皆さんこんにちは
前回の小説に挫折したKAN38です。
誠に勝手ながら前回の小説はあまりにも酷いんで削除しました。
タイトルと内容はあまり関係ないかもしれないです。今回は前回よりマシな書きたいので、全力を尽くします。
・注意
恐らく前回のような駄文の嵐です。
多少グロい表現があるかもしれないですのでそういうのが無理な方は見ないほうがいいです。
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KAN38 No.11161455 2011年08月04日 00:36:49投稿
引用
・サトウ ユウスケ
下級騎士の息子。主人公だが残念ながら放蕩息子。父の職業を継ぐつもりはない。19歳。
・マルシウス2世
国王。善政で国民に慕われている。
・サトウ フミアキ
ユウスケの父で下級騎士。国王に忠誠心は誰にも負けない。
・ネロ
国王の家来。王国を乗っ取ろとしている……という噂があるが、何を考えているか誰にも分からない。
・エルメリア
国王の娘。かなりプライドが高い。そして背が低い。152センチ。本人曰わく22歳。
KAN38 No.11164871 2011年08月04日 23:15:46投稿
引用
・第1話 自立
北の端の村のある下級騎士の家
父と昼食を食べた後父はとんでもないことを言った。
「今日から仕事辞めて、一人暮らしするからユウスケは自分の仕事見つけて自立してくれ」
「……マジですかい!!!」
一瞬何を言っているのか分からかったが、とんでもないことになったらしい。
「あぁ本当だ。年齢的に仕事がきつくなってきた」
これは困ったことになってしまった。今まで親のすねをかじりまくってきたから仕事のことなんて考えてなかった。
「じゃ、出てってくれ」
ガチャン!
追い出されてしまった。10年前母が亡くなって以来父は一人で自分を育ててくれた。とても感謝している。しかし口で言うのは恥ずかしいので結局言えないでこの日が来てしまった。
くよくよしてはいられない。生きるために仕事見つけないと。こんな田舎よりも城下町なら仕事があるかもしれない。
町に着いた。自分の住んでいた村と比べられないくらい賑わっている。村は過疎が進み20歳以下の人はオレも含めて8人しかいなかった。
少し進むと大きい掲示板があり、求人のポスターが貼ってあった。
・住宅にあるハチの巣駆除のバイト!高収入約束します!
・場所 ×××の〇〇 広場に6:00集合
これは………危険すぎる。いくら高収入でもリスクが恐ろしく高いな。他はどうだろうか
・毒蛇捕獲会社(株)
・仕事の内容
森林の毒蛇の捕獲!
※当社は社員が少ないので面接はなく手紙一通で即正社員として採用いたします。
・場所△△△団地の〇〇〇会社の隣
これもまた……さっきよりヤバい感じがする。次はどうかな?
・城のトイレ掃除 バイト募集中!
バイト希望者は城の西の庭に4:30集合すること。
これはいいな。このバイトで稼いで、その金でとりあえず安い宿に何日か宿泊することにしよう。
確か城はここから東に1キロぐらいだ。
さっそく城に向かうことにしよう。
ユウスケは東に向かってあるきだした。
KAN38 No.11168436 2011年08月06日 00:07:35投稿
引用
城に着いた。
西の庭は流石王家の物なのでかなり広く、見たことのない花が沢山咲いている。オレを含めてバイト希望者は4人いた。
1人目が髭が多い大男。年齢は30前半ぐらいだろう。2メートルあるんのではないかと思うほど背が高い。あんな髭生えてたらスープを飲む時に髭がスープに入って大変だろう。
2人目は白髪混じりの中年男。年齢は50後半ぐらいだろうか。この年でバイトするということはよほどの事情があったに違いない。
3人目は小太りの若い男。年齢は20前後といったところだろう。
しばらく待つと白髪の頬のこけた王の家臣らしき人が西門から出て来た。
「皆さんよく来てくれました。仕事の内容はポスターに書いてあった通りです。城は広いですが、付き添いの兵士に目的地まで連れていってもらえますのでご心配なく」
「さて…そこの髭!あなたは1階東側のトイレ掃除を頼みます」
「あいよ」
「あなたは2階北側のトイレを頼みます」
「はい」
中年男が答えた。
「そこのあなたは2階の西側のトイレを頼みます。あそこは凄く汚れているので頑張ってください」「はいっす」
小太りの男が答えた。
(そこオレの持ち場じゃなくて良かった〜)
「そしてあなたは……一番体力がありそうなので城で一番広い3階南側トイレを頼みます。あの辺りには国王の重臣方がいますので無礼がないように」
「……はい」
(うわぁ恐ろしいことになちゃったぞ。なんで一番広い所やんなきゃいけないんだよ。)
* * * *
付き添いの兵士とともに3階に向かった。
