一本の長いシナリオを4つの視点から描くことで、ストーリーはこれまでのシリーズの中でもかなり良かったと思います。
映像も綺麗な上に、専ら地下研究所のような密閉空間の探索がメインだった従来作とは違って中国の摩天楼を舞台にしているステージがあり、映画のような迫力のあるシーンも多かったです。
しかし、全体的にアクションが複雑になり、4や5とはシステムが違いすぎるので、慣れるまではバイオハザードをプレイしているという感じがしませんでした。

操作性については、オプションのコントローラ設定で4や5と同じような操作設定にできますが、それでも緊急回避とスライディングの入力を間違えやすいなど、問題点も多いです。
武器の改造も4や5では好評だったそうですが、今作では何故か廃止されて新たにスキルという要素が追加されました。

個人的に一番酷いと感じたのはマーセナリーズでしょうか。
今作のマーセナリーズはただ連続で敵を倒せば良いというわけではなく、隠しボスなどの複雑な要素があり、ややこしくなっています。
また、マーセナリーズ用のステージのほとんどがDLCなのも良くないですね。

全体的に従来作とは別ゲー感が否めないので、4や5のようなバイオハザードを期待している方にはオススメできません。