ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ138:ゲームキャラクターの名前入力について考える

ゲームのキャラクターに自分の好きな名前を入力する場合、みなさんはどんな名前を付けます?
ボクの場合は、「ローリング」がほとんど。でも4文字しか入力できない場合は「ローリン」(ファミコンのゲームならともかく、いまどき4文字しか入力できないゲームってほとんどないけど)。
また、仕事でプレイするときは、すぐにゲームを始めたいので、「ああああ」とか「いいいい」とか、適当な名前を入れるんですが、たま〜にヘンな遊び心が出て下品な名前を付けるんですよ。
「う●こ」とか「ち●こ」とか、いわゆる幼稚園児が喜びそうな単語を入れたりするんですが(笑)、ゲームによっては「その名前は使えません」という表示が出るときも。
その時点で、なんかもうしらけちゃうんですよね。だって、どんな名前でゲームを遊ぼうがプレイヤーの自由だし、そこに規制をかけられるのはどうかなあ、と思っちゃう。
たとえばこれが、オンラインゲーム(もしくは通信機能を使って遊ぶゲーム)ならわかるんです。不特定多数のプレイヤーに不快感を与えかねないですから。
たかが、単語(名前)入力の規制ですけど、ゲームを始めるまえから自由度が奪われた気がして、テンションが下がるんですよねえ。
もし規制をかけるなら、もっとゲームらしいやり方があるはず。「その名前は使えません」とマニュアル的に規制するのではなく、たとえば「そんな名前よりこっちのほうがいいんじゃない?」と勝手に面白い名前を付けられてしまったり、「バカモン! そんな名前でいいのか? 名前というのはなあ……」と延々お説教されたり、「へえ、こんな細かい部分までこだわって作っているんだ」とカンジさせてくれる見せ方や演出だと嬉しいんだけどなあ。
ちなみに『ドラゴンクエストVI』と『VII』にはキャラクターの名前を改名してくれる"命名神マリナン"という神様がいるんですけど、不真面目(下品)な名前に改名すると神の怒りに触れ神様に怒られる。そこからさらに改名しようとすると神の怒りを解くために5000ゴールドの罰金を払わないといけない、という演出になっています。
このくらいウィットに富んだ見せ方だと、遊んでいて楽しいんですけどねえ。
ライター経歴

ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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