5月中旬から現れ、6月下旬頃まで聞くことができる 宮古群島特産の小型のセミ。大きさはニイニイゼミとほぼ同程度かやや大きめだが、目立った大きさの違いはない。ニイニイゼミに似るが背胸部のW紋をはじめニイニイゼミでは緑色の部分がすべて茶褐色。 まるで「日に焼けて退色したニイニイゼミ」という感じなので区別は容易。翅の紋の黒色部分も色が薄い。 鳴き声は本土のニイニイゼミに近く、「チ〜〜」と長く引っ張り、尻下がりにピッチ(音程)を次第に下げて急に上げて戻す、を繰り返す典型的なニイニイゼミ属の鳴き方。やや力強い。鳴きはじめや鳴き終わり、あるいは間奏(つなぎ鳴き)の「チッチッチ・・・」という断続音のテンポがやや速く、連続的に聞こえる。また多数のセミが群棲していても非常に敏感で、足を忍ばせて近づいても一斉にクモの子を散らすように飛び立つ。交尾は他のニイニイゼミ属のセミ同様反向形を基本とするものの、しばしばV字形で行うようである。
腹部を動かして呼吸するなどの性質はニイニイゼミと同様。腹部は硬質。
抜け殻が泥だらけであることは、他のニイニイゼミ属のセミやチョウセンケナガニイニイと同様で、この理由は恐らく乾燥を防ぐためで、尿を使って塗るのではないかと思われるが、詳細は不明。

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