?ラストで衛宮士郎はアーチャーの腕で魔術行使をし続けた結果、体から剣が生え、また、自己の記憶も消えつつありました。体 から剣が生えてきたのはアーチャーという英霊の能力を人間である士郎が使用してしまったことによる無限の剣製の副作用的なことだとと解釈しました。ですが記憶など主に精神面に関する副作用はどういった理由で発生したのでしょうか。あの現象はアーチャーの腕に侵食され脳が異常をきたしていたということなのでしょうか?
?言峰綺礼が死んだ後、衛宮士郎は
聖杯を閉じようとするイリヤの第三魔法で魂を死にゆく体から別の"モノ"に
移してもらいました。私は最近再プレイするまで聖杯を閉じることにより魂が消え去ったイリヤの体に士郎の魂を移し替えたのだと思っていました。ですが、プレイし直すと、ライダーは士郎の魂が移された"モノ"を「摘んできた」らしいのです。イリヤの体に移されたのであれば摘んできたという表現は不適切なはずなのにわざわざ凛が「拾ってきた」から「摘んできた」という言葉に言い換えたということは、衛宮士郎は「摘んで」くるような"モノ"に魂を移されたと考えるのが妥当であると思いました。よって衛宮士郎はイリヤの体にではなく、花に魂を移されたと考えるのですが、実際衛宮士郎の魂は一体何に移されたのでしょうか?
以上の2点の疑問についてどなたか回答お願いいたします。
ゲスト 2015年01月07日 18:45:19投稿
記憶の侵食そのものは魂の格の違いによるものです。同一人物が元であるとはいえ、英霊となった時点で「人々の信仰により魂が人の霊格ではなくなり、精霊レベルに昇華している」存在です。左腕分だけとはいえそんな濃くて重い魂を繋げてしまえば、そこから薄くて軽い魂の方に流れ込んで混ざり合ってしまいます。記憶はこの際に一緒に流入しています。
つまり脳ではなく記憶を含んだ魂が侵食されています。TYPE-MOONの世界観では記憶は魂の方に記録されていることになっています。(「劣化しない筈の魂だが肉体に引きずられ影響を受ける」という設定もあるので脳の損傷が魂と記憶に影響を与えることは否定していない)
繋がってしまったことで、より強い魂に塗りつぶされ、上書きされる。しかし人間の魂でしかないものがそれに耐えられる筈もなく、塗りつぶされながらも肉体と記憶が崩壊を開始。それに伴い肉体も固有結界が暴走し剣に変わっていく。
記憶そのものが壊れて失われていく中で、僅かに残ったものさえも自分のものではない末路の記憶が塗り潰す。それでも「桜を守る」という本当に大切な一つの願いだけは、あの切嗣への誓いも、彼女との月下の出会いでさえ壊されながらも持ち続け。そして余力を振りしぼり桜の元へ……というのがHF後半の流れです。
HFでの某シーン「ナインバレットリボルバー」で初めて腕を開放した時にかろうじて壊れきらずに済んだのも、アーチャーや今までの衛宮士郎とは違う「桜だけの味方になる」という一点を強く誓っていたという差異のおかげなのではないでしょうか。
?ライダーの筋力は怪力:Bのスキルも足すとAランクにすら届くので人間の一人や二人といわず指先だけで摘まんだまま帰ってこれる可能性が……。
大事なのはイリヤがあの文脈の中で「身体は安物だけど」と前置きしていたことではないでしょうか。あのシーンのイリヤにとってあの場で”安物”と言えるモノがなんだったのか……やっぱりはっきりとは分かりませんね。どちらとも十分に考えられますし、どちらでもない可能性も否定はしきれない……。
個人的には急に「私の抜け殻はさて置いといて、とりあえずその辺にあった草に士郎の魂入れときました」と言われると唐突さを感じるような感じないような気もしないではないような。崩落する瓦礫の中で原型止めてるかなぁ、という。残ってたらそれはそれでドラマチックで良い感じですが。でもそうだったら瓦礫の中から花を見つけるシーン見たかったなぁ……。
ゲスト 2015年01月07日 18:45:19投稿
移し換えた先の物体は元から存在する物とは限らないと思いますよ。
魔力で適当なものを作り出すこともできたはずです。
剣のような花弁を持つ花のイラストをどこかで見た気がしますが、公式の物かファンアートか忘れました……。でもそれなら凛も一目で「士郎」だとわかりますよね。
ゲスト 2015年01月07日 18:45:19投稿
記憶だのそういった部分からガンガンなくなっているって解釈でいいと思います。
剣に浸食されているのと同じくらい、士郎の精神も壊れていってる。脳に直接的なダメージではなく魂が壊れているって感じかと。
摘まんだって話から恐らく小さい。
原作では明言されてませんが、
自分は遠坂の形見の宝石のペンダントじゃないかと思ってる。
決戦前、遠坂凛は、士郎の持ってる方には微かに魔力が残ってる。なら使われたからには意味があるはずって言っていたので、
この事かなって思った。
まあ若しくはイリヤが士郎の入れ物用の人形を持ってきていた可能性もあるけど、イリヤも士郎が宝石持ってるのは知っているしちょうど良いんじゃないかな。
ゲスト 2015年01月07日 18:45:19投稿
桜ルート中盤以降の士郎は、失った左腕をアーチャーの腕を移植することで補完しています。
しかし、人間である士郎とサーヴァントとはいえ英霊の写し身であるアーチャーとではその霊格がそもそも段違いで、
霊格の低い立場の士郎は、この移植によって肉体的にも精神的にもアーチャーの腕から侵食を受けてしまう“爆弾”を抱えてしまいました。
当初は腕を聖骸布で拘束することで、この爆弾を封印していましたが、
聖骸布を一度でも外したら最後、爆弾の導火線に火が灯り、「死」へのカウントダウンが始まります。
始まったカウントダウンはもう止めることが出来ません。
投影(剣製)などでアーチャーの腕から情報を引き出す度にカウントは加速し、士郎の魂はアーチャーの魂に打ち負け、
その肉体はイリヤから見て「もはや別人のよう」に変質し、
アーチャーにしか知らない知識が、さも士郎自身の知識であるかのように混同したり、
(「イリヤは早く走れない。そういう風には作られていない」など)
日常の会話中に凛やイリヤの声が小声すぎて聞こえないと感じる
(実際には、会話中に精神がアーチャー側からの侵食を受けている)
など、兆候が現れ始めます。
最終的には、士郎としての精神が死に、廃人
と化してしまうのです。
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