画面を見ている限りでは、何となくスクロールしているように見えなくもない、どことなく3Dのような気がしないでもないが、実質的には単なる固定画面シューティング。
しかし、いくつかのユニークなフィーチャーがあります。
まず、慣性飛行という点。十字キーを反対に倒してもすぐには動きの方向が変わらず、初めは思い通りに動かせないのですが、慣れると浮遊感を味わうことができます。
次に、自弾には押すボタンによる違いがあるという点。Aボタンは連射性能が高く威力もある弾ですが、弾数に制限があります。敵キャラを1機撃墜するごとに1発増えます。ということは、百発百中でやっとイーブンということなので、これに頼っているといつか弾切れになります。Bボタンは連射できなくて威力も低い弾ですが、制限はありません。つまり、Bで稼いだ弾を勝負どころでつぎ込むのがパターンとなります。
そして、敵機に個性がある点。動作パターンが複雑で、しかも全滅させるとボーナス点なので、効率よく得点するにはある程度戦略を立てる必要があります。
これらの要素が相まって、とても奥の深いゲームに仕上がっています。
メインのゲームとしてはさすがに単純過ぎますが、息抜きにプレイする分には未だに通用する面白さがあります。
古いゲームが好きな人には是非プレイしていただきたい佳作。