初作品です。
誤字脱字があるかと思いますが、温かい目で見ていただければ嬉しいです。(見つけ次第更新します。)
感想はメール、スレでお願いします。
プロローグ見ずらいかもw
更新は不定期です。
※1ブレイク=第1話
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君キツシ No.10646757 2011年01月22日 21:14:03投稿
引用
2090年
科学が進歩し、様々な国が科学開発を競争し合っている中。
X国が新兵器を開発、名は「ブレイク」。
「ブレイク」は全2000種類以上の種類があり、雷を落としたり、傷を治したりと
能力はさまざま。
その中に<クロス>と呼ばれる、ブレイクがあった。
<クロス>は半径100万メートルに炎を上げ、その場所を壊滅させるというものだった。
そのブレイクを手に入れようと「ルシファー」という男が強奪。
各地で<クロス>を暴発、世界の人口の7割が亡くなった。また、それだけでなく<クロス>は文明も破壊。
しかし、「ルシファー」が<クロス>を隠し、なぞの自殺。
世界の壊滅は止まった。また、これを期に、西暦から新暦と変わった。
残った人々は新しく地名をつけ、世界は再び動き始めた
そんな中、「ブレイク」は世界に流出。各地に「ブレイク」を操るもの「ブレイカー」が広まった。
「ブレイカー」のほとんどは、正義のため、愛する人のため、己の欲のため、今は幻のブレイク、<クロス>をもとめ、世界をまわった。
<クロス>をめぐる、一つの物語が始まった。
君キツシ No.10646977 2011年01月22日 21:58:02投稿
引用
漆黒の闇の中、二人の少年がいる。二人は互いに見つめあう・・・。
新暦20年
「こらー、なに眠っているんだ!!」
青い髪の少年は、よだれをを拭きながら起きる。
「やべ、寝ちゃった。」
「なにが寝ちゃっただ。授業に集中しろ!!」
「は〜い。」
青い髪の少年の名はキオル、周りを広大な砂漠に囲まれたコロン村に住む15歳、学生。
また、この夢か、と思いながら、教科書に目を通す。
レジスタンスとルシフォンについての授業か・・・。
レジスタンスとは、<クロス>を手に入れ、悪用するものから護る。という考え。
ルシフォンとは、<クロス>を手に入れ、その力で世界を手の中に収めよう。という考えだった。
レジスタンスとルシフォンは考えの違いから、たびたび衝突していた。
今はレジスタンスの絶対的正義が正しいということを教える授業だった。
しかし、キオルの父母はルシフォンのメンバー、そのせいでキオルはこれまで村の人たちに軽蔑的な目で見られ、友達もごく少数だった。
それだけでなく、8年前、キオルの父母は家を出て行き、キオルは一人で暮らしてきた。キオルにとって両親は憎しみの塊でしかなかった。
(あのクソジジイとババアが・・。)と思いながら、キオルは毎日、授業を受けていた。
そんなとき、教室に学校の校長が入ってきた。
「キオルくん、ちょっと・・・」
と校長はいつものように汗をかきながら言った。
(なんだよ・・。)と思いながら、キオルは教室を出て、校長室へと行く。
「なんですか?」
とキオルが言うと、校長は小さい声で言った。
「今日、君の家にいつものようにいったんだが。」
「ああ。」
キオルは親がいない。また、兄弟もいないので、校長はキオルのために食材などを分けているので、家のカギは、親、キオル、そして校長が持っていた。
「君の家からブレイクが見つかった。」
「!」
キオルは驚きながら、聞き返した。
「本当ですか?」
「ああ」
ブレイクは無数にあるが、そんなに簡単には見つからない。20年前の<クロス>の暴発によってだいたいが紛失したのだ。
キオルは心の中に「復讐」という信念が生まれた。
(ブレイクがあれば、親に恨みをはらせる・・・。)
「俺、学校を辞めます」
と言い、キオルは校長室から出た。
校長は止められなかった。(キオルはもう止まらないだろう)そう思い、止められなかった。
キオルの頭の中には、「復讐」という言葉しかなかった。
キオルはまず、ブレイクを取りに家へと向かった。
キオルと<クロス>の歯車は徐々にかみ合って行った。
To be continued
君キツシ No.10650692 2011年01月23日 23:26:22投稿
引用
人々から白い目で見られながら、それを気にせず歩いている青い髪の少年がいた。
キオルだ。
キオルは人々を無視しながら、何か考えているようだった。そしてはっと、気付いた。
(なぜ俺の家でブレイクが見つかったんだ?・・・まさか!)
