概ねよいリメイクだと思います。
雰囲気がテリワン3DやPS2版Vなどに近くなり、世界の見方がガラッと変わっているので、再度のプレイでも楽しいです。

戦闘シーンの背景と、敵モンスターの行動アニメは、見ないともったいないですね。

持ち味である悲愴・鬱屈としたストーリーは健在ですが、プレイ難易度は下降修正され、対象年齢層が若干下がっているというか、広がっていると思います。
謎の神殿がなんの謎も感じない、ただの『過去の世界に旅立つ場所』になっていたのはちょっと残念でした。

大きな不満点は2つ。
モンスターじいさんの話す内容が不自然であること。
特技「まものならし」が、魔物ハンターでないと使えないこと。です。

それから、
Bボタンではなすコマンドが起動できる代わりに、戦闘中のはなすコマンドがなくなったり、
またダイアラック地方復活直後からモンスターパークの一部機能を利用できる代わりに、その辺のシステムが何だかごちゃごちゃになっていたりと、
よい追加点もあるのですが、詰めが甘いという印象です。

個人的には、VIIには独自のモンスターが多く、そいつらが動いている様子を見ることができたのが嬉しいです。