共同通信社の情報公開請求により開示された文書によれば、SCEは内部で「相当量のデータが持ち出された」ことを4月24日の時点で確認。しかし、翌日のプレスリリースでは「一部の情報が漏えいしていた可能性がある」としか発表されませんでした。

また、SCEの平井一夫社長が、5月1日の会見で不正確な情報を提供していたことも指摘。会見のなかで平井社長は、ソニーは4月25日になるまで不正侵入によるの被害の規模を把握していなかったと発表しましたが、情報公開された文書の内容ではその前日に内部で事態を確認していたことになります。

この公式文書によれば、ソニーはユーザーの混乱を避けるために事態の全容の発表を遅らせたとなっています。これらの事実を踏まえ、共同通信社はソニーが「被害状況を矮小化していた」と伝えました。

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