キオルは更に足を速めた。
キオルの思うことは正しかった。普通ブレイクは、農民が畑仕事最中に掘り当てたりなど、偶然埋まってたのを発見することがほとんどだった。
キオルの狙いが正しければ、父母が帰ってきていた。そしてブレイクを置いて帰った。ということだ。
ルシフォンなら、ブレイクを手に入れることは難しくない。
(あり得る・・・。)
と考えているうちにもう家までは20メートルもない。
キオルの家は木造の、部屋が二つだけだった。部屋は少ないが、新暦になってからは、木造は普通だった。
慣れた手つきで家に入ると、予想どうりブレイクと置手紙があった。
まず先にキオルは、置手紙を先に取った。
「キオルへ
お前の将来のために使え。 トオルとキオラ」
と書いてあった。トオルはキオルの父、キオラは母の名前である。
そのまま、キオルはブレイクを見た。キオルのブレイクはハンマーのような形でブレイクは深海のように深い蒼色に輝いていた。
「これが俺の・・・。」
といいながらブレイクを手に取った瞬間、腕が焼けたように熱くなった。
それと同時に、腕には<ストライク>と跡がついた。
(これが契約か。)とキオルはまだ腕に残る痛みをこらえながら思った。
契約とはブレイカ—の中ではブレイクの名前を知ると同時に、永遠の契りを交わし、死ぬまで共にいる。という契約を結ぶということだった。ブレイカ—が死なない限り、そのブレイクは誰も使えず触ることもできない。
キオルは親の置手紙を投げ捨て、<ストライク>をさっそく手に持ち、家を出た。
置手紙は風にさらわれ宙に舞った。
To be continued
君キツシ No.10651993 2011年01月24日 19:15:32投稿
引用
家を出たキオルはとりあえずコロン村を出て、砂漠に足を踏み入れた。コロン村から出て他の街にいくには砂漠を通らねばならない。
(ダオンクックの街に行けば何か情報が手に入るだろう。)
キオルはそう思いながら、歩いていた。ダオンクックの街は、砂漠に囲まれたコロン村に一番近い街で、レジスタンスの支部もある。確実にルシフォンの情報が手に入る。
しかし、砂漠は広い。歩いて1カ月はかかる。キオルはとりあえず、財布をあけた。砂漠の中で1日、何オル使うのかを計算するために。オルはこの世界の金の単位である。
その時、「よお」の声とともにキオルは3人の大人に囲まれた。
「クソッ、なんだよ?」
キオルは3人の中で一番、長身の男に言った。
「言葉遣いが悪いぞ、ガキ。さっさとその財布を渡せ。ちなみに俺はルシフォンのメンバーだぞ。渡さないんだったら、あとでどうなっても知らね—ぞ。」
砂漠のど真ん中で財布をちらつかせたのだ。治安の悪い砂漠では、ルシフォンか山賊に襲われるのは当然だった。
「そんなことするか」
とキオルは言い、その長身の男に<ストライク>を振るった。
「お前、ブレイカ—か。」
と長身の男はかわしながら、言い放った。しかし、<ストライク>は男に直撃した・・・だったはずだったが、男の体に<ストライク>は当たらず、地面にめり込んだ。
男は笑いながら
「っっっ、馬鹿か?ブレイクは名前を読まないと当たらないし、能力は使えないんだよ。」
と言い終わると、残りの二人と共に襲いかかってきた。
(そんなこと知るか。名前を呼びゃーいいんだろ。)
キオルはそう思いつつ叫んだ。
「ストライクッッ」
そう叫びながら、<ストライク>で3人、まとめて殴った。
その瞬間、3人は消えた。跡形もなく・・・。
(これが<ストライク>の能力・・・。)
そう勝利の余韻にひたっているうちに背後で気配がした。
「誰だ!」
そう、キオルが叫ぶと、後ろには黒のマントにフードをかぶった人がいた。その男の背中には、大剣を背負っていた。
(前に会ったような・・・?)
