?過去の汚名を拭う?というテーマはGTAシリーズによくある展開ですが、世界観が違うとまるで別のゲームに思えます。


大自然の中、雄大な景色をバックにカウボーイとなって馬を駈る疾走感は肌で風を感じられ、近代文明から離れてウィンチェスターと投げ縄が体の一部だった西部開拓時代に黄昏を感じたい、都会の喧騒から離れて自然の中で悠々と暮らしてみたいならこれ以上はない逸品。

『荒野の七人』や『明日に向かって撃て』など、往年の名作映画の世界に浸れる。カウボーイ、ウェスタン、古き良きアメリカが好きな人にはたまらない。




個人的に特に良い点は、スパーで馬の腹を蹴った時の音まで再現されているところ。

普段からカウボーイファッションをしている自分にとっては芸が細かくて驚きました。



悪い点を上げるならAmerican Indianを追い出した後の時代設定。

歴史的に見て、他国文化とインディアン文化の融合によってカウボーイ文化は生まれており(スペイン人を筆頭に白人たちがインディアンを追い出し、インディアン文化を吸収して西部開拓時代が訪れた)、映画でもインディアンとカウボーイの対立が度々描かれているので、もう少し時代を遡ってほしかった。