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”ノーテレビ・ノーゲームデー”?

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ154:”ノーテレビ・ノーゲームデー”?


2008年7月4日(金)更新分

先日、インターネットのニュースサイトを眺めていたら興味深いニュースがありました。

なんでも、福岡県の行橋市では、テレビも見ないゲームもしない、"ノーテレビ・ノーゲームデー"を毎月1回設けるとのこと。

これは、行橋市の教育委員会とPTA連合会が、市内の17小中学校に通う生徒の家庭を対象にした取り組みらしい。ようは、生活習慣を見直して、家族の会話や読書などに充ててもらうのが狙いだということです。

で、よくよく調べてみると、福岡県行橋市だけではなく、愛知県の吉良町、埼玉県のさいたま市、香川県の三豊市などでも似たように、テレビを見ないゲームしない"ノーテレビ・ノーゲームデー"があるそう。

まあ、あくまでも地域での取り組みなので法的義務はないんだけど……個人的には良い取り組みだとは思います。

ただ、家族のだんらんを目的にしているのなら、家族みんなでゲームで遊んで触れあえばいいんじゃないのかなあ、とも思ったり。なんかこういう取り組みって、親の責任転嫁っぽい印象もあるんですよねえ。テレビを見ないでゲームをしない日があれば、それで家族が触れあう機会が増えるのかなあ?

また"ノーテレビ・ノーゲームデー"ってネーミングにちょっと違和感もあって、生活習慣を見直すならテレビやゲームだけではなく、ケータイやインターネット、マンガなども加えてもいいんじゃない?

「ピコピコ(ゲーム)ばかりやって!」という言葉は、昔から親の常套句。ゲームというものを理解していないからこそ、そういう言葉が出てくるじゃないのかなあ? ゲームは優れたコミュニケーションツール、映画やマンガなどと同じただの道具でしかないんですよね。

まずは親がゲームを知るべきかと。子どもに本を買い与えるときは、その本の内容をチェックするのに、なぜゲームはそうしないんでしょう。子どもと同じ目線に立ってゲームを理解し、そしてそれとどう付き合うかが重要だと思うんですよねえ。

もちろんゲームのやりすぎは良くないと思うけど(ゲームだけに限らず何でもそうだけど)、親子(家族)が一緒にゲームを遊ぶことで、そこに会話が生まれるし、達成感や爽快感なども共有することができると思うんですけどねえ。

ローリング内沢

……でもまあ、家族みんなで生活習慣を見直すきっかけ作りには良い取り組みだとは思います〜。

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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