と思っているうちに。
「期待はずれだ。」
と黒づくめは言うと背中から大剣を取りだし、
「フェード」
と吐き捨て、その大剣を振るった。
「!!!!」
そのままキオルの右腕と意識は夜の砂漠のはるか彼方に飛んで行った。
To be continued
君キツシ No.10660437 2011年01月27日 21:56:28投稿
引用
漆黒の闇の中、二人の少年がいる。二人は互いに見つめあう・・・。片方はキオル、もう片方は大剣を背負った黒ずくめ・・・。
「お前は!!」
とキオルが呼びかけると同時に、目が覚めた。
目の前には無数の星たちが並ぶ夜空、そして、右腕はほんのりあったかい。すると、まるで8、9歳の子供のような幼い声で
「どう腕の調子は?」
「あ、ああ大丈夫だ。」
とキオルは答えた。右腕を見ると緑色の光で包まれていた。キオルは気付いた。
「お前ブレイカ—か」
とキオルが尋ねると、少女は
「うん、一応ブレイカーでレジスタンスのグリーンチームだけど。」
と答えた。
「おい嘘だろ。おまえ何歳だよ。」
キオルは驚きながら聞いた。それもそうである。レジスタンスは15歳以上でなければ入ることはできない。少女は見るからに、8,9歳だ。入れるわけがない。しかし、少女は緑色のレジスタンスの制服を着ている。
すると、その少女は
「失礼だなー。レディに年を聞くなんて。いいよ、教えてあげる。17歳よ。」
「嘘だろ、見るからにガキじゃねえか。」
「嘘だろってうるさいなー。もう一回言うよ。わたしはカノン、17歳よ。」
「名前聞いてねーし、ふーんレジスタンスなんだ。でグリーンチームって何?」
とキオルが言うと。右腕の光が消えた。
「はい終わったよ。でグリーンチームが何かって?えーと、レジスタンスにはチーム が分かれていて、4つあるの。
まず、レッドチームは戦闘部隊。出番は少ないけど危険が大きいわ。
次に、ブルーチーム、これは隠密部隊で尾行などの仕事を担当するわ。
そして、イエローチーム、主に研究技術開発を担当にしていて、ブレイクとかを研究 しているのよ。
最後にグリーンチームは私みたいに医療関係の仕事をしているの。わかった?」
カノンが疲れたように「わかった?」というとキオルは
「おお、だいたい分かった。さっきの光はお前のブレイクの能力か?」
と聞いた。
「うん、このブレイクはある程度の範囲のじかんを3,4時間戻せるの。だから君の腕を元に戻せたってわけ。ってか私しか説明してないじゃん、君の名前は?」
「俺はキオ・・!!」
と聞かれ、キオルは答えようとしたその時、砂漠全体を地震が襲った。
To be continued
君キツシ No.10669317 2011年01月30日 11:54:42投稿
引用
「おい、これなんだよ」
「こんなの初めて!!」
と地震に耐えている二人の前に巨大な影ができた。
地震は止んだ。そしてキオルとカノン目の前には・・・巨人。
この世界で巨人は数は少ないが、35年前に科学開発でできた。軍事用生物だったが、20年前に暴発と共に脱走した。それから各地で発見されている。
大きさは約15メートル。肌の色は白。
「おい、なんで巨人が。」
とキオルが叫んでいるうちに、巨人の足が飛んできた。
「くそ、ストライク!!」
とキオルが叫びなながら、巨人をかわし、<ストライク>を走りながら巨人めがけて振るった。・・・しかし、巨人の右手がキオルを直撃。キオルは元いた場所まで吹っ飛ばされた。
そばにいるカノンがふるえながら叫んだ。
「逃げるのよ。早く!!。勝てるはずがない!!」
キオルはカノンの言葉を無視し、また巨人めがけて<ストライク>を振るった。