至る所に王家の紋章が描かれた旗が吊り上げられている。こうゆう場所には初めて来たので緊張で ゴホン!武者震いで体の震え止まらなかった。
着いた。
「さてあんたの持ち場はここだ。道具はここにすべて置いてあるから、自由に使ってくれ。オレはここで待ってるから終わったら声を掛けてくれ」
「はい」
モップを手にトイレのドアを勢い良く開いた。
オレの住んでいた家の3倍ぐらいの広さがある。大理石で出来た床にはところどころ茶色のやら黄色のやらのシミが付いている。
だいぶやる気が失せた。
「え…ここ全部掃除するんですか!?」
「もちろんだ。それなりの報酬は支払うと…あの爺さんは言ってたぞ」
仕方ない。全力でやってさっさと終わらせよう。
KAN38 No.11174331 2011年08月08日 00:35:13投稿
引用
「よく頑張ったな。ここあまりにも広いから掃除誰もやりたがらないんだ」
カツカツカツ…
誰かが歩いて来る。
「 お前!!早く跪いて…」
「あっ、はい」
よく分からないがこれは兵士の命令に従った。
何だ?空気がおかしい。逃げ出したくなる雰囲気がする。
オレの目の前に威圧感を感じさせる男が立っていた。
「掃除、ご苦労であった」
「あっ、はい」
カツカツカツ…
と足早にその男は去っていった。
「あの人は誰なんですか?」
兵士はオレにやっと聞こえるぐらいの声で話した。
「あの方はネロ様だ。国王の重臣だが…この辺の噂では王位を狙っているとか。絶対内緒だぞ」
掃除を終え再び庭に戻ると老人の家来が居た。
「ご苦労様でした。これがあなたの報酬です」
(FUKUZAWAさんが1、2、3、4…4枚もある!これなら安い宿に2週間は泊まれるな)
「ありがとうっす!」
宿に着いた。
チェックインを済ませ、食堂で食べていると城で見かけた小太りの男に声を掛けられた。
「隣に座っていいかな?」
「……」
「あ〜ゴメン。自己紹介まだだったね。僕はヤマ イモタロウ19歳。職業は週に2回北門の警備やってるよ。最近はここにずっと泊まってるよ。よろしく〜」
どうやら悪い人じゃなさそうだ。話し方が柔らかく、よく見ると優しそうな顔をしている。
「えっと、オレはサトウ ユウスケ。イモタロウ君と同じ19歳。職業は無職…。よろしく」
「イモタロウでいいよ。そうだ、僕の仕事求人あるけど一緒に働かない?」
「えっ?いいの?」「いいよ。じゃ明日の朝7:30にここで待ち合わせね。ご馳走様でした〜」
いつの間にか食べ終えていたのだろうか。
食べ終えて、自分の部屋に入ると、何かが蠢く音がした。
ガサガサ!
よく見ると無駄に大きいゴキブリが何匹もいる。
とにかく疲れていたので早く眠りたかった。
オレは部屋の隅で蠢くゴキブリを無視(虫)してベッドに潜った。
KAN38 No.11177189 2011年08月09日 00:25:47投稿
引用
新たな騎士の誕生
ガサガサ!
ゴキブリが蠢く音で目が覚めた。残念な目覚めである。
顔を洗い、服を着替える。
朝食は昨日残した怪しい魚の刺身である。
(なんか変な匂いが…金がないから贅沢言えないな)
おそるおそる一口に入れてみた、酷い味だ。
朝食はこれぐらいしかないので諦めてこれで食べた。
オレの腹は丈夫だから何とかなるだろう。
部屋の扉がノックされた。
「おーい早くー」
イモタロウの声だ。仕事確か紹介してもらえるんだったな。
「あー今行く」
* * *
北門に着いた。
西の庭とは違い、優雅な雰囲気はない。石で出来た丈夫そうな城壁。
柵が何重にも作られている。
簡単には侵入者が入れない仕掛けになっている。
しかし今は緊急時ではないので門は普通に開いている。
「まぁ護衛とか言ってるけど雑用も多い。あと当番の人は一日中ここ見張ってなきゃいけない日もあるんだ」
内容はあまり気にしなかった。何故なら怪しいバイトしないで済むからである。
「隊長〜入隊希望者連れて来ました〜」
隊長と呼ばれた男が振り向く。
見た感じは50前半といったところだろう。体は年の割にはガッチリしていて、引き締まっているのが鎧を着ていても分かった。
「おぉそうか、じゃ君この紙に自分の詳細書いてくれ」
ユウスケは雑巾臭い紙に生年月日、名前、出身地、家族関係を書いた。
「おぉ君はフミアキの息子なんだね」
「えっ、あっ、はい。オレの父ちゃん知ってるんですか?」
「あぁ、彼は私の親友で仕事熱心な男だよ。彼が貴族出身なら上級騎士ぐらいにはなれたんじゃないかな?」
この国では貴族出身でないと中級騎士以上になれない法律がある。
貴族出身の騎士は大抵、初めは中級騎士になり剣術次第で上級騎士になることが出来る。
よほど腕が立つ場合には王家直属の近衛隊に入ることもある。
父は仕事熱心なのはなんとなく分かっていた。
「オレも父ちゃんみたいな騎士になりたいです」
「その前にこれ受け取ってくれ」
バシ!
