どうも、こーどさん(さんは付けなくても可)です。
えー、実は、そろそろ、ある一人の兵士の日誌の、第3章が始まるのですが。
その、第三章を終了する前に、明かしておかなければ、いけない話があるのです。
ようは、番外編って奴ですね。
例えば。
第1章で、アーノルドが「使える物は何でも使え、と師匠に教わったからな」みたいな事を言ってました。
ZER4が、師匠の事を訊こうとした瞬間に、ゾンビ共が来たので、保留になり。
二回目のZER4との会話では、ZER4は少し、焦っていたので、忘れていました(と、言う設定です)
その他にも、タキシードマン・ザ・レジェンドや、第1章後のミラの話。
ミラの事故の前の話や、ジーナのロシア陸軍基地に、入る前の話など。
本編に関係あるけど、本編じゃ無いものを中心にした物語、否、伝説
こーどさん No.10953887 2011年04月24日 03:09:35投稿
引用
俺は×××××、コールネームはエース。
一応、SWATAだが……
基本的に、俺は汚れ仕事をこなすのさ。
今日の任務は、最近頻発する、近隣住民の失踪。
その犯人を見つけて来いだと。
警察の仕事だろ? だが、人質の命は望み薄、犯人を見つけたら即座に殺せだと。
まったく……
こーどさん No.10956956 2011年04月25日 12:11:34投稿
引用
いや、これより酷いモノもあったな。
テロリスト共を、人質ごと根絶やしにするとか、軍事機密を知った奴を暗殺したり。
しかも、裏の仕事だから。告発しようにも出来ない。
つまりは、俺は操り人形みたいなもんさ。
「アサルト到着、これより、ダクトから侵入、ターゲットを抹殺します」
「了解、必ず成功させよ」
失敗しても、なんの問題も無いだろうに。
ダクトの中を進むと、
「ぎゃああああ」
人の断末魔だ。
まったく……
女で無い事を祈るね。
まったく……
犯人は、快楽殺人者で、女。
寝覚めが悪い。
畜生。
「こちらエース、これより帰還します」
「了解……と言いたい所だが、もうひとつ、任務がある。
そこら一体を調査してくれないか?」
まったく……
拒否権など無いんだろうに。
「了解……」
何故だ……何故俺だけ?
アイツは、ただの殲滅程度の任務だ。
俺はアイツより、アイツより危険な仕事をしてきた。
なのに、なのに、アイツは俺と同じSWATAなのに。
何故だ、何故アイツだけ大尉なんだ。
まったく。
「後は……これだけか……」
ひとつだけ、目立つ、大きなコンテナ。
「鍵がかかっているな……」
ピッキングは得意だ。
ガチャ。
「開いた」
コンテナを開けると、そこには、何人もの武装した人間が居た。
「なんだ!お前達!」
すると、一人が銃を構える……が、隊長らしき男が、制止する。
「貴様は……誰か、復讐したい奴はいないか?」
「ふく……しゅう……?」
復讐したい相手……?
「そうだ、本当は復讐したい奴の一人や二人いるだろう……国とか」
国……
「だが……」
「何を戸惑っている? 考える必要など無いだろう?」
「……」
俺の復讐したい相手……そんなの……
「いる……」
「この国、SWATA、アイツ……アーノルド・シノン」
何人だっているさ!
こーどさん No.10975821 2011年05月03日 06:10:28投稿
引用
私の名はアーノルド・シノン。
SWAT所属なのだが、よくテロリスト殲滅等の任務を任される。
今現在、軍用バギーに揺られて、目的地を目指している途中だ。
「今、何を聴いているのですか?」
若い男……といっても、今の私の齢は27。十分私も若いさ。
話を戻すが、私はその男の質問にこう答えた。
「東方アレンジ曲(※1)の、ミルキーウェイ(Autodahn)」(※が付いてるのは後で説明しますって意味で)
「は、はぁ」
んまぁ、知らないはずだな。
日本の曲だし。
いや、この歌詞を分かるようにするために日本語を勉強したら、もう普通に日本人Lvまで上達した訳で。
おっと、そろそろ到着だな。
「こちらアーノルド、ダストに到着、これより作戦を開始します」
「こちらHQ(※2)、了解、徹底的に殲滅せよ」
さてと。
お、いいのがあるじゃないか。
M24 SWS
ボルトアクション式狩猟用小銃。
本来の名称はレミントンM700だが、アメリカ陸軍ではM24 SWS、また同海軍では、M40と呼ばれている。
ベトナム戦争のころから使われ続け、セミオートマチックライフル(CSO内では、連スナとか、タシとか呼ばれている)よりは、連射速度は劣るが、銃弾一発の威力が高いため、ワンショット・ワンキル(一撃必殺)を好むスナイパーに重宝されている。
ちなみに、この話の時代背景は2006年。
