N64の中でもこれほど熱中したソフトは無いです。
前作よりも高速度のあるバトルなので、自分が上達したような気にさせてくれる作りでした。
特に違法ロボはそれが顕著に表れるので合法に戻れなくなるかも。

良い点

・初代と比べて圧倒的なボリューム。パーツ・ステージ・モードが大幅に増加し、シナリオも前後編という豪華仕様。
・シナリオでロボの変更が出来るようになった。
・後編ではシナリオにスコアアタック要素を組み込んだ形なので大味。建物の主が敵キャラに趣向を凝らしているのも楽しい。『一度使ったパーツが二度は使えない』『主が用意したパーツしか使えない』ルールはプレイヤーの苦手分野を得意に変える機会とも言え、攻略すれば視野も広がる。何より後編のリワードが違法ロボなのだから豪華。
・出目からボタン連打でも立ち上がれるようになった。
・近距離仕様が強いが、きちんと対策すれば遠距離仕様の作戦でも十分通じる。
・やり応えのあるシナリオ前後編を自力で制覇すれば、対戦での基礎的な技能が身に付いている。
・何より飽きない。違法パーツにもきちんと弱点を作っていて、相性ゲームとして成立している。

悪い点

・悪の親玉が使うロボを操作出来ない。条件を厳しくしてでもプレイヤーが使えるようにしてほしかった。
・シナリオの字幕に漢字が少なくて読みづらい。ただ、これは小学生・幼児にとってはメリットと言える。
・シナリオのラスボスステージの面子がしょぼい。レギュラーメンバーが欠席してまでモブキャラが出てくるのだから勿体ない。
・一部パーツの説明文に虚偽がある。(例:スプラッシュガンのホーミングと弾速、ドルフィンポッドのホーミング、違法ロボの防御力と我慢、ホムラガンのダウン等)
・全くの未経験者に全クリしたデータでの対戦は重荷。沢山あるパーツの中から何を選んだら良いのか、そもそも何をしたら良いのか迷うので、選択肢の多さが上達の妨げになってしまっている。
・2on2で3人以上のチーム編成が不便。コントローラーを持ち替えなくても、赤チーム・青チームに班分け出来ると良い。