剣だ。仕事道具だがこの平和な国ではほとんど使わないだろう。
柄が木のままで飾りは何もされていない。
「あれ?そういえばイモタロウなんで剣持ってないの?」
「僕は弓兵だから。まぁ一応持ってるけど」
「へぇ…」
「じゃあ、訓練は1:00から。それまで食事を済ませておくように」
「「はい!」」
KAN38 No.11190354 2011年08月14日 01:52:49投稿
引用
訓練といってもユウスケは木の剣で藁の変な人形みたいなのをひたすら殴るだけである。
弓兵のイモタロウは的に矢を当てる練習をしている。
手を離すと綺麗な軌道で矢が的の中心に吸い込まれていった。
「うまいな」
「いや、たまたま」
イモタロウはもうは一度矢を放つ。が、今度は的にさえ当たらず、力無く矢は地面に落ちていく。
「じゃあ今から城の周り10周!20分で走りきれなかった者は追加で3周するように」
「えっ隊長冗談ですよね」
「冗談じゃないぞ。新人だから訓練の量は同じだ。では始め!」
「イモタロウ毎日こんな感じなのか?」
「ごめんユウスケ。僕これ苦手だから集中してやりたいんだ。ほら走りながら喋ると疲れるよ〜」
「終わった〜」
「早いな、ユウスケ。12分か」
7分ほど遅れてイモタロウが走ってくる。
「もう駄目だぁ〜」
「お、イモタロウ今日は珍しく3周追加なしだ。19分」
「3周追加者一人もなしか。今日の訓練は終了。当番の奴3人はこの門に残って次の朝まで見張ること。以上解散!」
「はぁ疲れた帰ろーぜイモタロウ」
「うん。今日の夕食なにする?」
夕食の話していると隊長が叫びながら走ってきた。
「なんですか隊長?まだ訓練はあるんですか?」
「君…これに参加しないかね?」
ポスターだ。
・建国祭
集え腕自慢の騎士達!!
・場所 英雄の広場
・開催期間 〇月△日〜〇月×日
・時間 午前8時〜午後10時まで
・参加費用無料
「参加しないかね?」
「いいことあるんですか?」
「優勝すれば王からの褒美として金の盾が貰える。売ってしまえば一生遊んで暮らせる」
一生遊んで暮らせるという言葉に惹かれた。
勿論イエスである。
「参加します!」
夕焼け空が妙に赤く、とても不気味だった。
KAN38 No.11198938 2011年08月17日 23:17:16投稿
引用
「起きろユウスケ!」
宿にイモタロウの声が響いた。
「ん?今日は仕事休みじゃないかな?二度寝するよ…お休み…zzz」
「今日は建国祭だろ!開会式まであと20分だ!」
「zzz…ってヤバい起きなきゃ!」
ユウスケは急いで騎士の制服に着替える。
木の剣を持って、まだかまだかと急かすイモタロウと普段泊まっている宿を後にした。
城下町の中心に英雄の広場はある。
白いレンガが敷き詰められていて、太陽の光が反射して結構眩しい。
沢山の市民が集まっていた。
騎士達のトーナメントのスペースはかなり広い。
広場の奥には二つの王座が置かれている。
そこには国王マルシウス2世とその娘エルメリアが座っている。
周りには強そうな騎士達が彼らを護衛している。
「なんとか間に合ったか…疲れた〜」
「ユウスケが早く起きればこんなことなかったよね〜」
エルメリアが立ち上がって、広場の中央に出てきた。スピーチが始まるらしい。
(美しい!!)
それがユウスケの第一印象である。
大きい眼、エメラルドグリーンの瞳、整った鼻、形の良い唇が印象的である。
金色の長く艶やかな髪を肩まで伸ばしている。
身長は150センチ前半だろうか。
男のロマン?であるあの部分はいい感じに出ている。
しかし、恋愛とか結婚するには身分の差がありすぎる。
クジラとミジンコ、マツタケとワライダケ、鳥と芋虫ぐらいの差である。
「平民どもよ、私の為によく来てくれました。私は偉大なる次期国王エルメリアです」
(なんだこの偉そうな小娘?)
ユウスケはがっかりした。
「今日は夏なのに涼しいですね。涼しいと言えば〜ですね。〜と言えば…」
(長くなりそう…マジめんどいな…)
ユウスケは眠くなってきた。
彼は1日9時間は寝ないと、居眠りすることがしばしばある。
(うぅ、ヤバい睡魔が……zzz)
ついに寝てしまった。
「無礼者!!兵士達よ、そこの男を捕まえて牢獄に入れなさい!」
どうやらユウスケに言っているらしい。
とんでもない視力である。
(あぁオレの人生短かったなぁ)
騎士達がユウスケの腕を縄で縛った。