プロローグ
遥か昔、師団(ディーン・神使)と眷属(グレナダ・魔族)。
二つの軍勢があった。
師団は、「永遠の平和」、眷属は「恐怖による支配」を秘宝“ディセント”の使用目的とした。
対立した二つの軍勢は、この世界に伝わる秘宝の所有権を決めるべく、《神魔戦争》を繰り広げた。
長きにわたる戦争・・・・・。それは、眷属の軍勢が有する
《破壊魔神 瑠璃》 によって、眷属の勝利で収束しようとしていた。
だが、結果は違っていた。
戦争は、師団の勝利という形で終わったのだった。
何故、師団の勝利で終わったのか。
それには、師団が有する、《銀狼》・《鳳凰》・《陰陽師》・《覇王》・《緋色》。
この5人がいたからであった。
この5人の活躍により、《瑠璃》は封印され、一気に形勢逆転したのであった。
終戦後、秘宝は5人の魔力を源とし、世界は「永遠の平和」がもたらされた。
そして、全てが終わったのであった・・・・・・。

そう思えたが、違った!
戦争に敗れた眷属達は、再び《破壊魔神 瑠璃》を復活させ、師団から秘宝を奪還、そして世界を混沌へと堕転させてからの支配を目論んでいた。
「その前に邪魔者の排除が必要だな!」
そう思った眷属共は、遥か未来のこの地に聳える「ディセント魔法学校」の
生徒会役員に狙いを定め、時空を超えて旅立ったのであった。
そして、物語は現代へ移り変わる・・・・・・。

続け。