任天堂やソニーの人気ゲーム機とそっくりのロゴがついた周辺機器の偽物を中国などから仕入れ、インターネットを通じて販売したとして、愛知県警は1日、同県一宮市東五城、通信販売会社「メガネットリサーチ」役員谷口純也容疑者(23)を関税法違反と商標法違反容疑で、岐阜県羽島市竹鼻町、同社の元従業員平野昇容疑者(30)を関税法違反容疑で逮捕し、発表した。県警の調べに対し、2人は容疑を認めているという。

県警によると、2人は3月、共謀して任天堂の登録商標「NDSi」の文字が入ったバッテリーの偽物50個などを郵便で香港などから平野容疑者宅に輸入。谷口容疑者は8月、人気ゲーム機「ニンテンドーDS」や「PSP」のロゴが入ったケースやバッテリー充電器など約980点を販売譲渡目的で一宮市の自宅兼事務所や倉庫で所持し、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメントの商標権を侵害した疑いがある。