斬り族と投げ族のちがい

・・・投げ族の長所と短所・・・

まず投げ賊ですが、巷では最強との呼び声が高い職業です。

　接近しなければ攻撃が当たらない斬り賊に比べると、離れた場所から攻撃できる投げ賊の方が圧倒的に有利なのは明白です。さらに攻撃力も接近職の斬り賊、戦士等と比べて遜色ない。むしろ凌駕している…。

　さらに弱点とされている複数の敵を攻撃する範囲攻撃の性能ですが、現在の高レベル狩り場であるバイキング、武器庫などで使用する場合は、むしろ使い勝手がいいのではないか？と言われる始末…。これで人気がでないわけがありません。

　それゆえ…人口比率は約7：3。投げ賊7に対し、斬り賊3と言われています。やはり人気の面では投げ賊の圧勝。4次職が実装されても投げ賊はさらに強くなると予想されるので、人口比率が逆転する可能性は0に等しいでしょう。

〜人気の秘密〜

　・基本的に狩りをすればメルが貯まる。
　・手裏剣の射程が長い上に照準がオートなのでお手軽に攻撃できる。
　・フラッシュジャンプで全職最速の機動力を持っている。
　・全職中最高峰の攻撃力を持っている。
　・攻撃速度が速いので敵を早く狩れる。
　・攻撃しながらＨＰを回復するスキルがあり、その性能が優秀。
　・敵の落とすメルを1．5倍にできるスキルがある。
　・姉御という経験値の固まりのようなボスを低LVで倒すことができる。
　・ボス戦での活躍度は全職業中1〜2位を争う。
　・他職に比べ攻撃力1、AP1上がっただけでダメージに大きく反映される。
　・薬の効果を上昇させるスキルがある。
　・スキルと強さの関係でPTに誘われやすい。
　・狩り場を選ばない。ほとんどの狩り場で狩りを行える。

　他職がうらやむほどの充実ぶり。他職が同じ事をしようとしてもかなり難しいです。特にスキルの効果、性能はゲーム上の仕様ゆえ努力では補えない要素。これに加え姉御やめいぽの狩り場の構成、そして自動追尾システム等の要素が有利に働いているといえます。

「なんで手裏剣がこんなにダメージ高いのよ…　あなた…」　

　LV110を超えて3次スキルがすべて揃えばハッキリ言って敵なしです。いかに高レベルの敵であろうと回避不能の魔法攻撃を使うモンスター以外は雑魚でしかありません。

「ちょ…おまえ…　そんなとこから攻撃とかありかよ」

　ほとんどの敵が自キャラに触れることなく死んでいきます。これに加えジャンプ撃ちもできます。ボス戦においてもエース級の働きが早期LVから期待できます。

〜じゃぁ投げ族の弱点って・・・？〜
・手裏剣の数に限りがある
　・3分間に一度召還の石（5000メル）を使う。
　・防御スキルが存在しないので死にやすい
　・敵が密集している地帯では手裏剣を投げられない
　・範囲攻撃が弱い…ような気がしないでもない
　
　・人気がありすぎて、同じ職の人が周りに一杯。
　・武器、投擲書（5M〜7M）、手裏剣が高額である。
　・職自体の強さが災いし、PT員に過度な強さを要求される傾向にある。
　・Pを使用し消費欄を拡張する必要に迫られる

　・実は経験値効率は他職とそれほど変わらない


　結構あったりしますが、実はこれはほぼすべて解決できます。手裏剣の数に限りがありますが、多数所持しておけばまったく問題がない。召還の石をスキルに使用すると言ってもその分狩り速度が上がればその代金は簡単に浮く。防御スキルが存在しなくても、接触しないように狩りができる上、PTスキルにでHBを貰えば気にならない。敵が密集していてもFJで瞬間移動すればなんの問題もない。そして範囲攻撃ですが、要は上下に判定がないだけで左右の飛距離は無茶苦茶長い。だいたいバイキング、武器庫などでは大活躍します。ラッキーセブンの強さと比べるから弱いような気がするだけのでしょう。

　また下の2つについては、如何に武器、篭手書が高額であろうと強化が成功すれば関係のない話であり、PT員の過度の強さの要求も満たせる。人気があるので同職が多いという問題も気にしなければ特に害はないという…

　実は欠点はメルとテクニック次第で補えてしまいますのであるようなないような…というのが投げ賊。まあこれほどの強さを持ってしても、狩り場の経験値効率というのは他職とは大差ないのが欠点といえば欠点ですが、それは欠点とは呼べないような…。むしろお金が貯まる職業ですのである意味有利とさえ言えます。

　しかし「メルがない。テクニックがない。Pを使用できない」プレイヤーにとってはこの欠点を克服することがなかなかできず大きな問題となります。その場合に問題として残るのが

　・消費欄（P使用）を増設できないため手裏剣を多数所持できない
　・投擲書が高額すぎて強化が行えない
　・狩りがうまく行えずすぐに死んでしまう
　
　
　この場合序盤は非常に苦労するでしょうね。これに該当する方は序盤は無理をせず、メルが大量に得られるLV100くらいから強化に踏み切るとよろしいでしょう。


