この作品は『心情』に焦点を充てたサバイバルゲーム
生命の大切さ、儚さ、それらが感染された者・変わりゆく環境により身にしみて感じていきます。

出血の仕方など描写はグロいですが、怖い、引くようなグロさではありません。とにかく出て来るキャラすべてに豊かな台詞があり声優さんのおかげもあってか
『切なさ』が湧き出てくるような、そんなグロさなのでホラーが苦手な方でも引き込まれるはずです。

そして全体的にかなりの絶景です。
廃れた街に射し入る木漏れ日、リアルな水表現、飛び去る鳥、あまり傷を負わなかった視界に収まり切れない高層ビル…
絶望感のある殺風景により、一層自然の美しさが引き立つ…このコントラストが素晴らしい感動を生み出しているグラフィックです。

キャラクターの表現も素晴らしく、
とても細やかで違和感がありません。 目線のやり場、瞬き、現実にこんな役者居そうってなくらい凄いリアルです。

ムービーも、ていうか、が、見所です。
アンチャーテッドは背景グラフィックの綺麗さをアピールする為か、台詞が少なめで、息づかいだけのムービーなんてのもありましたが

ラストオブアスはかなり、台詞にユーモア性があります。
特にやんちゃな某孤独な少女。欠伸をしたり、
雑誌を読むシーンは必見!

戦闘については
難易度高めです。弾数は基本1〜20発程で、弾薬出現頻度かなり低 最初は数体しかうろちょろしてませんが速やかに倒せなかったり、敵一体に感付かれるとそれが
合図かのように、(今までどこに居たの?;)って思うくらい続々うじゃうじゃ出てきます

そして傷負った時に“視界が掠れる”“倒れ込む”などの仕草が再現されておりすぐ攻撃出来ないってのもありますが。

武器はなんと弓も使えたり(あんま使ってない)、
強化出来ます(射程距離長くなる、連射速度上がる、アイテム組み合わせ※威力強化は確か無い)
威力は物語進行と並行して新武器が度々手に入る仕組みなので種類によるって感じですね。
物語も進んで敵も同時に強くなるから実感沸かないけどね(笑)
ま、そういう集団ミンチに遭わない為にもなるべく
無駄撃ちせず正確に、後に不利にならないように武器は必要な時にだけ使って避けながら進もうって感じですね。

映画では『数発で形勢逆転』なんてよくありますし
これはそういうリアルを追求した点なんだと思った。


〜総括〜
字幕設定で、オフにすると全てオフになり
オンにすると全てオンになり、操作してる時に生じるミニイベントの時にわざわざメニューオプションから切り替えしないといけないのは不便だと感じた

アンチャーテッドでは弾数に余裕がありサクサク敵を倒せ、爽快感があったが、ラストオブアスはちょっとした選択ミスが左右する雰囲気で結構死ぬ。

アンチャーテッドは宝なだけあり、歴史要素がダラダラと語られるシーンが目立ったが、ラストオブアスは状況によるキャラクターの立ち位置を照らし出している為難しい歴史的用語が使われてなく、感情移入出来る
名作です。

2014年にはPS4が出回り、PS3のソフト制作も終了に差し迫るそんな中、
巷では、『2013年PS3の最後の大作になるかもしれない!?』と囁かれていた、

この6月発売「ラストオブアス」と10月発売「ビヨンド-two souls-」であるが
やはり、その噂はダテじゃなかった。
かなりの力作振りが窺える

「ビヨンド〜two souls〜」も期待(・∀・)