【兄様の仇、私が討ちます!】
幕末、文久三年――。
様々な思想渦巻く、動乱の時代。
徳川幕府の世は終わりを迎えようとしていた。
そんなある日の夜、京の都でもう一つの物語が幕を開ける。
京で道場を営む平凡な兄妹に忍び寄るのは、浅葱色の羽織を纏った白髪の怪しい影。
その正体は新選組の羅刹であった――。
自分を庇い犠牲となった兄の仇を討つ為、少女は刀をとることを決意。
その決意が、時代の荒波へと導いてゆく。
そんな彼女の前に現れたのは、混沌とする時代を生きる男達だった。
強く真っすぐ生きる彼らの背中を見て、少女は何を想うのか……。
――これは、時代の動乱に巻き込まれた少女と、新たな時代を築いた男達との物語である。
◆薄桜鬼の世界観で描く、攘夷派志士達の物語
薄桜鬼で描かれた幕末の動乱時代の世界観をそのままに、薄桜鬼本編とは独立した新たな物語として「攘夷派」のキャラクター達を中心に描くのが「裏語 薄桜鬼」です。
物語の肝となる場面では、薄桜鬼のメインキャラクターである新選組の隊士達も登場し、攘夷派の志士達との共演を見ることができます。
更にRPG要素を搭載することで、物語をより身近に感じることができ、薄桜鬼の物語を新たな角度から体感することができます。
※本作は、原作「薄桜鬼」の“if”を描いたオリジナルの展開となっています。