このゼルダは、ダンジョンの数こそ少ないが、ひとつひとつのダンジョン、フィールド、イベントが凄く作りこまれていると感じました。とにかく難しかったです。アクションじゃなくて、頭を使う部分で。アクションも難しいですけど。だから、「気楽にやる」というのは到底無理でした。「さぁ、やるぞ!」と気合を入れて毎回やっていました。一筋縄ではいかないゲームです。
 ゲーム的な部分の話をすると、このゲームはダンジョンへ行くまでの過程で、必ずそれぞれの地域で問題が起こっています。パッと見て、「あ、なんかヤバイな」って分かるくらいの。その段階ではダンジョンへ行けない訳だから、とりあえずこっちから解決しようってなります。で、これの原因を突き止めるために色々探索していると、「これを解決するためにまずこれをしないといけない」ものに出くわします。で、それをやるためにはどうすればいいのかを探していると、また曖昧なヒントが出てきます。これらの大量のイベントが全部繋がったときに感じられるのは達成感だけではなく、ゼルダの世界の壮大さ、迫力も身にしみる程です。それが今までのゼルダより大きいかなと。ダンジョンの難易度も高かったです。
 ボス戦は、「ある一定の倒し方があって、それを遂行することで弱点が出現する」いつものヤツはあんまり無くて、「ひるませてひたすら攻撃」な感じでした。なので完全に実力勝負です。なのでどのボスもてこずりました。こういうのもいいと思います。
 あと、街でのサブイベントもちょっとしたものではなく、ダンジョン攻略と同じくらいボリュームがありました。これも質の高さだと思います。
 まとめると、真の濃密ゼルダかな。濃密ゼルダとやたら宣伝されているスカイウォードより濃密だと感じました。以上。