じゃがりこ… それは希望に溢れた食べ物である。

私がじゃがりこと出会ったのは
小6の2月だった。
1月に中学受験をし、
倍率8倍のモンスター中学校に落ちた事で
私は絶望し、学校に行かなくなった。

しかし、そんな私を心配してくれたのか、
友達がお菓子を持ってきてくれた。
そう!それがじゃがりこ!
めでたしめでたし


…という物語では無かった。
実際、友達が持ってきてくれたのは
めちゃくちゃ潰れているうまい棒だった。
しかもめちゃくちゃ辛いやつだった。
だから私はもっと美味しいお菓子が食べたいと思い、
近所のスーパーでじゃがりこを買った。

私はじゃがりこを食べると一気に
じゃがりこの沼に落ちた。
もともと私の家ではお菓子は害悪な物とされていたので
じゃがりこを食べた事が無かったのだ。

じゃがりこのおかげで私は学校に復帰する事ができた。
うまい棒をくれた友達には、じゃがりこをたくさんあげた。
めでたしめでたし