「俺は強くならなくちゃいけないんだ。おまえなんかに・・・ストライク!」
とキオルは迫ってくる足をかわし、<ストライク>を直撃させた。
・・・しかし、巨人ははよろめきながら1メートル後ろに下がっただけだった。
「何だ?壊れているのか?ちくしょ—」
とキオルは<ストライク>を投げ捨て、素手で巨人に立ち向かった。
「馬鹿じゃないの?早く戻ってきて!」
とカノンは叫んだ。といいつつ、カノンはブレイクを構えている。
「おらぁ!」
キオルは巨人に右のこぶしを振るった。
しかし、効くはずがない。巨人はもろともせずキオルを捕まえ、握りつぶそうとした。
「うう、これまでか。」
(あぁ、クソッ、クソヤロウに恨みを晴らすはずだったのに・・)
キオルの意識は遠のいていった。
その時、巨人の体は木の根に包まれた。
To be continued
君キツシ No.10673166 2011年01月31日 19:24:10投稿
引用
巨人の体は木の根に包まれ、身動きが取れないようになっていた。
「これって・・。」
とキオルが喋ろうとしているうちに、巨人の手からキオルの体が滑り落ちた。
「おおおおおおおぉぉぉぉぉい!!」
「キオル!!」
カノンが叫びながら、キオルを受けとめようと走る。しかし、先に緑色のカノンと同じ制服を着た男がキオルをキャッチした。
「おい大丈夫か?」
男はキオルに問いかけた。その男は40歳ぐらいだろうか、白髪がところどころ見える短髪で、顔にしわが多かった。そしてカノンと同じ、緑のレジスタンスの制服を着ていた。
「ああ、大丈夫だ。」
キオルは無愛想に答えた。そこにカノンがかけつけ、
「モクさん!どうしてここに?」
「お前が早く調査を終えて帰ってこないから、気になってきたんだよ。」
「あっ、もうこんな時間。すみません遅れて・・・。」
「何だ、お前ら知り合いか。」
キオルが二人の話遮り聞いた。
「う、うん。この人はモクさんっていう人で、グリーンチームのサードメンバー。ちなみにサードメンバーというのは、グリーンチームで3番目にえらいのよ。」
カノンは丁寧に説明した。そこにすかさず、キオルがつっこんだ。
「けど、今の能力ってグリーンチームらしくねえな。」
確かに今の能力は回復専用のグリーンチームには合わない能力だった。そこにカノンが答えた。
「それは、モクさんがWブレイカ—だからよ。」
「ダブルブレイカ—?」
キオルの頭の中には?がいっぱいだった。
「ここで、俺が説明しよう。」
モクに説明係が変わった。
「ダブルブレイカ—は俺みたいに運のいいヤツがブレイカ—を2つ発見して、その2つと契約したことのやつをいうんだ。おれは攻撃用と防御用の2つを使っている。」
「2つとも使えるのか!」
キオルは驚いた。そしてモクは忠告した。
「ああ、けど片方だけでも使っていると相当な精神力を使うぞ。だからあんまり薦めないのだが・・・。」
「だから、Wブレイカ—のモクさんは凄いんだよ!!」
カノンが口をはさんだその時、「バリバリ」という轟音とともに大きな影が動いた。
巨人が動き出したのだ。キオルが戦おうとしたが、すかさずモクが止めた。
「黙って見てろ。」
その言葉にキオルの足は動かなくなった。
その後の、モクと巨人の戦いにキオルは感動した。
To be continued
君キツシ No.10679616 2011年02月02日 22:53:29投稿
引用
「フィールド」
とモクが言い放つと、キオルとカノンは青い光に包まれた。
(おい、これ・・・。)
とキオルが話そうとしたが、言葉が出なかった。
(なんで喋れねーんだよ!!)
