ジオラマ戦線異状なし〜スターリングラードへの道〜意外と結構面白いです。書店でプラモデルの雑誌を手にとったり、または戦車のプラモデルを造ったことがある人ならこのゲームは断然面白いです。ジオラマの中でプラモデルの戦車同士を戦わせるというコンセプトのゲームなので、想像の世界が広がり、更に独軍のプラモデルの映像28車種を集めてゆく過程で、妄想が焚きつけられます。ただ、ゲームの作り手がジオラマ模型というコンセプトに依存しているゆえか、または甘さゆえか、情景や車両及びその動きに精彩さが欠けています。さらに不親切なつくりゆえに、クリアするまで途中、諦めさせられました。
ですので以下の二点で迷わされたことを挙げておきます。
クエストと呼ばれるMissionが進まず次のマップに進めず、クエストによると、クリアしたマップを再びプレイしなければならない、しかしどのマップをプレイすべきか?判らない。取扱説明書にはないが、こうした場合の答えは、ガレージでジオラマルームから各ジオラマップを選択しDIORAMAP の下に表示されるミッション指令文の表示をよく見る、すると、クエストの内容に沿ったものに なってるのが一つだけある。これがプレイすべきマップです。
そして更に、新しい戦車に造り替える「キット改造本」です。これは、Vol.1からVol.6まで あります。しかし、Vol.4の入手はVol.6の入手以降という、これだけ順不同です。まさかそうなっているとは思えずその間無駄な探索を強いられました。そのような不親切な造りになっています。以上の点をふまえてさえいれば、やりこんでしまえるゲームソフトではないでしょうか。
なお取扱説明書によるとソフト販売会社は続編として「ジオラマ戦線異状なし〜ベルリンへの道〜」を製作・販売する予定っだったようです。が、残念ながら叶わなかったようです。手に出しづらい印象が拭えなかったのでしょうか、造りの甘さが嫌われたのでしょうか。(