GT4はPS2の限界まで使ったレースゲームと表現できる。
完成度を見ればPS3のGT5と比べても圧倒的に高く、コンセプトも揺らがずしっかりとしている。

操作性:PS2のレースゲームの中でも車の動作が分かりやすく伝わる。
ドリフト走行は視野に入っていない為それに関しては難はあるが、
それでも満足できる出来であるのに違いは無い。

サウンド:カスタムサウンドトラック機能はPS2には存在していないため、用意されたBGMも充実した物となっている。
ジャンルも程よく分散され、有名アーティストの楽曲も収録されており、大きい外れが無い。
GTシリーズに共通する音の軽さやスキール音が使いまわしであったりと、マイナス点もあるが全体的に見ると良い。

画像:PS2のグラフィック性能から考えれば高い。
テクスチャにジャギーが見られる事が多いが、当時の性能からして頑張れていると思う。

持続性:難易度が高すぎるわけでもなく、実にバランスが取れている。
通常のレースは比較的簡単ではあるが、難しい物に挑みたいプレイヤー用に「ミッションレース」や、シリーズ恒例のライセンスのオールゴールドなどのやり込み要素がある程度存在している。

ハマリ度;ボリュームとクオリティのバランスが良く、過去作品と比べてGT2に近い仕上がりとなっている。
フォトモードやBスペック、24時間耐久といった今までのコンシューマレースゲームでは考えられなかった新しい取り組みも、全体のバランスを崩さずに収録できているので良い。