キオルはその言葉を心にしまった。
「ケイジュ」
とWブレイカ—のモクはもう一つのブレイカ—を呼んだ。すると胸のブレスレットがほのかに光った。
(そういえば、ブレスレットしてたな。あいつ。)
キオルは言葉に出せないが、そう思っていた。
キオルがそんなことを考えているうちに、巨人がモクに右の拳を振り上げた。
しかし、モクは微動だにせず、静かに巨人を見据えていた。巨人の拳がモクまであと少しというところで砂漠のきめ細かな砂から木の根が飛び出た。
(あれはさっきの・・・。)
さっき、巨人を止めていたのはあの木の根であった。
モクは一歩後ろに下がり、木の根は巨人の右の拳を受け止めた。そのままモクは巨人の右腕に飛び、巨人の顔まで一気に駆け抜けた。
「おらぁぁ!」
モクはそう叫んだ。その瞬間木の根が新たに出現し、巨人の喉を貫いた。
巨人は倒れた。
同時にキオルとカノンの周りの青い光は消えた。
「これなんだよ!!」
キオルは思わず叫んだ。
「これは、モクさんのブレイカ—の能力で、青い光にはだれも近寄れないの。そのかわり、中の人は動くことはおろか、話すこともできないわ。」
カノンが説明した。カノンも話せないことがきつかったようだ。
「ふーん・・・けど、すげえな。アンタ。」
「アンタってことはないでしょ!!」
キオルの言葉にカノンが注意した。
「まぁまぁ、で君の名前は何という?」
モクが二人を落ち着かせながら聞いた。そういえばまだキオルは自分のことを話していない。
「俺はキオル。ブレイクは<ストライク>っていうんだ。」
「そうか。<ストライク>の能力は?」
「俺もよくわからねぇんだ。なんか故障してるみたいだし。」
確かにキオルは<ストライク>の能力を知らない。
「まぁ。ダオンクックに行けば分かるっしょ。」
カノンが軽く言った。
「確かにそうだな。俺たちの支部もダオンクックにあるしな。」
モクがうなずきながら言った。
「俺も一緒に向かっていいか?」
キオルが照れながら言った。
「もちろん!!そうときまったらレッツゴー!!」
カノンがそういい走り出した。
「おい待てよ!」
キオルもそういいながら走り出した。
キオルに仲間が出来た。
砂漠はすでに夜明けを迎えていた。
To be continued
君キツシ No.10680063 2011年02月03日 09:10:00投稿
引用
「ねぇ、なんであのとき倒れてたの?」
キオルたちがダオンクックに向かっている途中、カノンが聞いた。
「ああ、なんか黒ずくめのブレイカ—にやられちまって・・・。」
「うそ!腕一本取られるなんて・・・。相手のブレイクの能力?」
「いや、あいつと俺はけっこー離れていたし・・・。あっ、そういえばアイツ、<フェード>とか言って、大剣を振るってたな・・・。」
<フェード>。このブレイクの名にカノンだけでなくモクも目を見開いた。
「キオル。この世には<クロス>という最強のブレイクがある。知ってるな?」
モクが当たり前のことを聞いた。キオルはもちろん「知ってる」と答えた。
「実はそれだけじゃないんだ。あと2つ最強のブレイクと呼ばれるものがある。1つは名も能力も判明していない謎のブレイク。そして、もう1つは<フェード>だ。」
キオルは右腕に手を当てた。
「<フェード>は半径10メートル以内のものを振るうだけですべて切る。いや、切ったという結果を残すブレイクだ。」
(だから、あんなに離れていたのに俺の腕が・・・・。)
キオルがそんなことを考えているうちにカノンが強く言った。
「モクさん!それってレジスタンスの機密事項じゃ・・・。」
「ああそうだったな。わりい。」
しばらく沈黙が続いた。そんな中キオルが。
「教えてくれて、ありがと。おっさん。俺、強くなってみせ・・。」
「強くなってみせる。」を言おうとしたときカノンが腹にとびげりを繰り出した。
「おっさんは無いでしょ!!モクサンって呼びなさい!!」
カノンがそのままキオルを袋たたきにする。モクは笑って見ている。
「わかったよ。モクさんだろ!モクさん!」
そんなことをしながら約2週間歩いていると目の前に大きな壁が見えた。3人は何も言わず、壁の中の小さな門を開いた。
「これがダオンクックの街よ。」
キオルは目を見開いた。大きな市場が広がり、腕相撲で力を競う若者。威勢のいい声で魚を売る人。様々な人があふれていた。
「広いな。」
キオルは自分の村と比べ、そう言った。
「まあね。じゃ、ダオンクック一ブレイクに詳しい人にキオルのブレイクを見せに行って、能力を教えてもらいましょ。」
カノンが歩きながら言う。
キオルが思っているより、そこは近かった。小さな家だった。
「ここだ。」
ひさしぶりにモクが話した。そのまま三人は中に入った。
キーーーーと音の鳴るドアを開くとすぐ目の前に白髪の小さなおじいさんが立っていた。その老人がキオルを見た瞬間、老人はばったりと倒れた。
外では鳴りやまない人々の賑わいがいつものように響いていた。
To be continued