●普通のアクションゲームだと思って買ったら大間違い。

…なんとこのゲーム、得点重視型のゲームだったのです!!
マリオシリーズのアクションゲームって言ったらコースを進んでいってボスを倒して次のワールドに進んでだんだん難しくなっていくコースを攻略しながらラスボスを倒してエンディング、って流れだと思うっしょ。(しかも画風がヨッシーアイランド)
ところが開けてビックリ、コースを進みながら得点を稼いでいき、ひたすらハイスコアを目指すタイプのゲームだったのである!!

コース(モード)は全部で4種類しかなく、そのうち二つはゴールの無いコース。死ぬまで続けて死んだ時の得点がスコアになるためボスどころか終わりすらない。
普通の横スクロールマリオアクションだと思って買うとガッカリすること間違いなし。

キャラクターを進める操作はできず、キャラは勝手にひたすら進んでいく実質的強制スクロール。
キャラが敵にぶつからないよう道を作ったり敵を倒したりして先に進み、進んだ距離が得点となる。
ヨッシーDSのような倒した敵を鑑賞する図鑑コンプリート要素なども無し。
同じことをひたすら続けて、ストイックに、己との戦いである。


●得点重視ゲームってことはとりあえずクリアするだけなら超単純なのか?

たとえば塊魂。とりあえず王様に怒られないギリギリラインでクリアするのは簡単だけど最高評価をもらうのは難しかったりより高いスコアを目指すとキリがない。
そう、だいたいこの手のゲームはとりあえず合格ラインを出すだけなら比較的簡単である。(しかもマリオだし)

ところが!
さまざまなモードを出現させるためには最初から入っているスコアを更新する必要があり、そのスコアというのがけっこう高い。

勝手に移動するキャラはもちろんのこと、前方にいる敵、上画面からの襲撃や取らないとヤバイアイテム。(もちろん強制スクロールなので取り逃がしたら戻れない)
現在所持している卵(武器)の残数も見ておかないと次にアイテムが取れるまでどのぐらい無駄遣いが可能なのか分からないしで目が休まる暇が無い。
敵を倒すのもひたすらタッチしていればいいワケではなく、一列に並んだところを貫通させて倒すことで残りタイムが増えるので貫通させずに倒していたのではすぐにタイムオーバーや卵不足になってしまう。
さらに一部のモードではステージのほとんどが谷になっているため道を書き続ける必要がある。が、その道(雲)はDSのマイクにちょっと息がかかると吹き散らされてしまうため喋りながらのプレイなんて超厳禁。うっかり喋ると鼻息で雲が散って谷底ダイヴ。

どう考えてもマリオの難易度ではない…


●やり込み出すと面白くなってくる

…以上のことから、手軽にサクっと遊びたい人には不向き。
しかしコツが分かってきてやり込み出すと奥が深い。
縦スクロールの決められた長さ・敵配置の面→横スクロールのランダム配置の面 という構成がメインとなっているが、まず縦スクロール面の成績によって横スクロール面で使えるキャラが変わるため最初の縦エリアでいかに好成績を残すかがポイントになってくる。
縦の成績がガタガタだと横は即死んでしまうかというとそうでもないため、縦で低い成績→弱いキャラ→弱いキャラで横コースどこまで進めるか! といった最終成績に執着しすぎない遊び方も可能。
非常にいい成績を残していてもちょっと敵に当たっただけで即ミスになってしまうので難易度は高い。
スーパーマリオの時は一度敵に触れても即死なず小さくなるだけ…みたいな救済措置も一切無いので得点が高くなってくるにつれて緊張感もどんどん上がってくる。コンティニューは縦面と横面の間にだけ存在するため横面で1時間頑張った成績も小さなミスで即消滅。



●気になる音楽は…

ハイ!前回レポした(実際はこれの続編にあたる)ヨッシーDSが嘘のよう。
ポップで優しい音楽という意味ではヨッシーDSと同じタイプなのかもしれないが、その質は天と地ほどの差がある。
圧倒的にキャッチヨッシーのほうが良質。スーファミのヨッシーアイランドのアレンジ曲もたくさん入っていて馴染みのある音楽、焦らすようでマッタリしたなんとも言えない曲、ほのぼのとした楽器。コースが少ないので曲数こそ少ないものの、ストレスの溜まる音楽まったく無し。


●マリオシリーズとして

やはりシリーズものとしてはキャラが大事。
今回も赤ちゃんルイージはさらわれ役でマリオしかプレイヤーキャラになりません。
ヨッシーは各色登場し、敵キャラもお馴染みカメックやヘイホーなど。目立ったキャラ崩壊も無いので安心して遊べます。
またコウノトリが赤ちゃんマリオを落としたというストーリーになっているため、これまでのヨッシー作品とストーリー的にはまったく繋がっていないようです。

スコア更新時には名前入力ではなく何種類も用意されたアイコンの中から好きなものを選ぶ…のだが、ここにファミコンの8ビットマリオやクッパなども登場する。操作キャラではないもののシリーズファンとしてはちょっぴり嬉しい画像たち。


●総合

【おすすめする層】
・ハイスコアを目指すタイプのゲームが好きな人
・やりがいのあるアクションゲームに挑戦したい人
・とりあえずマリオのゲームは押さえておきたい人

【やめといた方がいい層】
・ボスを倒してエンディングが見たい人
・一日数十分ずつ月日をかけてゆっくり攻略したい人
・飽きっぽい人


10点満点中5点

モードによって横スクロールコースは永遠に続くため途中でセーブできる仕様であってほしかった…
充電器を挿した状態でDSを畳んでおくことが中断だなんて徹夜でゲーム攻略する意気込みがある時ぐらいでなきゃできない…