ファミコンでは珍しい擬似3D視点で展開されるシューティングゲーム。
それまでの3Dシューティングというと、コンシューマではセガの「ザクソン」のように斜めから見るものくらいしかなく、パソコンで「シルフィード」があるくらい。
擬似3Dゲームはレースゲームばかりというのが現状だった。
ハードウェア性能が高いアーケード版では「スペースハリアー」などがあるので、当時の家庭用と業務用の性能の違いを表す指標のひとつであったともいえる。

登場するキャラクタが少なく、展開が非常に地味で単調。
惑星は美しく書き込まれているものの、地面は縞模様で描かれている。
今ひとつ距離感がつかみづらく、処理落ちもかなりある。
それに、敵キャラが横に並ぶとスプライトが消えることが多い。

MODE Bでは視点が上下するのは○。
操作に慣れるまでが大変だが、デモ画面で落ち着いてよく見てみると意外に迫力がある。もっとも、ゲーム中は落ち着いてみる余裕はない。
いずれのモードも地上攻撃は自機が高々度を飛ぶほど遠くに照準が合うが、MODE Bでは照準が表示されるのでそれがよく分かる。
旋回パターンもちゃんと用意されており、限られた資源を有効活用しているとは言えると思う。