「ああ…

    あの後、オレはひたすら逃げた。

    …それしか覚えていない…
    とにかく、気が動転していたからな…

    気付くとオレは、近所の人に助けられていた。

    後で警察を呼んで、家中を調べてもらったけど…
    あいつらは、証拠をひとつも残さなかった…

    ーオレに残されたのは…
    このゴーグルと、母さんの遺体だけだった…」

    ユースは、顔をしかめた。


    テル「ごめん…
    ボク、とんでもないことを聞いちゃったね…」

    ユース「別にいいよ…
    勝手に話し出したの、オレの方だし…」


    ピット「ねぇ、ボク、『キルバ』っていう名前に聞き覚えがあるんだけど…」

    ユース「…!
    どこで聞いたんだ!?」

    ピット「ごめん…
    思い出せないや…」

    ユース「そうか…」

    ピット「また、思い出したら、話してあげるよ。」

    ユース「ありがとう、ピット。」


    ユース「今日は、もう遅いし、そろそろ寝ようか。」

    ピット「うん。おやすみ。」

    セラ・テル「おやすみ…」

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11855635 

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    第62章 「新たな仲間」

    ユース「おはよう…」

    セラ「あんた、起きるの遅かったわね。」

    ユース「うん… ちょっとね…」

    ピット「今日は、『グランデラ火山』に向かうんだよね?」

    ユース「ああ、そうだ。」


    パルテナ「皆さん、準備はできましたか?」

    ユース・ピット・セラ・テル
    「バッチリです!」

    パルテナ「よろしい。では、グランデラ火山に転送します。」



    ユース「…暑いな…
    ここが、『グランデラ火山』か…」

    すぐ近くに、赤々した溶岩の川ができている。

    テル「『冷却の奇跡 G2』のパワーを、もうちょっとだけ強くするね。」

    ユース「おっ! 暑くなくなった!
    サンキュー、テル君!」

    テル「どういたしまして。」


    その時、ユースたちの背後から、声がした。

    ???「お前、『ピット』じゃないか?」

    ピットは、振り返った。

    ピット「『マグナ』…!?」

    マグナ「久しぶりじゃねぇか!」

    ピット「うん、久しぶりだね。
    マグナは、こんなところで何してるの?」

    マグナ「ああ、ここらの魔物どもを狩っているんだ。
    お前らこそ、何してんだ?」

    ユース「オレたちは、この火山のどこかにいる『炎の賢者』を目覚めさせなければならないんです。」

    マグナ「『炎の賢者』か…
    この火山の山頂付近に、『昇龍寺』という場所があるが…
    そこにいるんじゃないか?」

    ユース「確かにいそうだね…
    じゃあ、今からそこに向かいます。」

    マグナ「だったら、ちょうどいい。
    俺も行くぜ。
    俺も昇龍寺の魔物を狩りに行くところなんだ。」

    ピット「マグナがいれば、心強いな…
    よし、一緒に行こう!」

    ユース「よろしくお願いします。
    オレは『ユース』って、いいます。」

    マグナ「俺は『マグナ』だ。
    よろしくな、ユース。」

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11856149 

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    第63章 「グランデラ火山 Part1」

    ユースたちが、火山を登り始めてから、数十分が経過していた。

    ユース「高いな… この山…
    だんだん暑くなってきた…」

    ピット「そういえば、マグナはこの暑さ、平気なの?」

    マグナ「そういえば、場所のわりにあんまり暑くないな…」

    テル「マグナさんにも、『冷却の奇跡 G2』をかけたよ。

    あと、冷却の奇跡 G2のパワーをもっと上げるね。
    ここからは、ホントに生身の人間は近づけないからさ…」

    ユース「おっ! また暑くなくなった!
    サンキュー、テル君!

    じゃあ、みんな行こう!」

    ユースたちは、山頂を目指して、再び山を登り始めた。


    ーその時、激しい轟音とともに、火山が噴火した。

    無数の火山弾が、雨あられのように降り注ぐ。

    マグナ「気を付けろ!
    あんなのをまともに喰らったら、タダじゃ済まないぞ!」


    次の瞬間、ユースの頭上に火山弾が降ってきた。

    ピット「ユースッ! 危ないっ!」

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11860305 

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    第64章 「グランデラ火山 Part2」

    一発の光の矢が、ユースに降りかかった火山弾を打ち砕いた。

    ピット「ユース! 大丈夫か!?」

    ユース「し、死ぬかと思った…
    オレは大丈夫…
    ありがとう、ピット。」

    ピット「良かった…」


    マグナ「くそっ、この火山弾、次から次へと降って来やがる。
    近くに隠れるところもないし…」

    マグナは、ユースたちに振り返った。

    マグナ「一気に登り切るぞ!」

    ユース「えっ!?」

    マグナ「ここにいたら、間違いなく火山弾の餌食だ!
    一気に登り切って、昇龍寺に飛び込むぞ!

    あそこに見えるのが、『昇龍寺』だ。」

    昇龍寺は、もう目の前に見えていた。

    ーしかし、降り注ぐ火山弾が、行く手を阻む。


    マグナ「行くぞ! 走れ!」

    マグナの号令とともに、ユースたちは一斉に走り出した。

    ユースたちは、次々と火山弾を回避していく。

    ユース「もうすぐだ。もうすぐ…」

    昇龍寺の入り口が、少しずつ近付いてくる。

    マグナ「飛び込め!!」

    To Be Continued
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    白いイナズマ No.11895917 

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    第65章 「昇龍寺 Part1」

    立ち込める熱気…
    至る所で噴き出す溶岩…

    昇龍寺の内部は、まさに『地獄』と呼ぶに相応しい場所だった。


    ユース「…暑い…」

    マグナ「気を付けろ。
    溶岩なんかに触ったら、並の人間はただじゃすまないぞ…」


    突然、ユースの足元の亀裂から、溶岩が噴き出した。

    ユース「うわっ! 危な!」

    ピット「大丈夫?」

    ユース「ああ…」


    ユースたちは、しばらく歩き続けた。


    …ガサゴソ…

    …物音がする。

    ユースは、上を見上げた。


    ーそこには、おびただしい数の、炎に包まれたコウモリがいた。

    コウモリたちは、一斉にユースたちに襲いかかった。

    To Be Continued
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