このゲーム、よくエンカウント率が高いとか戦闘のテンポが悪いとか言われていますが、それ以前に空の移動中にエンカウントを入れてしまった時点で完全にアウトだと思います。空の冒険がテーマの作品なのに空を飛ぶことにストレスを感じるシステムは論外です。戦闘は地上にいる時だけで良かったのでは?
それと、基本的には人間の物語であるはずなのに、何故か登場人物が空にモンスターが生息していることに関して疑問すら持たずに普通に受け入れてしまっているというのが不思議でなりませんでした。

もう1つ言いたいことがあります。これはこの作品に限らずDQなど全般に言えることなのですが、大作って別にプレイ時間(クリアまでの所要時間)が長いゲームのことじゃないと思うんです。50時間超えたがら大作とか、関係ないですから。半分の25時間だって余韻が残る作品はあります。映画だってそうですよね。大作だからと安易に長くすれば中だるみしますし。3時間の大作1本より1時間半の傑作2本を見たいというか、そんな感じですかね。そちらの方がいい仕事しているわけで。
いえ、何かこのゲームってそれこそエンカウント率の高さにしても戦闘のテンポの悪さにしても、製作者が大作と言われたがってワザと時間がかかるように設計されている気がして、あまり好きになれなかったです。