良い点
また、キノピオがクッパの襲撃に慣れているなど、マンネリ化を逆手に取る裏設定もgood。
ドデカクラフトバトルはエンディングまでの間に何度かあるが、毎回こちらが使うドデカクラフトが違い、できるアクションや特徴にも違いがあるので、毎回新鮮な気持ちでプレイできる。
また、ダメージが蓄積すると色画用紙が剥がれて段ボールが剥き出しになるなど、細かい部分まで再現されている。
イージーモードに切り替えると、マリオ達の能力値が相当強化される上に、敵が攻撃してくる直前に狙われているキャラクターをマーキングで教えてくれるようになるため、回避も簡単になる。
ゲームに不慣れな人への配慮も欠かさない点は、流石は任天堂といったところだろう。
いつでも好きな時に中断できる。
サクサク進められるので、これまでのシリーズに比べてストレスが溜まりにくい。
ただし、明らかに”スキップ可能”にすべきだったと思われる演出も少なからず存在するが、詳しくは悪い点の方に後述する。
悪い点
ストーリーを進めているといきなり始まったりする上に、先に進むためにはクリアする必要があるため、やらされてる感が強い。
倒せば必ず何かしらのレアアイテムを落とすのでそれはそれで良いのだが、これらの敵は他の敵に比べてレベルが高く、2~3回連続で行動することもあり、非常に強い。
しかも、こちらのレベルが余程高くない限り先制してくることが多いため、いきなり全滅させられることもあり、少々理不尽な要素に思えた。
amibo以外にも無印カードの使い道を用意するか、amiboを使うかどうかの設定を切り替えできるような機能が欲しかった。
しかし、敵はスタミナ切れにならないため、序盤はともかく、終盤はその隙にダメージを受けることが多く、正直こういうのは要らなかったと思う。
こういうのは一度見たら2回目以降はスキップできるようにすべきだった。
総括
マリオ&ルイージシリーズと、ペーパーマリオシリーズの特長を引き継いだ良作だと言える。問題点も色々挙げたが、イージーモードや演出の早送りなど、多くのプレイヤーへの配慮がなされた総合的にとても遊びやすいゲームとなっており、少なくとも買って損はしないと思われる。
次回作にも期待できる出来だと感じた。