フェイズ1
「現世との別れ〜暴走!〜」

そこは平和な世界だった
戦争もテロも関係無く人々は何の罪も侵さず警察という存在すらなかった世界だった
朝起き地元の活気に勤しむ老人逹、通勤に急ぐ若者、娘息子のご飯を作る主婦……
いつもと変わらぬそんなある日一人の男子が街を歩いていた。
彼らは気付かない。男子が着ている服の内の腕に傷のような幾何学的紋様があることに。その隣に追従するかのように付き添う白と黒の翼を持つ小さい龍者に…
幼さを遺す面影に黒い影、冷たい眼差しでパン屋のもとに歩いて行く。
楕円の茶色のパンひとつに小瓶を注文し素早く会計を済ませて向かう先は有名な国立文化会館である。
彼らは知らない。この男子が破壊と混沌の支配者である事に……。
その腕に刻まれた刻印に数多の悲しみが宿っていることに…。

これまで起きた歴史に大きな傷を残すことやこれから起きる事件など彼ら只人は気づくよしもなかった…。


時を遡ること何千億年…、まだ人類の祖先や恐竜などが存在しない緑豊かな場所…ここにー振りの剣が眠っていた。地球という惑星がこの世に創られた時に神が封印した代物で、それこそ何があってもびくともしないで地球に存在していた。
しかしなぜこの様な剣が幾年もの時代を乗り越えられたのかは分からないが人類の祖先が生まれた頃にはその姿は何処にもなかった…。しかしそんな中人類の祖先が進化していく途中の合間に珍しい現象が起きたのである。一匹の祖先が産まれた際に掌に小さい傷跡が付いていた。
その後一匹の祖先が成長し先祖を残していく内にその傷跡が次第に大きな物となりそして躯中に紋様が浮き出ていった。