■GOOD!な所。
まず、ステアリングコントローラでプレーした場合のみの感想と言うことで。自分はパッドではプレーしてません。と言うことを前提として。
・WRCのオフィシャルライセンスを取得しているので、コースのバリエーションが豊富。様々な国の、ターマック、ダート、グラベル、スノーなどのコースが、一通り揃っていて、現実のコースの様なナローでタイトなコースも一部入っています。
車種が豊富。前述の理由で、リアルなWRCカー、グループN、スーパー1600などが、それぞれのカテゴリーで、一通り揃っています。
・ユーザーインターフェースのデザインが良い。WRCのトップカテゴリーで活躍する現実のドライバーやチームスタッフの実写映像が所々、挿入されていて、かっこいい。(一部考えさせられる映像もありますが・・・。)
・グラフィックスがPS2時代のタイトルとしては、最上クラス。リプレイ映像も上質でかっこいい。
・ドライバーズビューも選べる。(普通ですが)。
・3Dカー・ビューという技術が搭載されていて、それぞれの車種を、色んな角度で分解して眺める事が可能。良くモデリングしてあるなぁ、と感嘆してしまう。
・コ・ドライバーの音声が、様々な言語より選べる。日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、・・・。もっとあったと思うんですが、なんか覚えてない。あれ、間違ったか・・・。でも、面白い!!。
■BAD/ Requestな事。
自動車の挙動がシミュレイターというより、GAMEよりなデザインとなっている事。WRCのオフィシャルライセンスまで取得しているんであれば、あらゆる人間が楽しめるデザイン、ゲームバランスとする義務がメーカーとしてはあるはず。
リチャード・バーンズ・ラリーのシミュレイター度を100とすると、WRC4のシミュレイター度は60ぐらいって感じでしょうか。何度も言いますが、オフィシャルライセンスを取得して商売する場合、シミュレイターを好む硬派なユーザー、かんたんな感じを好むカジュアルゲーマー、その両方をカバーするデザインとする必要があると思うんですが。そうすればセールスも伸びると思うんですが。例えば、シミュレイターモードと、かんたんモードをどっちも選べる様、物理エンジンの設定を何パターンか用意しておいて、ユーザーの好みで選べる様なデザインとするとか・・・。それほど難いのか・・・。
・もう、あんまり長い、古い定番ネタなので、あえて言うのも嫌なんですが、ユーザーインターフェースで挿入される、実在するトップドライバー達のシャンパンファイト映像。あの品の無い、エロネタ(笑)、見たくない。現実世界でも、いつまでそのネタやってるんでしょうか。
■COMMENTな事。
かんたんモード+ある程度のシミュレイターモードなタイトルって感じでしょうか。硬派なユーザーを100%満足させるデザインとはなってませんが、楽しく無いって言う程でもない。自分としては、自動車の挙動がリチャード・バーンズ・ラリーと同等な感じだったら、パーフェクトなタイトルとなっていたはず、と思います。
最初GT_FORCE_PRO_FOR_SEGA_RALLYを使用してたんですが、壊れたので、Driving_Force_GTを導入したんですが、問題なく動作しています。ただ、GT_FORCE_PRO_FOR_SEGA_RALLYは、ハード側でフォースの設定が何通りかあったんですが、Driving_Force_GTの方は、ハード側でフォースの設定が固定となってるので、フォースが強い。WRC4側ではフォースの設定は無いみたい。