・・・斬り族の長所と短所・・・

　攻撃のリーチにおいて下位に位置する短剣。そして攻撃力（ダメージ）自体も下位に位置する斬り賊。しかしながら、狩りで得る経験値はなぜか他職と遜色がない矛盾。

　他職では味わう事のできない多彩なスキルを使った狩りができるが、半端ないメルの支出を強いられる。それでも斬り賊を愛するプレイヤーは多く、実力に反して強化書は高額を維持している矛盾。

　矛盾に次ぐ矛盾は数字では表せない斬り賊の魅力を証明していると言えるのではないでしょうか？。

　本題の「斬り賊」ですが、まずゲーム的な部分を言うとそんなに強くはありません。スキルも一応一通り揃ってはいますが、リーチが短い、攻撃力は低い、さらにHPが少ない上、狩りに金がかかる。めいぽでは珍しくＨＰ回復スキルを習得するものの…その性能があまりに悪いため使えない。まあ正直欠点をあげればキリがありません（笑）。それゆえマゾ職と他職からは呼ばれているようですね。

　投げ賊とは逆にまずは斬り賊の短所から見ていきましょう。


　・基本的に狩りでメルを儲ける事ができない（高レベル狩り場時、ドロップなし時）
　・主力スキルサベジの攻撃速度が遅い。
　・主力スキルシーブズの燃費が悪い。（MP消費が大きい上、発動時敵に接触する場合がほとんど。）
　・攻撃するたびに賽銭メルを発生させるが、高レベル狩り場、PT狩りではこの賽銭メルが邪魔になる場合がある。
　・メルボム、ピグポケはサーバー落ち、ラグ死を誘発する恐れがあるため、ボス戦で使用禁止になったりする。
　・実は戦士や弓師と機動力がほとんど変わらない。（アサルターで多少有利なくらい）
　・なぜか短剣書が高額（2M〜3M）
　・投げ賊と装備が被るので、防具強化に高額なメルを要求される
　・ヘイストは投げ賊も持っているためPTに誘われにくい。PTとしても扱いづらい。
　・LVがあがればあがるほど他職との火力差が広がる


　
　悲しくなってくるような性能です。それを証拠に公式ページのTOP100の盗賊ランキングでは、投げ賊が8割以上を占めており、斬り賊は1割〜2割しかいません。つまりそれだけ高レベルになるのが難しい職業ということが言えます。その最大の原因が基本的に赤字続きの狩りと、高レベルになると攻撃力が頭打ちになってしまう点。しかし範囲攻撃スキルの性能が優れているので殲滅力において他職にひけをとるわけではありません。
　攻撃力は低いものの、攻撃速度が速い範囲攻撃があるので乱戦での殲滅力には目を見張るものがあります。これは高レベルの敵になればなるほど有効。他職を凌駕するほどの経験値を得られるため爽快感抜群ですが、ご覧のように敵に囲まれた状況を自ら作る必要があるため…こちらもリンチ状態。

　HPはバコバコ減るので、それを回復するための薬代が大量に必要になってきます。　

そんな苦しいお財布を満たすために、ピグポケという攻撃するたびに少量のメルを発生させるスキルがあります。高レベルの敵を相手にする場合は拾う手間を考えるとそれほど意味はありませんが、格下の敵を狩る場合は収入が大幅に増える最強の黒字スキルとなります。

　このように斬り賊は強敵ばかりを相手にするのではなく、幅広いLVの敵を狩って成長していく職業なのです。



　長所を行きましょう。

　
　・範囲攻撃シーブズの攻撃速度が優れているので密集地帯での殲滅力が非常に高い
　・防御スキルがあるので受けるダメージは半分。
　・段差によってはアサルターで瞬間上下移動ができるため、ハシゴを昇降する必要がない。
　・1発で確殺できる敵を狩れば、黒字率は非常に高い
　・2次職時点では最高峰の火力を持っている。（ルディブリアムグループクエストで活躍できる）
　・高レベルになると無条件で祝福される傾向にある
　・STR賊、LUK賊、LUK特化賊など複数の育成タイプがある
　
　・回避率が異常に高く、敵の攻撃の3分の1はMISSで無効化できる（これは投げ賊も同様。他職と比べて）


　他職と比べると長所と呼べる点はいくつもありますが、投げ賊と比べてしまうと上の3つの長所意外はあまり意味のないものに…。まあデータで見ると斬り賊はこんなものです。冒頭にも書いたように、それでもなぜ斬り賊をやめないプレイヤーが存在するのか？なぜ格好いい対象として見られやすいのか？という点を考慮するとデータにはない魅力があることを感じ取れるはずです。

　経験値効率は高レベル狩り場であれば投げ賊や他職とほとんど変わらないが、メル消費量があまりに激しい…ゆえに雑魚敵を狩って黒字狩りを行う必要が出てきます。

　それゆえ投げ賊のようにずっと高レベル狩り場で狩るわけには行きませんが、多数の狩り場に行く必要があるという事が新たな人との出会いに繋がる可能性を導き、メルボム、アサルター、ピグポケ、シーブズという癖のある多彩なスキルを追求すれば飽きも来ない。

　データではわからない魅力が満載なのです。