此処は仕(つか)い磨(or魔or間)が
産まれる場所…其の名も､刻間廼
狭間(ときのはざま)､其の内の､
実猫(みこ)が暮らす…結実乃間
(けつじつのま)｡此処では多彩な
実猫達が思い想いの生活を営む｡

第弌話 らぼの研究所

くらぼ(以下､らぼ)
｢読者の皆､初めまして! 其して､
3180(ミイハオ)! 私の名前は､藏慕
(くらぼ)! 仲間(みんな)からは"らぼ"
って称(よ)ばれて居るわ! 宜しくね!｣

らぼ
｢私は此の見掛けの通り､研究者為の｡
何を研究して居るのかって? 其れは…｣

???
｢おーーーい､らぼーーー!!! 居るーーー???｣

らぼ
｢居るわよーーー!!! あっ､読者の皆にも､
紹介するわね｡左から順番に､伽護(かご)､
桃紋(ももん)､緻護(ちいご)､漆肆(ななし)､
蓊蓮(おれん)､梛蔟(なぞ)よ｣

かご
｢私(わたくし)､伽護です! 宜しく御願い
致します!｣

ももん
｢皆の磨(or魔or間)イドル､桃紋だよ～♪
宜しくね～♪｣

ちいご
｢あたくしは緻護よ､宜しく頼むわね｣

ななし
｢吾(われ)は漆肆デスゾ! コードネームは
774デスゾ!｣

おれん
｢俺は蓊蓮! 女の娘(コ)だけど1人称は俺だ!｣

なぞ
｢僕は､梛蔟! 女の娘だけど1人称は僕だよ!｣

らぼ
｢って､梛蔟と､各彩(かくしょく)のエリア
プリンセスが揃って居るじゃ無い｡あぁ､
読者の皆にも此の世界の規則を教えるわ｡
特定の棲みかを持た無い梛蔟一派と､各彩
(赤､紫､桃､緑､黄､青の6彩)のエリアプリン
セスが居るのね｡私､くらぼ(藏慕)が､"赤"の
エリアプリンセスを務めて居るのよ｡紫が
伽護､桃が桃紋､緑が緻護､黄が漆肆､青が
蓊蓮ね｡因みに､梛蔟は12の血族者が居て､
各彩のエリアを旅し為がら､生活を営んで
居るのよ｣

らぼ
｢………で??? 今日は何(ど)んな用???｣

なぞ
｢らぼ､此れを観て欲しいんだ｣

梛蔟が藏慕に観せたのは古めかしい樹箱

らぼ
｢此れって､私達のエリアにも在る伝説の
樹箱? 梛蔟の所(トコ)にも在ったんだね｣

なぞ
｢因みに此れを観附けたのは"ホヅ"だよ｣

ホヅはホズの遠親戚(従姉)に相当する
実猫の1者だが､非情に紛らわしいので
ホヅとホズで称び捌(わ)けて居る

なぞ
｢一派の首領(ドン)の僕が､何を遣っても
開か無かったんだ｡らぼ為ら､何か銘案を
閃いて暮れるかも知れ無いと想ってね｣

らぼ
｢梛蔟が何を遣っても開か無かったら私に
開けるか如何(どう)か判別(わか)ら無いわ｡
まぁ物は試し､善処はするけれども｣

らぼ
｢此の樹箱､鍵穴の代わりに､梛蔟の両手が
填(は)まり其うな､窪(くぼ)みが有るわね｡
梛蔟､此処に手を当てて開放呪文を唱えて
観た?｣

なぞ
｢うん｡けど､魚籠(びく)ともし無かったよ｣

らぼ
｢若しかすると､梛蔟の所の樹箱は､開ける
のに何か特殊な磨(or魔or間)導力が要るの
かも知れ無いわ｡丁度､6彩のエリアプリン
セスが居る事だし､色々試して観ましょう｣

らぼ
｢先ずは私達の衣替えと洒落込みましょう｡
私達エリアプリンセスは､各彩の樹の実の
磨(or魔or間)導力で特別な衣裳を纏えるの｡
私のはレッドナッツスタイルね｣

なぞ
｢僕は如何すれば特別な衣裳を纏えるかな｣

らぼ
｢梛蔟の所は特殊な磨(or魔or間)導力が要る
から 取り敢えず 遠距離磨(or魔or間)ジカル
ステージを発導して貰ったら如何かしら?
梛蔟､貴女も念翔ばし位は使えるでしょう｣

▼梛蔟は"念翔ばし"を使った!!!
▼梛蔟一派の下に梛蔟の念が届いた!!!
▼梛蔟一派の遠距離磨(or魔or間)ジカル
ステージ発導!!!
▼梛蔟は梛蔟一派からエナジーを受け
取り"特別な衣裳"を纏った!!!

らぼ
｢よし｡では梛蔟､窪みに手を当てて観て｡
私達が歌うから､開放呪文を唱え続けて｣
＊＊＊＊＊＊＊
▼梛蔟一派の物と推測される古めかしい
樹箱が遂に開いた!!!

▼中には不思議な丸い物体が安置されて
居る………

▼梛蔟が手に取ると不思議な丸い物体が
姿を変えた!!!

▼梛蔟の手にはコンパクトへと化した
アイテムが遺(のこ)された!!!

なぞ
｢若しかして､此れで､エリアプリンセスと
似た衣裳を何時でも纏える様に為るのかな｣

らぼ
｢かもね｡観て｡如何考えても､梛蔟の為に
拵(こしら)えたデザインとしか観受けられ
無いもの｡6彩の磨(or魔or間)導珠=エリア
プリンセスの磨(or魔or間)導力を示して
居るとしか想え無いもの｡エリアプリン
セスも伝説の樹箱の磨(or魔or間)導珠から
○○ナッツスタイルを会得して居るから｣

第弐話 かごの籠屋

かご
｢読者の皆様､3180(ミイハオ)!
私(わたくし)の名前は､伽護(かご)と
申します! 紫の"エリアプリンセス"を
務めながら､魔法の籠屋を経営して
居(お)ります!｣

第参話 皆の磨イドル!ももん!

ももん
｢読者の皆､3180(ミイハオ)～♪
皆の磨イドル､桃紋だよ～♪
桃の"エリアプリンセス"を務め
ながら､磨イドルとして各地へ
巡業して居るんだ～♪ 今日は
梛蔟一派と一緒だよ～♪｣

なぞ
｢桃紋､今日は宜しく頼む｣