「兵士」
三国無双よりはるかに素晴らしい。三国無双の兵士は「ただ狩られるだけ」の存在だが、このゲームは兵士一人一人が生きている。ほっといて見ていると、ちゃんと一人一人が動いて、門や城壁を守り、敵兵を囲んでみんなで殺している。
「突撃しろ!」という命令がでても、三国無双ではまったく動かないが、このゲームはみんなそろって突入していく。たとえ命令がでなくても、不利な場所があれば別の場所にいる仲間が駆けつけてくる。
全員が自分の意思で一人一人動いているため、「止まっている兵士はいない」、もちろん拠点を守っている兵士は持ち場を懸命に守ります(笑)。ちなみに、これは敵兵も全て同じ。
さらに敵から攻撃を受けて瀕死の状態になった兵士は、うつぶせになって這いずりまわるところがまたリアル。こういう兵士には止めを刺しに敵兵がやってくることもある。
また、殺した敵兵は死体が全て消えないため山ができたり、後基本的に兵士は全て盾を装備しているため三国無双と違い、ガムシャラに攻撃してもちゃんと防御される。ただの雑魚的は攻撃をすると盾ごと殺せたりするため、三国無双と違いガムシャラにつっこんでくる訳でもなく、だんだん囲むようにして迫ってくる。このゲームには当然弓矢もあるが、撃たれた矢がちゃんと壁に突き刺さるのも素晴らしい。
この通り、兵士はとても頭がいいのでみんなで戦っているぞという臨場感がとてもある。たまに大軍と大軍同士が突撃することもあるが、凄まじい迫力です。「突撃ぃぃっ!」という掛け声とともに「うおおおお!!」と叫びながら突進する兵士たち。もちろん相手も突っ込んでくるので両軍が接触した瞬間なんかもう感動もの。一人一人が入り乱れて切りあい、盾を砕きあって協力して戦う仲間たち。


「戦場」
次に戦場だが、男が燃える「お城・砦」がわんさかである。城壁からよじのぼってくる敵兵を迎えうけたり敵の砦に潜入したり。ちなみに各ステージに必ず隠しアイテムがあり、このアイテムを集めるとアリーナ内で使えるようになる。ちょっと探せばわかる隠し道の先においてある場合や、物陰の裏側などに大抵置いてあるためそんな神経質になって探すほどややこしくもなくあっさり見つかるので気楽にやって良い。


「システム・その他」
視点は?宴Xティックでフルに動かせ、かなりの広範囲を移してくれるんだが、ちょっと操作しにくい感じもある。やってれば違和感なくなりますが。武器もハンマー・槍・双剣などいろいろあり、いつでも自由に変更可能なためやりやすい。あと各ステージクリアごとの戦績で自分の称号があがっていくのですが、この称号があがるたびに自分の見た目(鎧など)がどんどん豪華になるみたいです。さらにクリア後にポイントがもらえて、これを体力・攻撃力・魔力に振り分けれます。
ただ敵を倒す という単純なミッションではなく、仲間を救出したり櫓を爆破したりと多種多様ですよ。
最後に、買うときにパッケージなどを見てちょっとホラーな感じも混じっているのかなと思ったのですが、ぜんぜん怖くありませんでした。
手放しでお勧めする、素晴らしいソフトです。