日本で再放送してほしい! 世界初のフルCGアニメ『ReBoot』!
- トップ
- ゲームニュース
- ローリング内沢コラム:ゲーム イズ ノット オーバー
- 日本で再放送してほしい! 世界初のフルCGアニメ『ReBoot』!
ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ198:日本で再放送してほしい! 世界初のフルCGアニメ『ReBoot』!
先日、机の引き出しの整理をしていたら、懐かしいものを発見! なんと『ReBoot』のビデオが出てきました。『ReBoot』とは、1994年にカナダのメインフレーム社が制作したフルCGテレビアニメーションのこと。
どのようなストーリーかと言いいますと、コンピュータのなかに住む擬人化されたプログラムたちが、悪のウイルスプログラムと戦うというお話。ゲーム好きならばニヤリとするエピソードも多々あり、すごく面白いんですよ。
世界初のフルCGアニメは、『トイストーリー』(1995年公開)と思われがちですが、じつは『ReBoot』のほうが先なんですよねえ。ちなみに、フルCG"アニメ映画"の世界初は『トイストーリー』で、フルCGの"テレビアニメ"の世界初は『ReBoot』ということになっています。
1994年といえば、ようやく一般家庭にインターネットが普及しはじめたころですよ。CGアニメ(フルじゃなくて!)もそんな多くない時代ですから、『ReBoot』を初めて観たときは、すごく衝撃でしたもん。
日本では、1996年にフジテレビが深夜にこっそりと数話だけ放送したんですよね。しかも、一応日本版のVHSビデオ(DVDじゃない!)も数巻リリースされていまして、そのタイトルが『起動指令リブート!』、『ReBootバトルオブインターネット』、『ReBoot ハイパーインターネットの戦い』という、いまとなっては非常に口に出して言うのが恥ずかしいタイトル。だって、"ハイパーインターネット"って! まさに時代を感じさせる言葉!
また、当時は『ReBoot』のフィギュアやトレーディングカードといった関連グッズも出ていまして、輸入トイショップを足でまわって、いろいろ集めたなあ(いまみたいにネットじゃ買えなかったので)。そのフィギュアは、捨てるのがもったいなくて、いまでも部屋に飾ってあります。
で、ひさびさに『ReBoot』を観たんですが、いまみても面白いなあ。CGの質は昨今のCGと比べると劣っているのはあたりまえなんですが、なによりストーリーがしっかりしているし、あえてリアル指向じゃないCGがいいんですよねえ(ちなみに、YouTubeで"ReBoot"と検索すると英語版ですが動画が出てきますよ)。
あ、そうそう、たしか日本では発売されなかったですが、海外では『ReBoot』のゲーム(プレイステーション版だったハズ)も発売されていたんですよね。日本では"知る人ぞ知る"的な作品なんですけど、すごい面白いアニメなので、再放送されないかなあ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
過去のコラム
- 6月12日
- E3 2009のニュースを見て思ったこと
- 6月5日
- 祝・連載200回! レアゲームグッズをプレゼント!
- 5月29日
- 『ボーズの○○タイム』DVD・第3弾、ついに発売!
- 05月22日
- 日本で再放送してほしい! 世界初のフルCGアニメ『ReBoot』!
- 5月15日
- 思わず泣ける『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』!
- 5月8日
- 最近お気に入りのアニメ番組!
- 5月1日
- アドベンチャーゲームの醍醐味っていったいなんだ?