2010年からは、新しくMk11 Mod0をM24 SWSと併用しながら、扱っているが、このM24 SWSをアップグレードした、M24E1 ESR、米陸軍名称「XM2010」をテスト使用している。
その内、M24 SWSが戦場から消えるということだ。
こ「悲しいよね!まったく!」
焔「はい、今出なくて良い」
「良いなぁ! コレ! 好きなんだよ! ワンショット・ワンキル!」
「へ? ですが隊長、このダスト2エリアは、スナイピングポイント(※3)や、芋り場(※4)がありません! まして、この殲滅作戦では、奴らの逃げ道を塞ぐため、MAP構造が、普段のエリア2とは違います! 狙撃兵は役に……」
「まあ、見とけって」
初弾を装填し、狙撃兵なのに、最前線へ、突っ込み、歩きながらスコープを覗き。
ずだんっ
「ぐああっ」
「はい?」
歩きながら敵の銃弾を避け、スナイピングをする。
「こういうこった」
ずだん ずだん
銃声が聞えるたびに、敵の断末魔が上がる。
時に、断末魔を上げることが出来ないまま倒れる敵兵も。
「すごい……突撃兵の出る幕が無い……」
「コイツは軽いからな、動き易いんだ」
敵の銃撃が止み、突入する。
「隊長、そっちは遠回りです!」
「そっちだと、集中砲火されるぞ」
「あ」
敵の直ぐ近くに行くということは、集中砲火にあう危険性も出てくるということだ。
「それに——おっと」
ずだんっ
「迂回ルートから入って挟み撃ちにしようとする奴もいるからな」
「おい! 狙撃兵ひとりに何——」
最後まで言う事無く、頭を吹き飛ばされる。
「何なんだ!アイツはァ!」
ずだんっ ずだんっ ずだんっ
「いける! このまま殲滅出来るぞ!」
「待て!」
「うがああああ」
突撃した兵士が蜂の巣にされる。
「待ち伏せか……」
「ぎゃああああ」
また一人、また一人と倒れる味方の兵士。
「HQ! HQ! 支援を頼む! このままではやられる!」
「いたぞ!」
「クソ」
——間に合わない……
ずだだだだだだ!
敵の銃が火を……吹かず、敵が蜂の巣にされる。
「間に合ったか」
「君は…?」
「自己紹介は後だ、今は敵を殲滅するぞ」
敵のアジトを向くと、何かを思い出したのか、アーノルドに振り向いて。
「狙撃銃じゃ無理だろ、これを貸す」
M4カービン。
この小説(本編)では、お馴染みのアサルトライフル。
「サンキュー」
そして30分後。
二人の活躍により、テロリストの約3分の2を殲滅、残りは降伏した。
こーどさん No.10981728 2011年05月04日 23:24:49投稿
引用
※2 HQ 本部。 MGSやってる人には言うまでもないか。
※3 スナイピングポイント 安全に、遠くから目標を狙い撃てるところ。
※4 芋る CSO内の言葉で。 前線に立たず、かなり後ろから、被弾を恐れ、安全なところからしか撃たないこと。 結構多いが、自慢できるものでもない
こーどさん No.10985388 2011年05月05日 23:03:09投稿
引用
「並びに、シロ・タカフジ、帰還しました!」
シロ・タカフジ、自らそう名乗った男は、アーノルドを窮地から救った、男。
二人は、少し太り、椅子に腰掛けている男に敬礼をする。
その男は、二人に返礼する。
「うむ、お疲れ……と言いたい所だが、実は君たちに任務がある。すぐにでも出発してもらいたい」
「了解。で、その任務とは?」
パキパキと、首を鳴らして、ゴフンッと咳払いし、人払いまでする。
「君たちは、オーシアで、所属不明機が現れ、 訓練兵が数多く撃墜された事件と、エース准尉が失踪した事は知っているか?」
「ええ。しかし、空と陸、なんの関係が?」
「実はな……”奴ら”が動き始めた可能性がある」
眉をピクリと動かして。
「奴ら?」
司令官は、引き出しから、写真を取り出し、ボーっと、遠い目で眺める。
「奴らは、陸と空にエース部隊を構え、陸、空最強の軍”だった”」
だったを強調した口調で、口を開く。
「時代の波に乗れなかったせいで、15年前の戦争で——」
「戦争! 戦争など15年前になかったはずだ!」
ゴフンッと大きく咳払いし。
「あったんだ、戦争が……
最強の陸軍、空軍に、我々は勝てなかった。
だが、我々は勝った、次世代の兵器でな」
コーヒーを淹れたカップを持つ。
カタカタと、小刻みに震えていた。
「だが、奴らは復活した、時代の波に乗っかってな」
「つまり、私達の任務は、その”奴ら”を倒せという事ですか?」
カップを置いて。
「ああ。奴らを倒せそうなのは、君たちくらいしか居ないからな」
アーノルドとシロは顔を見合わせ。
「「了解!」」
「さて、君たちのコールネームだが」
その頃。
「そういえば、お前の名前を訊いてなかったな」
「ああ。すまない、俺の名は……」
同じ時刻に。
「アーノルド君、君は「アーベント」。 シロ君、君は「ナハト」だ」
「俺の名は。アーノルド・アーベントだ」